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世界の富裕層が実践する「投資のルール」5つ

10/20 12:01 配信

東洋経済オンライン

誰もが「お金持ちになりたい」と思っているはずだが、実際にお金持ちになれる人はごくわずか。お金持ちになれるのは、ごく限られたわずかな人だけなのだろうか?  しかし、国内外の投資・経済に精通し『世界のお金持ちが実践するお金の増やし方』の著者である高橋ダン氏は、「知識と情熱(パッション)があれば誰でもお金持ちになれるチャンスはある」という。そんな高橋氏に、世界の富裕層が実践する資金の増やし方について聞いた。

■世界の投資家が実践する5つのルール

 私は12歳から現在までの23年間、投資を続けています。23歳以降は固定給を受け取っておらず、運用で得た成果報酬と個人財産の投資で生活をしてます。

 その経験の中で、世界の富裕層の方法論も参考にしながら、投資で利益を出すための法則をいくつか見つけました。それらを整理していくと「5つ」に絞られました。ここでは「世界の投資家が実践する5つのルール」を紹介します。

 なお、私は「短期売買=取引」「長期運用=投資」と考えていますが、いずれの手法でもリスクがあります。そのリスクをいかに抑えるかが重要です。

【ルール1】情報をできるだけ集める
 取引と投資の世界では「情報は武器」です。武器が多いほど選択肢が増え、判断が正確になります。

 金融市場は、言ってみれば“戦場”です。基本的に、誰かが1円稼いだときには、ほかの誰かが1円を失っているからです。これを「ゼロサムゲーム」といいます。

 この“戦場”を生き抜くために、どのように情報を集めればいいのか。その1つの方法として、私は毎日『日本経済新聞』『ブルームバーグ』『トレーディングエコノミクス』『CNBC』といった約10の新聞やネットメディアをチェックしています。

 このときのポイントは、時間をかけすぎないこと。報道されるニュースを一つひとつ深掘りしていったら、どれだけ時間があっても足りません。そのため私は、まず「見出し」をチェックし、気になったものを詳しくチェックするようにしています。

【ルール2】ほかの人の意見だけで決断をしない
 新聞やネットニュースだけでなく、SNSやブログなどでも情報はあふれ返っています。

 しかし、膨大な数の意見を見聞きしたとしても、最終的には自分の“心”で決断しなければなりません。実際には「心」と「頭」です。情報ソースが家族でも友人でも会社の上司でも誰であっても、その人の意見だけに頼らないことが重要です。

【ルール3】分散投資をする
 投資先、投資商品を多様化させる、つまり「分散投資」のすすめです。

 取引や投資の際に、人間は時々ミスをします。それは100%避けられません。ですから、地域や投資商品が多様化したポートフォリオをつくることが重要なのです。

 日本人の多くは資産が日本とアメリカに偏る傾向があります。しかし、ドイツ、フランス、スペイン、ブラジル、ロシア、中国、インドなどにも目を向けるべきです

 投資をする際には個別株を選ぶのは初心者には難しい面もあるので、ETF(上場投資信託)で投資先を多様化するのがおすすめです。

 そのときには安心できる証券取引所に上場されているものを買うのがいいでしょう。

■自分に嘘をつかないために

【ルール4】買う理由、売る理由を記録する
 取引や投資をするときは記録を取る。これは私がファンドで働き始めたとき、先輩にアドバイスされたことです。

 例えば、新たに株式を購入したら、購入した理由を書きます。それと同時に、前もって売る理由も書いておきます。「こうなったら売る」というルールを記しておくのです。

 あるいは「こうなったら、自分の判断が間違っていたので売る」と損切りのルールも書いておきます。

 これがないと、自分が間違えても「自分は正しい」と都合よく解釈してしまいます。そう、自分に嘘をついてしまうのです。結果、失敗から学ぶことができないので何度も同じ間違いをしてしまいますし、感情のコントロールもできなくなります。

 書く方法は手書きである必要はありません。私はPCで管理していて、定期的に見返すようにしています。過去の自分と対話するといまの自分を客観視できるので、次の判断にも生かすことができます。

【ルール5】一度に大きく売買しない
 新しく買ったり売ったりするときは、一度に売買してはいけません。感情に動かされるのではなく、複数回に分けて投資しましょう。

 例えば、買いたい株式が下がっているとき、ついつい「いまがチャンスだ!  一気に儲けてやろう」と思ってしまうものです。

 しかし、一度に買うことはおすすめできません。

 10万円で買おうと思っているなら、まずは3万円だけ買う。

 その後に下がったらまた3万円買う。さらに下がったら4万円買う。そうやって少しずつ買うのです。売るときも同様です。

■どれだけ失敗を減らせるか

 投資では想定外の出来事により、暴騰・暴落することがあります。全額を同じタイミングで投資してしまうと、万が一暴落したときに大損害を被る可能性があります。

 世界のお金持ちは、投資に対して「いかに儲けるか」よりも「どれだけ失敗を減らせるか」を考えています。

 「すでにお金を持っているから、そう考えられるんでしょ?」と思う人もいるかもしれませんが、それは違います。お金に“欲”を持ちすぎると、むしろ逃げていくことを感覚的にわかっているからです。うまくいきすぎているときほど、自制する精神を持つ。これが投資で成功するために必要なマインドです。

 投資をするとき、「何%のリターンを目指す」といった目標を立てる人もいると思います。しかし、目標にこだわりすぎると、投資に対してネガティブな気持ちが強まります。とくに初心者にはこの傾向があるので注意してください。

 例えば、目標リターンを10%に設定して、実際に5%しか得られなければ、どうでしょう。「自分は才能がない」「投資は向いていない」「やっぱり貯金が一番だ」などと思い込んでモチベーションが下がってしまいます。

 そうなると、中長期で見れば上がる商品を売ってしまったり、日課にしていた情報収集をしなくなったり、アンテナを張る意識がなくなったり、いいことは何もありません。

 利益の目標は立てず、余裕資金でリラックスして投資する。これが大切です。

東洋経済オンライン

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最終更新:10/20(火) 12:01

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