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ロシュの「アクテムラ」、コロナ重症患者の死亡を抑制する可能性も

10/21 8:41 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): スイスの製薬会社ロシュの「アクテムラ」(一般名トシリズマブ)は新型コロナウイルス感染症(COVID19)の重症患者に早期に投与された場合、死亡する確率が3割近く低くなり、患者の生存に寄与する可能性があることが、観察研究で分かった。

研究チームは医学誌ジャーナル・オブ・アメリカン・メディカル・アソシエーション(JAMA)インターナル・メディスンで、今回の研究はアクテムラのさらなる調査のきっかけにすべきだと指摘した。同薬は過剰な炎症反応を抑える目的で新型コロナ以外の症状に既に使用されており、コロナ感染に過剰な反応を示した患者にも役立つと広く期待されている。

研究によると、集中治療に入ってから48時間以内にアクテムラを投与された患者は1カ月以内に死亡した割合が28%だった。これに対し、投与を受けなかった患者は37%だった。

一方、この夏と秋には科学的に厳格な条件下で行われた臨床試験で効果の有無について一貫性のない結果が示されている。今回の研究では全米で治療を受けた3924人の診療記録を詳細に調べ、アクテムラの投与を受けた433人とそれ以外の人を比較した。

同薬を販売するロシュのジェネンテック部門は発表文で「抗ウイルス薬との併用など他の治療セッティングでアクテムラをさらに調べるため、新型コロナの臨床試験プログラムの継続に引き続き関与していく」とコメントした。

原題:Roche’s Actemra May Curb Deaths in Critical Covid Patients (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bloomberg

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最終更新:10/21(水) 8:41

Bloomberg

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