IDでもっと便利に新規取得

ログイン

40代でも脳が若い人、老けている人の決定的差

10/22 14:11 配信

東洋経済オンライン

「脳は年齢とともに老化する」と言われていた時代はもう過去のものになりました。年齢を重ねるほどに手に入る知性があることを考えれば、「老化」という概念そのものを変える必要があるといえるでしょう。
これまでのさまざまな研究結果により、年齢に関係なく衰えにくい機能があることが明らかになっています。
近著に『気づいたら物忘れがなくなる脳活ドリル 記憶力が上がる!』がある、脳科学者で公立諏訪理科大学教授の篠原菊紀氏に「老けない脳と老ける脳の違い」について解説してもらいます。

■ワーキングメモリの力は加齢で衰えやすい

 顔は覚えているのに名前が出てこない、買い物に行ったけど必要なものを買わずに帰ってきてしまった……。

 30~40代頃から、少しずつ物忘れが増えてくるのを感じる人は多いのではないでしょうか。

 私たちの脳には、何歳になっても衰えを感じない機能もありますが、一方で、記憶や情報を一時的に保持しながらあれこれ判断したり考えたりといった作業記憶の力は、歳とともに衰えやすいのです。

 この作業記憶に深く関わるのが、前頭前野。オデコのあたりの脳です。人になって巨大化した部位ですが、残念ながら衰えやすい部位でもあります。

 “前頭葉”の働きを理解することで、物忘れは防げる! 

 記憶力の低下を実感し始める40歳を過ぎた人がとくに意識してトレーニングを行いたい脳の部位が、「前頭葉」です。

 前頭葉は大脳の一部で、頭の前側にあります。さらにその前頭葉の中に「前頭前野」があり、モノを考えたり、判断したり、感情をコントロールしたりといったことを担っています。

 そのため、この部分が衰えると、意欲や創造性が失われ、感情のコントロールが利かなくなり、思考の柔軟性も失われていきます。老化そのものを止めることはできませんが、脳は使えば使うほど脳細胞同士の連携がよくなり、老いて萎縮してしまった部分の機能をほかの部位がカバーすることで結果的に「老いない脳」をつくることができるのです。

 前頭葉はつねにフル回転しているわけではなく、どちらかというと「サボり屋」の器官です。危機を察知したときや初めての刺激に対しては全力を出しますが、慣れてしまうと働かなくなります。

■脳を活性化する方法

 前頭葉を動かすには、同じトレーニングばかりを続けても効果は期待できません。初めてのことにチャレンジして、適度な緊張感を持つことがカギとなります。

 クイズを解いて新しい知識を得たり、普段読まないジャンルの本を読んだり、知らない町を歩いてみたりといった行動が、前頭葉を活性化させ、老けない脳をつくるトレーニングになります。

 WHOは2019年に「認知機能低下および認知症のリスク低減」というガイドラインを公表し、禁煙、運動、地中海食など健康的でバランスのいい食事、過体重、高血圧、高脂血、高血糖への介入、そして認知的なトレーニング(いわゆる脳トレ)を推奨しています。

 本書は認知的なトレーニングの役割を担います。継続的に解き、脳に楽しい刺激を与え、達成感を味わってください。日常では使わない脳の機能を刺激し、習慣化することで、脳を活性化できます。それでは早速、例題を解いていきましょう。

 問題①間違い探し
難易度★★★☆☆
効果:前頭葉が刺激され、注意力・記憶力を鍛えられます
手を描いた図の中で1つだけ仲間はずれがあります。どれでしょう。

 問題②
難易度★★★☆☆
効果:暗算をすることで前頭葉を刺激し、計算力がアップします

□に当てはまる数字はなんでしょう。

 問題③
難易度★☆☆☆☆
効果:持続的注意力が鍛えられ問題です
漢字の画数を答えましょう。紙に書かず、頭の中だけで画数を数えてください。

東洋経済オンライン

関連ニュース

最終更新:10/22(木) 14:11

東洋経済オンライン

投資信託ランキング