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東京為替見通し=リスクオフ地合い変わらず、月末特殊要因には要警戒

10/29 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 海外市場でドル円は、一時104.11円と9月21日以来の安値を付けたものの、NY勢本格参入後は104.30円を挟んだもみ合いに終始。
 ユーロドルは、新型コロナウイルスの感染が再拡大し、欧州各国でロックダウン(都市封鎖)を再び導入する動きが広がり、ユーロ売りが先行した。独株価指数が4%超下落するなど欧州株相場が軟調に推移したこともリスクオフのドル買いを促し、22時前に一時1.1718ドルと19日以来の安値を付けた。

 本日の為替市場もリスクオフの流れは変わらないか。欧米の新型コロナウイルス感染第2波は深刻さが増している。欧州は経済の停滞を避けたいものの、ロックダウンに舵を切った。一方、米国はトランプ米大統領が「感染者数の増加は検査数が増えているから」「感染者の増加はメディアのフェイクニュース」と述べているように、国全体としてロックダウンなどを行う予定はない。ただし、前日の死者数が985人に上り、13州で入院患者数が最大になるなど、米国の感染第2波も猛威を振るっている。このような状況下であるために、地方自治体の一部では自主的な規制を進めていることで、米国経済にも徐々に悪影響を与えてくるだろう。
 市場のリスクオフ・センチメントは変わらないが、ドル円は昨日の値動きを見てもドル買い・円買いの影響を同時に受けているため値動きは狭められそうだ。また104.00円や104.50円などの現在近い水準に、今日や明日に大きめのオプションカットがあることも値動きを限らせることになるだろう。また、月末に近付き特殊玉が出やすい環境で、株価が軟調に推移している地合いでも逆方向に動くことにも注意したい。特にこの2日間は月末のロンドンフィックスに向けても神経質な動きになりそうだ。
 欧州通貨はドル円と比較して、リスクオフのドル買いに素直に反応しやすくなっている。ただし、上記のように月末は特殊玉が出やすい。ここ最近の月末のロンドンフィックスはポンドを中心にドルが売られることが多い傾向にある。
 米大統領選挙がいよいよ近づいてきているが、7420万票(郵便投票4980万、事前投票2430万)がすでに投じられている。バイデン候補の優位は変わらないが、直前までトランプ氏の動向には引き続き警戒したい。
 本日は日銀金融政策決定会合後に政策金利と経済と物価情勢と展望が発表される。しかし、その後の黒田日銀総裁の会見を含め、市場の注目度は非常に低い。経済指標では米国入り後に発表される7-9月期米国内総生産(GDP)速報値には注目が集まりそうだ。

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最終更新:10/29(木) 8:56

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