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進化したiPhone「ウィジェット」を使いこなす技

10/22 9:11 配信

東洋経済オンライン

 iOS 14で、大きく変わった機能の1つが、ウィジェットだ。以前のバージョンにもウィジェット自体は存在したが、ホーム画面のいちばん左のページにまとめられていたため、表示しようと思うと、わざわざそこまで画面をスクロールさせる必要があった。これに対し、iOS 14ではウィジェットのデザインを刷新。ホーム画面に、アプリのアイコンと一緒に並べることができるようになった。

 ウィジェットは、窓(Windows)と小道具(Gadget)を掛け合わせた造語と言われており、その名のとおり、情報を表示するための窓と言える存在。

 ニュースや天気予報のように、情報の取得が目的のコンテンツであれば、ウィジェットだけで事足りてしまうことも多い。アプリを開かず必要な情報を得られるため、操作の効率性が上がるはずだ。

 また、iPhoneの場合、アイコンが自動で左上から並んでいく仕様のため、ウィジェットで“スペース調整”することもできる。配置するウィジェットによっては、単に情報を得るだけでなく、よりアクティブに操作できるものもあり、配置によって、iPhoneの使い勝手は大きく変わる。新機能のウィジェットをまだ試していない人に向け、効果的な使い方を紹介していこう。

■1.画面上部を「情報表示スペース」にする

 PlusやMaxといった名称の大画面版iPhoneは、片手で持ったとき、画面上部に指が届きにくい。iPhone 12シリーズには、コンパクト版のiPhone 12 miniがラインナップされているものの、iPhone 12やiPhone 12 Proは6.1インチ、iPhone 12 Pro Maxは6.7インチと、いずれもサイズは大きい。

 一方で、iOSはアプリが自動整列で、かつ左上から順番に並んでいく仕様になっているため、画面サイズの大きなiPhoneとは相性があまりよくない。

 このようなときは、ウィジェットを配置して、アプリのアイコンを下に固めてしまうといいだろう。画面上部に指が届かなければ、そこをタッチする必要がないよう、ウィジェットで埋めてしまえばいいというわけだ。せっかくの大きな画面を生かさないのはもったいないため、画面上部は情報表示のためのスペースと割り切って使うことをお勧めしたい。

 ウィジェットを設定する方法は、以下のとおり。ホーム画面の空白スペースもしくはアプリアイコンを長押しして、左上に表示される「+」をタップ。ウィジェット一覧が表示されるので、検索やスクロールで必要なものを探してタップ。1つのウィジェットの中に複数サイズ、複数機能があるので、左右のフリックで選択。最後に「ウィジェットを追加」のボタンを押す。

 例えば、標準搭載されている天気予報ウィジェットを置いておけば、ホーム画面を開くたびに数時間後の気温や天気を確認することができる。アプリのアイコンはその下に並べておけばいい。

 また、ホームボタンのないiPhoneでは、バッテリー残量がザックリとしたアイコンでしか表示されず、詳細を見るにはコントロールセンターを開く必要がある。これを解消するために、バッテリーウィジェットを配置するのも手だ。ニュースウィジェットを置けば、定期的にネットニュースの見出しを確認可能。東洋経済オンラインも、配信されている。

 サードパーティアプリの中にもウィジェットに対応したものがあり、標準のウィジェットにはない機能が魅力だ。例えば、上記のバッテリーウィジェットは小サイズの場合、Apple WatchやAirPodsなどを接続すると、パーセンテージの数字が消えてしまう。iPhone本体の残量が数値でわかればいいというときには、別のウィジェットを探して配置すればいい。

 対応しているアプリはさまざまあるが、ここでは「Usage:Activity & Data Widget」を使ってみた。色や文字、背景などをカスタマイズできるウィジェットアプリも登場しているため、App Storeを探してみるといいだろう。

