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FPのGo Toトラベル「お得」体験記、クーポン・マイルのフル活用術を伝授

10/29 6:01 配信

ダイヤモンド・オンライン

 「Go Toトラベル」キャンペーンのお得な特典をフル活用するには、ちょっとした事前知識と下調べが必要――。ファイナンシャルプランナー(FP)である筆者が自分で旅行の計画を立ててみて、そのことがよく分かった。そこで今回は、読者のみなさんが近道できるように、Go Toトラベルのフル活用術をお伝えしたい。(株式会社生活設計塾クルー ファイナンシャルプランナー 深田晶恵)

● 札幌旅は2人で3万7000円 滋賀旅は5人で6万0800円のお得!

 10月から東京に住む人も「Go Toトラベル」キャンペーンの対象となった。数少ない趣味の1つが旅行なので、キャンペーンが始まったことで遠出してもよいと「お墨付き」をもらったような気がして、率直にうれしい。

 早速旅のプランを立ててみたのだが、お得に特典をフル活用するには、ちょっとした事前知識と下調べが必要だということが分かった。ポイントは、「地域共通クーポンの理解」「クーポン獲得方法」「マイルの活用」の3つ。読者のみなさんが近道できるように、今回は私の旅プランをレポートしよう。

 みなさんご存じの通り、「Go Toトラベル」キャンペーンとは、新型コロナウイルス感染拡大により落ち込んだ旅行需要を喚起するため、旅行代金を最大50%、国が補助する観光支援策だ。35%に当たる部分は旅行代金の割引に、15%は旅先で使える地域共通クーポンとして付与される。支援額の上限は1人1泊当たり2万円、日帰り1人1万円で、地域共通クーポンは、紙または電子クーポンでの発行となる。

 今回立てたプランは、11月の友人5人での滋賀旅と12月の夫婦札幌旅の2つ。滋賀は新幹線で、札幌は飛行機で行く。最初にどのくらいお得だったのかをお伝えしよう。

● 【滋賀旅】

 ◆通常の旅費
3人が「新幹線+ホテル1泊」で代金は合計11万4000円、2人が現地集合で「ホテル1泊」1万6800円

 ◆割引後の旅費
新幹線組は7万9000円(1人当たり2万6333円)、現地集合組のホテル代は1万0920円(1人当たり5460円)。地域クーポンは、5人分で2万円ゲット

 ◆割引となった「お得額」
5人分合計で6万0880円

● 【札幌旅】

 ◆通常の旅費
「航空券+ホテル1泊」2人分で合計7万4400円

 ◆割引後の旅費
4万8400円。地域共通クーポン券は1万1000円

 ◆割引となったお得額
2人で3万7000円(1人当たり1万8500円)

 お得度が目に見えると、やっぱり気分がいい。政府の思惑通り、ちゃんと消費を喚起させられしまった。

● ANAのマイルで 「航空券代+ホテル代」がゼロ円に!

 最初に申し込んだ12月の札幌旅はスムーズに予約できたので、Go Toトラベルは「便利、便利」と思ったのだが、滋賀旅の予約はやや手間取った。まずは、札幌旅の申し込みをレビューしてみる。

 申し込み先は、日頃からマイルを貯めているANA(全日本空輸)で、「ダイナミックパッケージ」という航空券とホテルを組み合わせて予約するフリープランを利用した(JAL〈日本航空〉にも同じ名称の商品がある)。

 ANAのサイト上で飛行機の便名とホテルを選ぶと、旅行代金とキャンペーンを適用した割引後の代金が2行で表示されるため、お得度は一目瞭然で分かりやすい。希望通りの便とホテルがあったので、サイト上の申し込みボタンをポチっとするだけ。

 ANAでは、地域共通クーポンは電子クーポンのみ。1泊2日の場合、1日目の15時以降に専用サイトで電子クーポンを受け取り、2日目に現地を離れるまでに使う。新千歳空港はお土産物屋さんが地方空港で最も充実していて(筆者の主観です)、電子クーポンを使えるお店は複数あるので、使い残すことはないだろう。

