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米大統領選でバイデン氏勝利・上下両院も民主党優勢なら、ユーロ/ドルは1.24ドルへ!?

10/27 14:01 配信

ザイFX!

■迫る米大統領選!  参加者の多くは様子見姿勢
 市場の注目は、ブレグジット(英国のEU離脱)交渉と米大統領選です。ブレグジット交渉は、まだ時間がかかる可能性がありますが、米大統領選は来週、11月3日(火)となります。

 米大統領選は、バイデン氏が支持率では優勢となっていることもあり、米長期金利は0.87%台まで上昇。為替市場では、米ドル安に推移しました。

 支持率ではバイデン氏が優勢ですが、まだ、トランプ大統領が勝利する可能性も十分にあります。

 市場予想がはっきりしていれば、織り込む動きも想定されますが、現時点でも、どちらが勝利しても不思議ではなく、さらに、4年前がサプライズだったこともあって、今回は、様子見姿勢のままの参加者も多くいます。

 そのため、米大統領選までは動きにくい状態が続くのではないかと思います。

■大方の予想どおりなら、ユーロ/米ドルは1.24ドルトライも
 市場予想で多いのは、バイデン氏が勝利し、上下両院の議席も民主党が過半数となることです(※)。

(編集部注:11月3日(火)は、米大統領選と同時に上院選も実施される。そこで民主党が過半数の議席を獲得すれば、すでに過半数の議席を有している下院とあわせて、上下両院で民主党が優勢になる)

 これになると、バイデン氏は政策を実行に移しやすくなるため、大規模な財政出動も出てきます。

 そのため、長期金利は上昇し、為替市場は長期的には米ドル安になる、という予想が多くあります。

 私としては、この場合は、ユーロ/米ドルの買いが良いのではないかと考えています。

 ユーロ/米ドルは現在、1.20ドルで上値を止められていますが、そのときは、2018年2月の高値水準となる1.24ドルをトライしにいく動きも、期待できるのではないかと思います。

■トランプ大統領勝利なら、リスク選好の株高・米ドル安か
 バイデン氏が勝利しても、上院で共和党が過半数の議席を維持して「ねじれ国会」になったときは、政策が通りにくいこともあり、リスク選好にはなりにくいように思います。

 そして、トランプ大統領が勝利した場合は、リスク選好になりやすいように思います。

 季節性でも、年末に向けてリスク選好になりやすい時期でもあるため、株式市場は強く、為替市場は米ドル安になりやすいのではないかと考えています。

■負けを認めない場合も想定しておきたい
 ただ、注意する点としては、僅差でトランプ大統領が負けたときは、訴訟にまで発展する可能性があり、しばらくは、不安定な推移となりやすくなります。

 今は、ペロシ下院議長(民主党)と、ムニューシン財務長官の間で、追加経済対策の協議が続いていますが、折り合いはつかず、米大統領選後に合意すると考えられます。

 合意すれば、米国株は上昇することになるのですが、米大統領選で負けた方が認めない状態が続けば、追加の経済対策の合意がさらに延びる可能性があるため、新型コロナウイルスの影響を受けた企業や個人にお金が回らず、リスク回避となって、円高になるのではないかと思います。

 今回は、新型コロナウイルスの影響で郵便投票も増えているため、その可能性も十分にあるかと考えています。

■動いている方向へ、ついて行くのが良い
 基本的には、様子見している人が多いことから、結果がはっきりすれば不透明感がなくなり、トレンドが出る可能性があると考えています。

 予想と違う方向へ推移したとしても、その動いている方向へついて行くのが良いと思います。

 4年前は、トランプ大統領が勝つとリスク回避になるという予想が多かったですが、そのとおりの動きにならなかったこともあって、今回も、あまり予想に執着せずに、動いた方向へ乗る方が良いと思います。

 ただ、米大統領選で、負けた方が負けを認めないような状況が続くようであれば、トレンドは期待できないのではないかと思いますので、今回の米大統領選は、難しいと考えています。

※次回のコラムは、11月2日(月)の公開予定となります。

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最終更新:10/27(火) 19:36

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