IDでもっと便利に新規取得

ログイン

「上司のタイプ別接し方」をマスターすれば仕事は劇的にうまくいく

10/29 6:01 配信

ダイヤモンド・オンライン

 元マッキンゼーで、現在は経営者へのエグゼクティブコーチング、人材戦略コンサルティングを行う大嶋祥誉氏が、新刊書『マッキンゼーのエリートが大切にしている39の仕事の習慣』を上梓。本書からの抜粋で、今日から即役に立つ、働き方の基本について紹介していく。今回は、「できる部下」としての習慣について。上司のタイプを見極めて接すれば、仕事は劇的にうまくいくはず。

● 上司から好かれる部下には 上司のタイプを見極める能力がある

 ときにはそりの合わない上司の下に配属されることも避けられません。でも、できることなら、いつでも、どんな上司にも好かれているほうが、コミュニケーションが楽にとれて、仕事がスムーズにできます。何よりもポジティブにバリューを出せて、毎日が楽しくなるはずです。

 上司から好かれる部下に共通しているのは、上司のタイプをうまく見極める能力があることです。

 仕事ができない人は、誰が上司であっても「自分流」を貫こうとします。その結果、タイミングやそりが合わず、仕事が進みません。

 大ヒットドラマ『半沢直樹』のように「自分流」を貫ければ、すごくかっこいいわけですが、現実にはそうもいきません……。

 そこで! 上司がどういうタイプなのかをニュートラルな視点で観察し、それに合わせて接するのです。こうすれば、仕事は劇的にうまくいくはずです。

 ここでは、代表的なタイプとその接し方についてご紹介しましょう。さあ、あなたの上司はどちらのタイプですか?

● エモーショナルか、ロジカルか?

 【エモーショナル・タイプ】直情的、感情を豊かに表現する、勢い任せ、体育会系、共感・共有を大切にする、感動屋、結果だけでなく経緯も評価、自らの体験やノウハウを自分の感性で語る。

 ■このタイプにはこう接する!

 ・前フリ…「今日はいい天気ですね」「お子さんはお元気ですか?」「今日も頑張ります!」など、会話の冒頭に相手が感情的にポジティブになれる前フリを入れる。

 ・話のペース…基本的には相手のペースに任せ、気持ちよく進めてもらう。

 ・話の内容…ときには素直に頼り、仕切ってもらう。わからないことは「わかりません」と白状し、教えを請う。時間の許す限り雑談もOK。

 ・感情表現…「ありがとうございます!」「嬉しいです!」「大丈夫ですよ!」など、共感や感情、気合いや姿勢をわかりやすく表現する。

 【ロジカル・タイプ】抑制的、理論を重視する、用意周到、沈着冷静、ムダや言い訳を嫌う、ロジカルな議論には反応してくれる。

 ■このタイプにはこう接する!

 ・前フリ…不要。関係のない話題はただのムダ話。「○○の件ですが、先方からクレームが入っています」など、まず要件と結論を明らかにし、単刀直入に本題に入る。

 ・話のペース…特に指示されない限り、こちら側で仕切らなければならない。

 ・話の内容…話しかける以上、すべて自分で展開する。できるだけ細かく、順を追って話す。「どうすればいいでしょうか?」「教えてください」といった助けやアドバイスを求めても響かない。代わりに「これでよいでしょうか?」「見落としていることはありませんか?」など、評価や指示を求めるようにする。雑談は好まれない。

 ・感情表現…不要。個人的な感情を表現すればするほど評価が下がる危険性がある。

 マッキンゼーではほとんどがロジカル・タイプでしたが、クライアントの企業をはじめ、日本の企業にはエモーショナル・タイプも少なくありません。創業経営者にエモーショナル・タイプが多いことは知っておいて損はないでしょう。

● シングルタスクか、マルチタスクか?

 【シングルタスク・タイプ】このタイプは、基本的にひとつのタスク(作業、仕事)に集中する。ひとつ完了したら、次のタスクに移る。一つひとつを確実に、ていねいに遂行していく。さまざまな案件を同時に進めていくのは苦手。

 ■このタイプにはこう接する!

 ひとつの案件に絞って、相談したり、報告したりすること。特に何かにのめり込んでいるときに、同時にいろいろな報連相をすると、怒らせたり、混乱させてしまう。じっくり時間をかけることを厭わないので、折り入って相談するのも一法。

 【マルチタスク・タイプ】このタイプは、同時に複数の作業を進めることが得意で、新たなタスクが生じてもあまりストレスを感じない。一方、多くのことを同時に進めすぎて、忘れてしまったり、中途半端になりやすい傾向もある。

 ■このタイプにはこう接する!

 同時にさまざまな案件の報連相をしてOK。頻繁に相談しても心よく聴いてくれることが多い。アイデアも豊富に持っていることが多く、相談やブレストの相手としても理想的。

 一見シングルタスクよりもマルチタスクのタイプのほうがまさっているように感じますが、私の経験上、どちらのタイプにも強みがあり、最終的なバリューの出し方には、あまり大差はありません。あくまでタイプの違い、ということなのです。

● 自分が何タイプなのか把握し 相手のタイプに合わせる努力を

 重要なのは、自分と上司のタイプを見極めて、自分のタイプの強みを生かしながら、上司のタイプに合わせた仕事の仕方をする、ということです。

 「あの人とは、仕事のやり方が合わない」という摩擦は、このタイプの違いから起こるものだと、私は考えています。

 エモーショナル・タイプの上司に対して、部下が感情抜き、理屈だけで説明しても「気持ちのないやつ」と思われてしまう。

 逆に、上司がロジカル・タイプなのに、「やる気」だけをアピールしても相手にしてもらえません。

 上司がシングルタスク・タイプで、ひとつのことに集中している時にほかのタスクについて尋ねても、上の空の返事しかもらえません。その返事を間に受けて、仕事を進めてしまい、あとあと上司に「何でそんな進め方をしているんだ!」と怒られる。

 部下からすると、「だって、あなたの指示に従っただけなのに……」と感じるでしょうが、結局は、上司の指示通り、やり直すしかありません。これによって、仕事は大幅に遅れてしまいます。

 タイプの見極めは、公私にかかわらず、どんな人間関係にも有効です。まずは自分が何タイプなのかを把握し、違うタイプの相手と関わるときには、できるだけ相手に合わせるように心がけると、お互いスムーズなやりとりができるはずです。

ダイヤモンド・オンライン

関連ニュース

最終更新:10/29(木) 12:16

ダイヤモンド・オンライン

投資信託ランキング