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ネット会議で相手をイラつかせる意外な「癖」

10/29 9:11 配信

東洋経済オンライン

話しながら上半身がふらふら揺れる、やたらと手を動かす……。オンライン会話では、普段は気にならない相手の「癖」がとても気になってしまうもの。それは画面の中で、一定の部分に「動くもの」があると、見ている人が動くものに目がいってしまうからです。
アナウンサー経験25年の白崎あゆみが、気になる癖を直す方法を紹介していきます(本稿は、白崎あゆみ著『対面以上にうまくいく すごい!  オンライン会話術』(PHP研究所)の一部を再編集したものです)。

■自分の「癖」を知っていますか? 

 誰でも、人前で話すときの癖を持っているものです。私もそうです。気になる癖をなくしていくには、どうしたらいいのでしょうか?  癖をなくしていくには、まず、自分の癖に気づくことが大切です。

・しゃべり出しに、必ず、「あー」や「えー」という言葉をつけてしまう人
・話しているときに、腕組みばかりしてしまう人
・話しているときに、やたらと手が動いてしまう人
・体全体がふらふらと動いてしまう人

・いつも語尾が消えそうなくらい、小さな声になってしまう人
 人前で話すときになると、このような癖が出やすいという人が多いですね。先日、新しくYouTubeを始めた、という方のチャンネルを見たのですが、机の上に置いた手の指が細かく動いていて、とても気になってしまいました。

 画面の中で、一定の部分に動くものがあると、見ている人は動くものに目がいってしまい、話し手が伝えたい情報に集中できません。アナウンサーとしてニュース原稿を読むときは、揺れるイヤリングはNGでした。見ている人が、ニュースの内容よりも、動くイヤリングに目がいってしまうからです。

 オンラインでは、画面の向こうの相手は、あなたの目が少し動いただけで、画面の近くに「誰か来たのかな?」と感じ、気になってしまうものです。画面上に動くものが映るのを、極力避けましょう。私も、上半身をかなり動かしながら話す癖があり、気づいたら、オンラインの画面の上部から頭がはみ出していることがよくあります。

 ほかの人に気になる点を聞いて確認するのもいいですが、自分の癖を知るには、自分の録画を見て、気づくことがいちばんです。「自分の録画は見たくない」という人は本当に多いのですが、それは自分の今の姿を直視することになってしまうからでしょう。

■どうしても自分の動画を見る気になれないのなら

 私もYouTube を始めて、動画編集をよくしていますが、自分だけが出演している動画の編集はなかなか気が進みません。誰かが出演してくれている動画は、「あの人が喜んでくれるから早く編集を仕上げたい」と、自然と力が出ます。でも、自分1人だけが出演している動画の編集だと、自分の姿を長時間見ることになります。

 自分のありのままの姿を見ることを、私は、なかなかの苦痛に感じています。それでも、今の自分を目をそらさずに直視することが、癖を直すための第1歩になります。

 どうしても、自分の動画を編集したり、見る気になれない、という場合は、「自分の出演している動画が、より伝わりやすい話し方になったら、誰が喜んでくれるだろうか?」を考えてみるといいかもしれません。動画を見てくれる人の笑顔を考えるということです。

 私は、集中して頑張ろうとしていることに、どうしても今一つ、力が湧かないときや、できないときは、今踏ん張ることで誰の笑顔が見えるだろう、ということをつねに考えるようにしています。

 放送局を退職し、独立後にはトラストコーチングスクールの講座の提供を始めましたが、新しい講座を提供するときやセミナーの前は、何度も動画に撮って練習をします。動画撮影は、スマートフォンで大丈夫です。私も自分のYouTubeは、スマートフォン1台で撮影をしています。自分の話し方を確かめたい方は、スマートフォンで動画に撮って、ぜひ一度見てみることをおすすめします。

 アナウンサーも、最初からペラペラと話せるわけではありません。私も新人時代は練習を重ねましたし、たった2分間のニュースに対し、2時間以上、「下読み」と呼ばれる、原稿を読む練習をしてから本番に臨んでいたものです。

 ところで、オンラインで画面の向こうの相手に話すとき、内容をわかりやすくするために「間」をつくるのではなく、自分が息切れしてしまうために、息を吸うことが目的で、「間」をたくさんつくってしまうことがあります。これは、ひと息がとても短いことから起きます。ひと息というのは、一度息を吸ってからすべての息を吐き切るまでの長さのことです。

■息継ぎを長くするには? 

 これが短いと、何度も息継ぎが必要になってしまい、息を吸うための「間」をたくさんつくり、伝えたい内容がうまく伝わらなくなってしまいます。走ると息があがりますよね。ひと息が短いと、話しているだけで息があがってしまう人もいます。

 このひと息を長くする、つまり、息継ぎを長くする、「長音」と呼ばれる練習法があります。やり方は、腹式呼吸で大きく息を吸い、「あー」と言いながら息を吐くだけです。ぜひ、時計を見て、自分は何分間、声を出し続けることができるのかをチェックしてみてください。

 一度やってみると、自分が思っているよりも意外と短いかもしれません。しかし、これは、トレーニングを続けることで、10秒、20秒と延ばしていけるものです。「今日の自分は、長音がどれくらい、長くできるかな?」と楽しみながら続けてみてください。

 1日1回、「長音」の練習をするだけで、自分の話したい内容を、ひと息で話せるようになってくるので、自分の話のペースをつかみやすくなるはずです。また、緊張すると、息があがってくることがあります。「長音」を長くしっかり出せるように練習していくことで、緊張してしまったときに、自分を落ち着かせることができるようになるでしょう。

 慣れないオンラインでハプニングが起きると、普段緊張しない人も緊張して息があがってしまうことがあります。ひと息が長くなると、緊張したときに、画面の向こうの人に緊張を気づかれずに済むかもしれませんね。

東洋経済オンライン

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最終更新:10/29(木) 9:11

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