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国際株式型ファンドの残高急増、国内全体の3割超に、「未来の世界(ESG)」など新規ファンドがけん引

10/27 18:18 配信

モーニングスター

 国際株式型ファンドの純資産残高が急増している。20年9月末時点における国際株式型ファンド(ETF除く)の純資産額合計は前年同月比24.6%増の21兆5105億円。国内ファンド全体(国内公募追加型株式投信、ETF除く)の64兆1652億円に占める割合は同6.1ポイント増の33.5%と3分の1を超えた。第2位の国際債券型の17.7%を大きく引き離している。
 

 各年9月末を基準として見ると、国際株式型の比率がトップに躍り出たのは2018年で27.8%。2019年もトップとなったが27.4%とほぼ横ばいであり、2020年にかけて急増したことが分かる。
 
 けん引役は、米国など先進国の株式に投資するファンドだ。2019年末に2年ぶりの1兆円ファンドとなった「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)」や旺盛な純資金流入が続く「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信」シリーズなど、米株高を受けて既存ファンドが人気化した。加えて、ESG(環境・社会・企業統治)投資に対する意識が高まったほか、ポストコロナ関連としてテクノロジー分野が注目を集めたことから、米国を中心に世界の関連株に投資する新規設定ファンドが資金を集めた。
 
 2019年10月~2020年9月に設定されたファンドの設定日残高を見ると、上位5ファンドは「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」(愛称:未来の世界(ESG))(設定日残高3832億円)、「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド」(愛称:アメリカン・ロイヤルロード)(同1482億円)、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド」(愛称:ゼロ・コンタクト)(同895億円)、「GS フューチャー・テクノロジー・リーダーズ Bコース(為替ヘッジなし)」(愛称:nextWIN)(同701億円)、「ティー・ロウ・プライス グローバル・テクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし)」(同617億円)と、米国など先進国株式に投資するファンドが並んだ。このうち、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)」は10月26日時点の純資産残高が6718億円となり国内ファンド全体で第2位。「ティー・ロウ・プライス 米国成長株式ファンド」は3900億円となっている。
 

 2017年までは国際債券型がトップを占めていた。ただ、金利低下を背景に比率低下が続き、10年前の2010年の51.6%が2017年には26.7%まで低下。株高を受けて比率を伸ばしてきた国際株式型に2018年にトップを明け渡した後も低下が続き、2020年は17.7%と第2位は維持したものの、第3位のバランス型(17.6%)に肉薄されている。
 
 

 

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最終更新:10/28(水) 10:48

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