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【為替本日の注目点】ナスダック反発するもダウは3日続落

10/28 10:32 配信

サーチナ

 ドル円は反落。経済対策がまとまらない上、コロナ感染が拡大していることでややリスク回避の流れから円が買われた。ドル円は104円39銭まで下げ、先週のドル急落時に付けた104円35銭がターゲットに。ユーロドルも小幅に下落。ドイツではコロナ感染への対策強化が見込まれ、景気に対する懸念も浮上。ユーロドルは1.1792まで売られる。

 株式市場はまちまちの展開の中、ダウは3日続落。ナスダックは大型のM&Aが好感され、小幅に上昇。債券相場は4日続伸。長期金利は0.76%台へと低下。金は続伸し、原油は再びハリケーン「ゼータ」の影響から反発。

9月耐久財受注            → 1.9%
8月ケース・シラ-住宅価格指数    → 5.18%
8月FHFA住宅価格指数       → 1.5%
10月消費者信頼感指数        → 100.9
10月リッチモンド連銀製造景況業指数 → 29

ドル/円   104.39 ~ 104.67
ユーロ/ドル 1.1792 ~ 1.1838
ユーロ/円  123.06 ~ 123.85
NYダウ   -222.19 → 27,463.19ドル
GOLD   +6.20   → 1,911.90ドル
WTI    +1.01   → 39.57ドル
米10年国債 -0.033  → 0.768%

【本日の注目イベント】

豪  豪第3四半期消費者物価指数
米  カプラン・ダラス連銀総裁、討論会に参加
米  企業決算 → GE、ボーイング、UPS、VISA、ブラックストーン、イーベイ、ギリアド
加  カナダ中銀政策金利発表

 前日のNYでは、ダウが650ドルも下げたものの、ドル円は「リスク回避のドル買い」から105円台に乗せる場面もありましたが、昨日の東京時間では朝方日経平均株価が大きく売られたことでドル円は、「リスク回避の円買い」に下落しました。リスク回避のドル買い、円買い・・・?個人投資家にとっては、何とも動きにくい展開が続いています。

 昨日のNYでも、株価が下げ、コロナ感染が拡大し、さらに経済対策もまとまらない状況が続き、いわば「重苦しい」雰囲気の下ドル円は売られ、ユーロドルも売られています。敢えて言えば、「ドル高・円高」といった展開でした。経済対策を巡るペロシ下院議長とムニューシン財務長官の電話協議では、規模と法案の文言で結局合意には至っていません。今朝の情報では、経済対策の規模もこれまでのものとは異なっており、政権側は1兆9000億ドル(約200兆円)と増額してきたのに対し、民主党は2兆4000億ドルと、これまでの主張から2000億ドルの増額になっています。その背景は今のところわかっていませんが、なにやら「いたちごっこ」の様相を呈してきました。トランプ大統領は27日、大統領選前の経済対策成立を諦める考えを示し、遅れたのは民主党のペロシ下院議長の責任だと非難しました。またホワイトハウスのファラー報道官は、「向こう数週間中に何らかの成果が得られるとわれわれは確信している」と発言しています。(ブルームバーグ)

 大統領選まで1週間です。バイデン氏の勝利の確率が徐々に高まっており、市場もすでに「バイデン勝利」を織り込んでいるとの見方もあります。今朝の経済紙は、大統領選と議会選の結果を4パターンに分け、その影響を分析していますが、可能性が最も高いのは「バイデン勝利・上院は共和党が多数」というケースかと、個人的には予想しています。一方で可能性は低いと思いますが、「トランプ勝利・上院も共和党が多数」という現在の状況が継続されるパターンもありますが、いずれも株価の上昇とドル安が進むと予想されています。トランプ氏はもともとドル安を望んでいることもあり、さらに対中関係がさらに悪化すると考えれば、ある程度納得できますが、バイデン氏が勝利したケースではやや異なると予想しています。どちらが勝っても、コロナ感染が急拡大している以上大規模な景気刺激策は不可欠です。国債の大量発行から金利が上昇することも容易に想定できます。足元の動きとはやや異なってはいますが、長い目で見れば、ドル円は米金利の動きとの相関は高く、米金利が上昇する以上、短期的にはドルが売られることはあるかもしれませんが、いずれ上昇に転じると予想しています。特に100円という大台を割り込むようだと、日本経済もコロナの影響が大きい中、日銀はさらなる景気の下振れを防ぐため追加の緩和策の実施を余儀なくされる可能性もあるでしょう。2016年の大統領以降、一度も100円を割り込んでいません。やはり「100円」という水準は、テクニカル的にも、実体経済にとっても非常に重要な水準と言えます。

 昨日の昼に英系大手行のNY在住の公共政策担当責任者による、大統領選に巡るカンファレンスコールに参加する機会がありました。その中で、大統領選での焦点は「フロリダ州」であると述べていました。激戦州の中でも、もしバイデン氏がフロリダで勝利するようなことがあれば、トランプ勝利はほぼなくなるとのことでした。逆にトランプ氏は何としてもフロリダ州での勝利が不可欠だということです。選挙の開票作業は各州で異なるようですが、幸いなことに、フロリダ州は投票日の数日前から開票作業を行うようです。従って、11月3日の投票日の夜にはフロリダ州での結果が判明する可能性があるそうです。上述のように、ここでの結果次第でどちらが次期大統領になるのかがある程度判明することになるとすれば、かなり参考になります。日本時間では4日(水)の昼過ぎには分かるかもしれません。一方で、今回の大統領選では郵便による投票が6000万件とも伝えられています。正式な結果が判明するまで1カ月以上かかるといった見方もあります。さらにトランプ氏が負けた場合、選挙結果を受け入れず法廷に持ち込む可能性も指摘されています。26日には米上院議会で、エイミー・バレット氏の最高裁判判事就任が承認されました。そのための「布石」が着々と打たれている印象です。

 本日のドル円は104円20銭~104円90銭程度を予想します。先週21日に付けた104円35銭近辺が、マイナーなサポートと見られます。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)

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最終更新:10/28(水) 11:14

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