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来週(10/26~30)の日経平均株価の予想レンジは、2万3450~2万3750円! 米・大統領選挙を控えた模様眺めムードの中、決算発表での上方修正銘柄に期待

10/25 20:05 配信

ダイヤモンド・ザイ

●今週の日経平均株価は薄商いで値動きは小さいながら上昇するも、
米・大統領選挙や決算発表を控えて、新興市場では利益確定の流れに
 今週(10月19日~23日)の日経平均株価は上昇しましたが、依然として値動きは少なく、2万3500円付近での膠着状態が続いています。東証1部の売買代金が連日で2兆円を下回る薄商いの状況が続いており、米国の大統領選挙や追加経済対策を巡る報道に振り回される展開となりました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
 米国の大統領選挙を始めとした重要イベントを控えていることもあり、ポジションを圧縮する動きも見られています。特に、時価総額の大きいマザーズ上場銘柄で利益確定の流れが強まったことで、個人投資家のセンチメント(心理状態)も冷えてきているようです。

 一方で、第2四半期の決算発表が徐々に出始めている中、当初の保守的な予想を上方修正する動きが目立っていることが、市場全体の安心材料になりました。

 その他、引き続き「デジタル庁」関連など菅政権の政策に関連した銘柄や、アップル(AAPL)のiPhone12の発表から連想される5G関連銘柄などに買いが向かいました。
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●来週の日経平均株価は、膠着しながらも底堅い展開が予想されるが、
決算本格化に伴い、上方修正が期待される銘柄に資金が向かう! 
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万3450円 ~ 2万3750円

 来週(10月26日~30日)の日経平均株価は、翌週の11月3日(日本時間で3日夜~4日昼)に米国の大統領選挙を控えていることから、今週に引き続き、模様眺めムードになりそうです。
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⇒日経平均株価は、米・大統領選挙後に米国株が“急落”しても「連動せずに高値維持」の可能性も!  ただし、マザーズ指数は“調整入り”したので慎重姿勢で取引を

 波乱警戒から積極的な売買が手控えられる一方で、外国人投資家が足元で売り越し基調にあり、これをヘッジするための“買い戻し需給”が意識されやすく、全体的には底堅い相場展開が見込まれます。

 また、来週から決算発表が本格化します。来週だけで700社超の企業が決算発表を予定しており、決算内容を手掛かりとした物色に向かいやすいでしょう。特に、前述したように従来の保守的な予想を上方修正する動きが目立ってきているので、進捗率の高い銘柄は、決算での上方修正への期待から株価が見直される流れが強まりそうです。

●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
クレアホールディングスが+65.91%で値上がり率トップ! 
 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキング1位はクレアホールディングス(1757)でした。ダチョウ抗体を配合したウイルス対策製品の販路拡大が材料視されて7月に急伸し、その後はじりじりと調整が続いていました。最近になって50円割れ近辺で下げ渋る動きが続いていたこともあり、低位材料株としての短期的な値幅取り狙いの流れでしょう。

 値上がり率2位のエスケイジャパン(7608)は、「鬼滅の刃」関連商品の販売が好調であったことと、外出自粛による“巣ごもり消費”の高まりからバスボール(フィギュア入り入浴剤)の販売が好調に推移していることが好感されたようです。特に映画「鬼滅の刃」の大ヒットが伝わったことで、関連商品を手掛けている企業は一斉に上昇しています。

 値上がり率3位の今村証券(7175)は、2020年4-9月期の業績が好材料視されました。新型コロナウイルスによる株式相場の変動をきっかけに投資家の売買が増えたほか、株式や投資信託の受入手数料が増加しており、単独税引き利益(速報値)が前年同期比で4.7倍に増加。今週はストップ高を交えての上昇となりました。

 一方、値下がり率1位はジーエヌアイグループ(2160)でした。先週末に開発中の治療薬「f351」の第2相臨床試験の完了を踏まえた今後の方向性を発表したのですが、第3相臨床試験に進むのが2021年12月期の第2四半期ごろとの見通しが示され、開始まで時間が掛かるとの見方が利益確定に向かわせたようです。これまで大きく上昇していたこともあり、一気に売りが集中しました。

 値下がり率2位のテーオーホールディングス(9812)は、2020年11月末の株主優待を中止することを10月16日の取引終了後に発表。先週は第1四半期の決算が好感されて急伸していたこともあり、より嫌気売りが強まったようです。
【※関連記事はこちら! 】
⇒テーオーホールディングス(9812)、株主優待を中止!  例年は「いかめし」など、北海道の名物が贈呈されるが、2019年に引き続き、2020年11月実施分も中止に

 ■今週の値上がり率 トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +65.91
 クレアホールディングス(東2・1757)
 2
 +64.29
 エスケイジャパン(東1・7608)
 3
 +62.98
 今村証券(JQ・7175)
 4
 +44.78
 不二硝子(JQ・5212)
 5
 +39.21
 メディカルネット(マザ・3645)

 ■今週の値下がり率 ワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -45.81
 ジーエヌアイグループ(マザ・2160)
 2
 -30.08
 テーオーホールディングス(JQ・9812)
 3
 -30.00
 トヨクモ(マザ・4058)
 4
 -28.36
 アクシス(マザ・4012)
 5
 -25.23
 すららネット(マザ・3998)

 ■今週の出来高 トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 577,454,700
 音通(東2・7647)
 2
 185,506,300
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
 3
 109,024,500
 ランド(東1・8918)
 4
 98,051,800
 CAICA(JQ・2315)
 5
 84,377,700
 中外鉱業(東1・1491)