 札幌旅のキャンペーン適用後の旅費である4万8400円は、ANAで貯めたマイルを「ANA SKYコイン」というANAサイト内で使えるクーポンに交換して支払った。なので、旅行代金はゼロ円となった!ずっと夫と行きたかった札幌のモダンフレンチレストラン(札幌は現地素材を使ったおいしいフレンチレストランが多い)の食事代は、特別定額給付金の10万円を使うつもり(2人で10万円もしませんよ)。

 なお、航空会社のマイルの貯め方のコツとSKYコインの活用法も、最後にお伝えしよう。

● 地域共通クーポンを 「紙」でゲットするには

 次に11月の滋賀旅を予約した。女性5人の旅で、東京から行く3人と現地集合が2人の複数プランなので、旅行代理店の店舗に行って相談に乗ってもらう方がスムーズに予約できるかと思い、自宅そばの大手旅行代理店に行ってみた。

 最大手の代理店は「事前予約なしは対応不可」で、予約は1週間先まで埋まっている。混雑している店舗をのぞくと、カウンターに座っているのはシルバーヘアーの高齢のご夫婦ばかりだった。Go To効果であるのは間違いないだろう。

 次に行った大手代理店は、1時間くらいで順番が回ってきそうだったので、待ってみることに。この店舗は、40~70代くらいの人が来店していた。待っている間に関西旅行のパンフレットをチェックしたら、滋賀のホテルは選択肢が少ない。カウンターで相談すれば、他にも押さえているホテルが出てくるのだろうと思ったら、なんと選択肢は2つしかない!

 友人同士の旅なので、コロナ対策としてシングル5部屋を希望した。ビジネスホテルは空室がなく、「琵琶湖が見えるリゾートホテルの家族用和室(3~4人用)を1人ずつ5部屋ならご用意できます」と言われ、「それならば結構です」と帰ってきた。それはそれで味のある旅になるかもしれないが、広い和室を1人で取ると代金が割高だ。

 店舗は「Go To効果」で大忙しのようなので、既存の企画通りにしか対応できないようだ。当然だろうなと思い、自宅でインターネットから申し込みをすることに。

 実は、店舗で予約しようと考えたのはもう1つ理由があった。地域共通クーポンを「紙」で受け取りたかったからだ。地域共通クーポンは、近江八幡での夕食代の一部に当てるつもりで、候補のレストランを検索してみると、ほとんどが「紙クーポンのみ」としている。大手チェーンではなく地元のお店だと、電子クーポンが使えないところが多いようだ。

 大手旅行代理店は、リアル店舗での予約は「紙クーポン発行」、ネット予約は「電子クーポン発行」と表明しているので、いつも使っている大手旅行代理店のネット予約だと、紙クーポンをゲットできない。

 ネットで検索してみると、「楽天トラベル」と「じゃらん」は、紙クーポン発行と書いている人がいたので、楽天トラベルでプランを立ててみた。

● 紙クーポン希望者は 「ホテル+JR」に要注意!

 結論から言うと、「ホテル+JR」プランだと楽天トラベルでは紙クーポンはゲットできないようだ。JRを組み合わせると楽天トラベル内で予約できず、バナーが貼ってある日本旅行に飛ぶようになっていて、そこでは「電子クーポン」のみと記載がある。

 ということで、今度はじゃらんでトライ。こちらも「ホテル+JR」のプランは、他の提携代理店のサイトに飛ぶようになっている。私は旅行業界の事情には詳しくないが、JRの予約発券システムにつながっているのは、大手旅行代理店の数社だけなのではないかと推測する。楽天トラベルやじゃらんなど、気鋭の後発組はシステムにつながっていないから、大手旅行代理店のサイトに飛び、そこでの予約になるのではないか。

 じゃらんでの西日本への新幹線旅は、楽天トラベル同様に日本旅行のサイトに飛んだ。う~ん、これだとやはり電子クーポン? しかし、予約画面を進めてみると、紙クーポン発行であった。良かった!

