IDでもっと便利に新規取得

ログイン

東京為替見通し=ドル円は動きにくいか、米選挙は事前投票拡大

10/26 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 海外市場でドル円は、ポンドドルの下落や米国株相場の失速でドル買い戻しが進み、一時104.88円付近まで持ち直す場面もあったが、アジア時間に付けた日通し高値104.94円を上抜けることは出来なかった。
 ユーロドルは、10月の独・ユーロ圏製造業購買担当者景気指数(PMI)速報値が予想を上回ったことを受けて全般ユーロ買いが強まり1.1865ドルまで上昇した。

 本日のドル円も先週同様に方向感のない動きとなるか。ここ最近、本邦勢を除いてはドル円に対する興味が極端に薄い。株式市場が上昇しリスクオンになった場合も、リスクオンのドル売りと円売りが重なることもあり、どちらも手を出しにくい状況だ。主な市場参加者も本邦勢が中心となり、上昇時は売り遅れの売りが入り、下落時は手堅く輸入勢などが買いを入れている。また、ボラタリティの低さから104円台、105円台はオプションが設定されていることもあり、より値動きを狭めている。この流れは当面続きそうなことで、今週もドル円は他通貨と比較すると蚊帳の外の状況は変わらないだろう。
 先週末に行われた米大統領候補による討論会もサプライズはなく、カウントダウンが始まった選挙だが波乱を期待するのは現時点では難しいか。特に週末の時点ですでに45州と首都ワシントンで5800万人が事前に投票を済ませていることも、バイデン氏が2016年のように予想を翻して敗北する可能性が低い要因となっている。よって、市場はトランプ後の金融市場(バイデン氏勝利・上院過半数も民主党獲得)を徐々に織り込み始めている。ただし、追い込まれれば追い込まれるほどトランプ米大統領は何をしでかすか分からないことで、引き続き米大統領の行動や言動には要警戒となりそうだ。特に対中圧力を強める可能性もあり、両大国の動向はより一層注目が集まる。
 ウイルス感染第2波については、ここ最近市場の反応は鈍いが、欧州では様々な規制強化に動いている。また、米国もこれまでの感染者数の記録を更新しているだけでなく、ペンス米副大統領の側近5人に陽性が確認された。ただし、残り大統領選まで僅かなこともあり、副大統領は自己隔離を行わないで今後も遊説予定となっている。
 ドル円以外の通貨では、本日も欧州通貨は神経質な値動きを繰り返しそうだ。英・欧州連合(EU)間の交渉は様々なニュース、発言、噂が流れているが、合意か決裂か結果が出るまでは引き続き上下を繰り返しそうだ。なお、週末には「サンデー・テレグラフ」紙は両者での意見相違はかなりあるが、バルニエ英EU離脱・欧州委員会首席交渉官が当初は25日に帰国予定だったが、交渉のため28日まで英国に留まると報じている。「サンデー・オブサーバー」紙もジョンソン英首相は米大統領選が終了するまでは、合意なき離脱には踏み込まないとも報じている。
 新興国通貨では先週最安値を更新したトルコリラの値動きにも要警戒となる。トルコと仏の関係悪化がリラへ、どの程度影響を与えるか注目される。
 本日の経済指標では10月独Ifo企業景況感指数が注目される。他の経済指標は米国からも為替相場を動意づけるような指標の発表がないことで、本日はIfoの結果を注視したい。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:10/26(月) 8:00

トレーダーズ・ウェブ

投資信託ランキング