■2.ウィジェットを重ねられる「スマートスタック」

 iOS 14のウィジェットには、「スマートスタック」と呼ばれる機能があり、ウィジェット同士を重ねることができる。ウィジェットを上下にフリックすると、重ねたウィジェットを切り替えられるほか、自動的に切り替えることも可能だ。

 例えば、写真を表示するウィジェットやキャラクターを表示するウィジェットを重ねて、ホーム画面の雰囲気を楽しくしてもいいし、ルーティンでチェックしているカレンダーやフィットネスのウィジェットを重ねて自動で切り替えてもいい。

 ウィジェットの中には単に情報を表示するだけでなく、アプリの機能を直接呼び出せるものも多い。こうしたウィジェットをスマートスタックで重ねておけば、アプリのアイコンを並べるよりも、効率的に操作ができる。

 一例を挙げると、グーグルのウィジェットは中サイズだと、検索ができるだけでなく、カメラに写った被写体を認識するレンズや音声検索なども直接ウィジェットから呼び出せる。PayPayのウィジェットも同様に、中サイズはQRコードを読み取るためのカメラを一発で起動可能。利用頻度の高いアプリは、ウィジェットとして重ねておくと、素早く操作ができる。

 スマートスタックの作成方法は、配置したウィジェット同士を重ねるだけ。ウィジェット一覧を呼び出し、「スマートスタック」を選択することも可能だ。ただし、後者の場合、スマートスタックとして重ねられるウィジェットが、自動的に決められてしまう。ウィジェットを厳選したいときには、ホーム画面上で1つ1つ重ねていくといいだろう。

 スマートスタック内のウィジェットを削除したり、順番を並べ替えたいときには、まず対象となるスマートスタックウィジェットを長押しする。表示されたメニューの中から、「スタックを編集」をタップ。削除したいものは、左右どちらかにフリックして「削除」ボタンをタップする。

 3本線のマークが書かれた部分をドラッグすると、重ねたウィジェットの順番を変えることができる。自動でウィジェットを変更する「スマートローテーション」をオフにすることも可能だ。

■3.アプリのアイコンも置ける、便利なランチャーアプリ

 ウィジェットの中には、複数のアプリへのリンクを格納できるものがある。これを駆使すれば、単純にアプリのアイコンを並べるより、効率的なホーム画面を作ることが可能だ。標準で内蔵されているウィジェットの中にも、「Siriからの提案」というウィジェットがあり、この中の「おすすめのApp」には、時間や場所など、状況に応じたアプリが8つ表示される。

 「Siriからの提案」はやや特殊な位置づけのウィジェットで、ウィジェットの下に名前が表示されない。デザイン的には普通にアプリのアイコンを置いただけのようにも見えるが、よくよく見ると、アプリ名が薄いグレーで書かれているため、通常のアプリアイコンとは区別することができる。

 また、サードパーティが作成した、アプリのアイコンを格納するためのランチャーウィジェットもApp Storeで配信されている。代表的なのは「Launcher」。動作に制約はあるが、無料でも利用でき、中サイズのウィジェットには合計9個までのアプリを配置できる。アプリ内課金で980円の料金を支払うと、アプリを10個まで置けるようになるほか、複数のウィジェットを作れたり、時間や場所によって表示させるアプリを変えたりといったことが可能になる。

 中サイズのウィジェットは、アプリのアイコン8つ分だが、Launcherを使えば、2つ多く配置でき、スペースの節約になる。アプリ内課金で料金を支払えば、会社と自宅で表示させるアプリを変えたりすることも可能だ。さらに、先に挙げたスマートスタックを併用すれば、アイコン8個分のスペースに何十ものアプリアイコンを格納できるようになる。

 このように、ウィジェットは工夫の余地が大きく、iPhoneのホーム画面をより自分好みにカスタマイズすることが可能になる。iOS 14では、これまでと発想を変え、ホーム画面の役割を見直してみてもいいだろう。

東洋経済オンライン

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最終更新:10/22(木) 9:11

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