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これだけは絶対に検査を! 医者が「50代以上の男性」にすすめる検診とは?

10/29 6:01 配信

ダイヤモンド・オンライン

 「一見それほどでもない症状でも、実は放っておくとこわい症状も少なくないのです。最初は気にもとめないわずかな症状が、放っておくと、取り返しがつかない大病になることもあります」。そう話すのは、テレビでも人気の総合内科専門医・秋津壽男氏だ。体からのSOSサインに気づかず、後悔することになってしまった方をこれまでたくさん見てきたという。秋津医師の新刊『放っておくとこわい症状大全~早期発見しないと後悔する病気のサインだけ集めました』は、まさにこうした病気で後悔する人を少しでも減らしたいという想いから生まれたものだ。9月16日に発売となった本書の内容を抜粋するかたちで、自分や家族の健康チェックに役立つ情報を紹介していく。

● 「頻尿×チョロチョロ」は前立腺のトラブル

 男性特有の病気に、前立腺のトラブルがあります。前立腺とは尿のコントロールを担う、バルブのような働きをするところです。このバルブに異常が出ると、排尿のコントロールがうまくできず、尿のキレが悪くなります。出だしはなかなかスタートせず、やっと出てもチョロチョロと尿線が細く、最後もトロトロといつまでも出続けるのです。

 ただし、男性は50歳を過ぎれば、誰でも少なからず尿のキレが悪くなります。これは加齢にともない、男性ホルモンの影響で前立腺が硬く、肥大してくるからです(=前立腺肥大症)。前立腺が肥大して尿道がせまくなるため尿がスムーズに出づらくなります。

 また、尿のコントロールに加え、頻尿の症状も出てきます。肥大した前立腺が膀胱を圧迫し、膀胱のスペースをせばめるからです。ひどい場合は、昼間だけで1日20回、夜間も3回以上トイレに行くようになってしまいます。

 なお、前立腺と膀胱による頻尿の違いは尿の”勢い”にあります。「頻尿&少量」が膀胱の症状ですが、「頻尿&チョロチョロ時間がかかる」が前立腺の症状です。

 前立腺に異常がある場合は、勢いがなくなります。一方で膀胱に異常がある場合、尿自体は比較的スムーズに出るが少量というわけです(ただし、前立腺肥大症の可能性がある高齢男性が膀胱がんになった場合はこの限りではありません)。

● 50~60歳からは「PSA検査」を受けよう

 前立腺肥大症は良性疾患ですから、そこまで心配する必要はありません。ただし、この前立腺肥大症の裏に、前立腺がんが隠れていることもあります。前立腺がんの初期症状は、前立腺肥大症と非常によく似ていて、頻尿が続くと思ったら、実は前立腺がんだったということもあるくらいです。

 前立腺がんはステージ3までの5年生存率が100%と、とくに早期発見・対処が重要ながんです。検査には、腫瘍マーカーのPSA検査が、精度が高くおすすめです。人間ドックの血液検査にオプションとして付けられ、費用も2000~3000円と安価です。

 60歳を過ぎたら、必ず追加したほうがいいでしょう。とくに、前立腺がんは遺伝的要因が指摘されているので、身内に前立腺がん患者がいれば50代からPSA検査を受けることをおすすめします。

 (本原稿は、秋津壽男著『放っておくとこわい症状大全』からの抜粋です)

秋津壽男(あきつ・としお) 秋津医院院長
1954年和歌山県生まれ。1977年大阪大学工学部を卒業後、再び大学受験をし、和歌山県立医科大学医学部に入学。1986年に同大学を卒業後、循環器内科に入局。心臓カテーテル、ドップラー心エコー等を学ぶ。その後、東京労災病院等を経て、1998年に東京都品川区戸越銀座に秋津医院を開業。下町の一次医療を担う総合内科専門医として絶大な支持を集める。現在、「主治医が見つかる診療所」(テレビ東京系列)にレギュラー出演中。ベストセラーとなった『長生きするのはどっち?』『がんにならないのはどっち?』シリーズ(あさ出版)ほか、著書多数。新刊『放っておくとこわい症状大全』(ダイヤモンド社)が2020年9月16日に発売。

ダイヤモンド・オンライン

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最終更新:10/29(木) 6:01

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