●【来週の主要イベント】
「日銀金融政策決定会合」「五中全会」「米7-9月期GDP」に注目! 
<10月26日(月)>
◆9月企業向けサービス価格指数
◆8月景気先行/一致指数改定値
◆決算発表:アンジェス(4563)、オービック(4684)、弁護士ドットコム(6027)、日本電産(6594)
◆菅総理大臣所信表明演説
◆独10月IFO企業景況感指数
◆米9月新築住宅販売件数
◆中国共産党、第19期中央委員会第5回全体会議(五中全会)

 <10月27日(火)>
◆決算発表:MonotaRo(3064)、信越化学工業(4063)、ANAホールディングス(9202)
◆米9月耐久財受注
◆米8月住宅価格指数
◆米8月ケース・シラー米住宅価格指数
◆米10月消費者信頼感指数(コンファレンス・ボード)
◆米10月リッチモンド連銀製造業指数
◆決算発表:アドバンスト・マイクロ・デバイス(AMD)、キャタピラー(CAT)、マイクロストラテジー(MSTR)

<10月28日(水)>
◆日銀金融政策決定会合
◆決算発表:LINE(3938)、花王(4452)、日立製作所(6501)
◆豪7-9月期四半期消費者物価(CPI)
◆南ア9月消費者物価指数(CPI)
◆米MBA住宅ローン申請指数
◆決算発表:ボーイング(BA)

<10月29日(木)>
◆日銀金融政策決定会合、政策金利発表
◆日銀展望レポート
◆9月小売業販売額
◆9月百貨店/スーパー販売額
◆10月消費者態度指数
◆黒田日銀総裁、定例記者会見
◆決算発表:ZOZO(3092)、武田薬品工業(4502)、東京エレクトロン(8035)
◆日経平均臨時入替え(ファミリーマート⇒ネクソン)
◆独10月失業率
◆南ア9月卸売物価指数(PPI)
◆米7-9月期四半期実質国内総生産(GDP)速報値
◆米前週分新規失業保険申請件数
◆欧州中央銀行(ECB)政策金利
◆独10月消費者物価指数(CPI)速報値
◆決算発表:アップル(AAPL)、モデルナ(MRNA)、ツイッター(TWTR)

 <10月30日(金)>
◆10月東京都区部消費者物価指数(CPI)
◆9月失業率
◆9月鉱工業生産速報値
◆決算発表:エムスリー(2413)、レーザーテック(6920)、村田製作所(6981)
◆豪7-9月期四半期卸売物価指数(PPI)
◆独7-9月期国内総生産(GDP)速報値
◆欧7-9月期四半期域内総生産(GDP)速報値
◆米7-9月期四半期雇用コスト指数
◆米9月個人所得
◆米10月シカゴ購買部協会景気指数
◆米10月ミシガン大学消費者態度指数
◆決算発表:アンダー・アーマー(UAA)、エクソンモービル(XOM)

●【来週の注目銘柄】
「ヒューマンホールディングス」「Eストアー」「サイバーリンクス」
の3銘柄をピックアップ! 
 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

 ヒューマンホールディングス(2020年10月23日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 サービス業
 JQ・2415
 698円
 26.3倍
 0.65倍
行政助成金関連の業務受託案件を受注したことで増益に! 
人材ビジネスを幅広く展開しており、日本語学校などの教育事業のほか、介護、保育、美容関連、スポーツ、IT、グローバル事業を展開しています。第1四半期の営業利益は、前年同期比44.5%増の7億9600万円でした。入国制限により海外ITエンジニアの確保が困難になるなど、新型コロナウイルス感染症の影響も見られましたが、人材紹介でオンライン活用を推進したほか、行政助成金関連の業務受託案件を受注したことで増益となりました。通期計画に対する第1四半期の営業利益の進捗率は56.2%で、今後の上方修正が期待されます。

 Eストアー(2020年10月23日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 情報・通信
 JQ・4304
 1302円
 27.0倍
 3.65倍
1店舗当たり売上高の高い顧客の獲得に注力
ネット通販の構築から運営までを総合支援するシステムを提供しています。ショップサービスは店舗数が減少しているものの、1店舗当たり売上高の高い顧客の獲得推進により、業績は堅調。大企業向けECシステムは、継続保守や追加発注などが安定的に見込まれており、こちらも順調に推移しています。通期計画に対する第1四半期の営業利益の進捗率は49.2%でした。

 サイバーリンクス(2020年10月23日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 業
 東1・3683
 3735円
 49.1倍
 4.13倍
流通食品小売業向けのクラウドサービスが堅調
流通業、自治体向けに特化したクラウドサービスを提供しており、システムの開発・導入・保守・運用サポートなどを一貫して手掛けています。個別企業の要求に個別対応するのではなく、共同利用により優良な機能を安価に提供することに重点を置いた「シェアクラウド」サービスを提供しています。主力サービスである流通食品小売業向けの基幹業務クラウドサービス「@rms基幹」や、卸売業向けのクラウド型EDIサービスが堅調。通期計画に対する第2四半期の営業利益の進捗率は74.3%でした。

【※今週のピックアップ記事! 】
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 ⇒“脱プラスチック”で需要が高まる「アルミ缶」関連株を解説! 「レジ袋有料化」の次に起こりそうなペットボトルからアルミ缶への切り替え需要の増加に期待! 

ダイヤモンド・ザイ

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最終更新:11/18(水) 16:35

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