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マイクロソフトの売上高、市場予想上回る-クラウド需要好調

10/28 6:21 配信

Bloomberg

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米マイクロソフトの7-9月(第1四半期)決算では、売上高が12%増加し、市場予想を上回る伸びとなった。法人顧客のリモート勤務者支援や業務のオンライン化推進を背景に、クラウドコンピューティング・サービスの法人需要が好調だった。

27日の発表資料によると、7-9月期の売上高は372億ドル(約3兆8900億円)。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均の358億ドルを上回った。増収率が2桁となるのは13四半期連続。純利益は139億ドル(1株利益は1.82ドル)で、アナリストらは1株利益が1.54ドルと予想していた。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)が始まって以来、法人顧客の間ではクラウドサービス「Azure(アジュール)」に加え、会議用ソフトや在宅勤務ツールを備えた「オフィス」のオンライン・サブスクリプション(定額制)サービスへのシフトが加速。これがマイクロソフトの成長を押し上げ、クラウドインフラでは「アマゾン・ウェブ・サービス」に次いで2位に付けている。

外出自粛で生じた時間の使い道として注目されたビデオゲームの販売も増加。中小企業や家庭向けの買い切り型ソフトウエアの低調な売り上げを補完した。

マイクロソフト株はニューヨーク市場の通常取引で1.5%上昇。決算発表を受けた時間外取引では約1%下落。7-9月期決算は好調だったものの、10-12月(第2四半期)の一部部門の売上高見通しはアナリスト予想に届かなかった。

同社は決算発表後の電話会見で、アジュールやサーバー用ソフトウエアを含むインテリジェント・クラウド部門の売上高が135億5000万-138億ドルになる見通しを示した。市場予想平均は139億ドルだった。モア・パーソナル・コンピューティング部門の売上高は132億-136億ドルを見込んでおり、市場予想平均の139億ドルを下回った。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ダン・アイブス氏は業績見通しについて、「われわれはこれを慎重で保守的だと受け止める。マイクロソフトはコロナ禍で控えめな見通しを示して市場の期待以上の結果を出し続ける」とコメントした。

アジュールの7-9月期売上高は48%増加した。前四半期は47%増だった。ブルームバーグが集計したアナリスト予想平均では45%の伸びが見込まれていた。アジュールの売り上げは3年前には四半期ごとに2倍近く拡大しており、増収率は投資家の間で注目を集めている。

今週初めに欧州大手テクノロジー企業の独SAPが通期売上高予想を下方修正するなど、ハイテク業界の企業決算でパンデミックによる需要減少への懸念が高まっていたが、マイクロソフトの決算で懸念は和らぐ可能性もある。

エイミー・フッド最高財務責任者(CFO)によると、同社の商業用製品への顧客の関心は高く、将来の売り上げの指標は23%増加した。同CFOはインタビューで、「さまざまな業種の顧客がデジタルトランスフォーメーション(DX)の優先事項の推進を目指す動きが引き続き見られる」と語った。

フッドCFOは同社が来月発売するゲーム機「Xbox」の新型機について好調な需要を予想。ゲーム用ハードウエア販売が今四半期に40%増加するとの見通しを示した。

マイクロソフトがウェブサイトに掲載したスライドによれば、7-9月期の商業用クラウドの売上高は31%増の152億ドル。同事業の粗利益率は5%拡大した。Xbox用コンテンツとサービスの売上高は30%増。ビジネス用ネットワーキング・サービスの「リンクトイン」は16%増収だった。

原題:Microsoft’s Sales Top Estimates on Booming Cloud Demand (3)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

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最終更新:10/28(水) 10:12

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