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市場がバイデン勝利を織り込まないワケは?米ドル/円は104~106円のレンジトレードで

10/23 0:06 配信

ザイFX!

■米大統領選の行方に関心が集中
 金融市場の関心が、米大統領選の行方に集中していることは、前回のコラムでお話ししました。

 このコラムを書いているのは、10月22日(木)ですが、まさに、今日(10月22日)の米国時間の夜(日本時間23日午前)から、トランプ大統領とバイデン候補による、最後のテレビ討論会が行われます。

 前回のテレビ討論会は、双方、特に、トランプ大統領が相手の発言を邪魔するという、あまりに醜い事態となってしまったために、今回は、相手が意見表明をしているときは、もう一方のマイクをオフにするという、前代未聞の対応となります。

 今回のテレビ討論会は、米大統領選を占うには、もっとも重要なイベントです。

 トランプ大統領は、ここで巻き返しができなければ、情勢は一気にバイデン候補有利に傾いていくと思います。

■バイデン候補の勝利を、なかなか織り込まないワケは? 
 そもそも、現在、各世論調査では、激戦州(スイング・ステート)でのバイデン候補の優勢が伝えられています。

 本来であれば、市場はバイデン候補の勝利を織り込んでいっても、おかしくはありません。

 しかし、なかなかそうなっていかないのは、前回、2016年のことがあるからです。

 前回も、ヒラリー・クリントン候補が、直前まで世論調査でトランプ大統領を上回っていました。しかし、結果はトランプ大統領が勝利し、大方の予想を覆してしまいました。

■今回は、「トランプ離れ」が広がっている!? 
 その理由としては、ヒラリー候補の私用メール使用疑惑が、投票日直前に大きくなってきたことに加え、いわゆる「隠れトランプ」と言われる人たちの存在も指摘されました。

 トランプ大統領を応援していると言うと、差別主義者で下品な人間だと思われるので黙っている人が、投票日にはトランプ大統領に投票するという現象が原因だという人も、たくさんいたわけです。

 そういうことがあって、今回も、まだわからないと、疑心暗鬼になっているということです。

 しかし、今回は、前回支援した人の中で、「トランプ離れ」をしている人が、特に、女性の中で広がっていると言われていますので、前回のようにはいかないのではないかと思います。

 本日(10月22日)のテレビ討論会が終わると、あとは、集会などで一方的に攻撃するしかなくなりますので、トランプ大統領は苦しくなってくると思います。

■今は政治相場。英ポンドはブレグジット関連で乱高下
 さて、もう1つの政治テーマは、古くて新しいブレグジット(英国のEU離脱)問題です。

 今年(2020年)の年末を期限とした、EU(欧州連合)との協定交渉が一進一退となっており、雲行きが怪しくなると英ポンドが急落し、可能性が出てくると急騰する。これがまた、始まっています。

 この1週間は、可能性が残されたという観測が広がり、英ポンドが急騰しました。

 昨日、10月21日(水)には、英ポンド/米ドルが一気に、200ポイント(pips)以上も急騰した影響で、ユーロや円に対しても米ドル安が進み、米ドル全面安という展開となりました。

 まさに、今は政治相場です。

■米ドル/円は104~106円を想定したレンジトレードで
 こういうとき、相場は、目先の状況の変化に振り回されます。それに惑わされないように、冷静にやらなくてはなりません。

 個人的には、米ドル/円、ユーロ/米ドルでの現在の米ドル安は、一時的に終わると思っていますので、逆張りをすれば良いのではないかと考えています。

 特に、米ドル/円は、104~106円の想定レンジの中で動いていますので、そのレンジの中でのレンジトレードをするのが、一番、安全だと思っています。

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最終更新:10/23(金) 0:06

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