 提携しているホテルの数も多く、希望通り、3人分の新幹線と駅前のホテルのシングルを予約することができた。

 現地集合の2人はホテルのみなので、じゃらんのサイト内でシングル2部屋を予約。ホテル予約は、他のサイトに飛ぶことなくスムーズに取れた。

 「ホテル+JR」の旅で、紙クーポン発行をしたいのなら、この辺りの事情を知っておいたほうがいい。地域共通クーポンを使いたいお店が「電子クーポン」と「紙クーポン」のどちらに(または両方)対応しているのかをこのGo To トラベル事務局のサイトで確認しておくことをお勧めする。

 電子クーポンを付与されたのに、紙クーポンしか対応していないお店に入って使えないとなると、特典をフル活用できないかもしれない。事前準備は怠らない方がいいだろう。

● 割引を受けるには まずクーポンを獲得する

 前述の通り、ANAのダイナミックパッケージでは、旅行代金とキャンペーン割引後の代金が2行書きになっていたので、迷わずサクサク予約できたのだが、楽天トラベル、じゃらんいずれも、さきに割引クーポンを「獲得」して、決済画面のところで「クーポンを使う」という手順となる。

 楽天トラベルもじゃらんもこれまで使っていなかったせいか、この「クーポン獲得」の意味が私にはよく分からない。じゃらんから飛んだ日本旅行の予約(ホテル+新幹線)では最後まで「本当に割引になるのだろうか」とドキドキしながら予約を進めていった。最初から割引後の代金が明記されるほうが便利だと思うのだが、システム上の理由があるのだろう。

 ネット上で予約するなら「Go Toトラベル」キャンペーンなどと書かれたバナーから入っていくのが間違いないと思う。これも注意ポイントだ。

● マイルを効率的に貯めて 旅行代金をゼロ円にするワザとは

 最後に、航空会社のマイルの貯め方のコツとANA SKYコイン(JALでは「e JALポイント」、ほぼ仕組みは同じ)の活用法を伝授しよう。

 マイルが貯まっている人が飛行機を使った旅行をする場合、ANAやJALのサイトから旅行の予約をすると、「Go Toトラベル」で割引を受けるだけでなく、私のように旅行代金がゼロ円にできるかもしれないので、ぜひ知っておいてほしい。

 マイルの貯め方は、ネットで検索するとその道の達人がワザを披露しているので、詳しく知りたい人は達人の書いたものを参考にしてほしい。

 さほど飛行機に乗らなくても簡単に貯める方法として私が実践しているのは、2つだけ。1つ目は、クレジットカードは、マイルが貯まるカード(ANAカード)に絞って、他は使わないこと。JCBと三井住友カードでANAカードを2枚作り、仕事用とプライベート用とで使い分けている。

 駅ビルや百貨店で「キャンペーン時にポイントアップや割引が受けられますよ」と自社カードを勧められても断り、マイルが貯まるカードに決済を集中させる。割引よりもマイルを貯めることが優先。

 もう1つは、通常よりもマイルが貯まる方法を活用すること。たとえば、楽天でネットショッピングをするなら、ANAのサイト内にある「ANAマイレージモール」経由で楽天に入る。AmazonはANAマイレージモールにはないので、JCBの「OkiDokiランド」というサイト上のショッピングモールを経由してAmazonのサイトへ行く。こうすると、マイルが通常の2倍貯まる。

 パソコンを買い替えるときは、金額が大きいので必ずマイルアップを狙う。その時々によるが、HPやDELLのパソコン購入で6倍のマイルが貯まることもあるのだ。

 今回の滋賀旅の予約で使ったじゃらんもANAマイレージモールにあった!まず、ANAでログインし、ANAマイレージモール経由でじゃらんのサイトへ行き、通常の2倍のマイルをゲットした。

 このようにショッピングでこまめにマイルアップを貯めて、数年に一度、海外旅行に行く際に無料航空券をゲットしていた。しかし、コロナ禍では当面海外旅行はお預けだ。貯まったマイルには有効期限があるので、無駄にしないためにも国内旅行の航空券を取る際に、マイルをSKYコインに換えて代金を支払うようにしている。

 マイルで国内便の無料航空券を取る選択肢もあるが、座席数が限られているので、希望する便を取れるとは限らない。早割で安い航空券の予約を取り、その代金をSKYコインで支払う方が自由度の高い旅行ができるのだ。ダイナミックパッケージにすると、ホテル代金も合わせてSKYコインで支払える。全額ではなく、代金の一部充当もできるので、飛行機旅の人は航空会社での旅プランを検討してみてはどうか。お得度がアップする。

 旅好きの人はお勧めなので、ぜひやってみてほしい。

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最終更新:10/29(木) 12:16

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