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東京為替見通し=米大統領候補討論会と英・欧通商交渉控えて動意に乏しい展開か

9/29 8:01 配信

トレーダーズ・ウェブ

 28日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは、欧米株価の上昇を背景にリスク・オンのドル売りが優勢となり1.1680ドルまで上昇、ユーロ円も123.21円まで上昇した。しかし、ラガルド欧州中央銀行(ECB)総裁が欧州議会で「ユーロ上昇はインフレ率を押し下げるだろう。ユーロの動きを極めて注意深く監視している」と述べたことで上値は限定的だった。ドル円はダウ平均が一時540ドル超上昇したことを受けて、リスク・オンの円売りが優勢となり105.66円付近まで上昇した。

 本日の東京外国為替市場のドル円は、第1回大統領候補討論会と英・欧第9回通商交渉を控えて動意に乏しい展開が予想される。
 本日公表される日銀金融政策決定会合における主な意見(9月16-17日分)では、アベノミクスからスガノミクスへの移行に際して、2013年1月の「政府・日銀の政策連携に関する共同文書(アコード)」の修正・変更の可能性への言及に要注目か。黒田日銀総裁は、2013年4月の時点では、インフレ目標2%を2年以内に達成と表明したが、7年後の8月のコアインフレ率は前年比-0.4%であり、目標が形骸化しており、喫緊の課題は、物価よりも、新型コロナウイルスによる雇用不安であることで、議論の有無に要注目となる。
 ドル円の注文状況は、上値には、105.70-80円には断続的にドル売りオーダー、超えるとストップロス買い、105.90円と106.00円にもドル売りオーダーが控えている。下値には、105.20円にドル買いオーダー、割り込むとストップロス売りが控えている。
 ドル円のテクニカル分析では、陰線新安値5手で一目均衡表・雲を下抜けて104.00円まで下落した後、下ヒゲを伸ばした切り込み線、5手連続陽線で反発しているものの、攻防の分岐点である雲の下限105.93円に届いていないこと、遅行スパンも逆転したままであることで、綾戻しの可能性が示唆されている。

 第1回大統領候補討論会の争点は以下の通り。
・新型コロナ景気対策法案(民主党:2.4兆ドル 対 トランプ政権:1.5兆ドル)
・最高裁判事の承認(民主党:大統領戦後 対 トランプ政権:10月26日週に承認)
・税制(民主党:増税路線 対 トランプ政権:追加減税)
・対中国(民主党:融和策 対 トランプ政権:覇権争い継続)
・新型コロナウイルス対策
・人種差別問題対策

 第9回英・欧州連合(EU)通商交渉の争点は以下の通り。
 EU離脱協定に関する8回の通商交渉では、公正な競争環境、漁業権、貿易(物品・サービス)などの課題が未解決だったが、ジョンソン英政権が国内市場法案を提示したことで、交渉の難航は必至とされている。一方で、一部報道では、進展が見られる、との見解もあり、予断を許さない状況が続く。
■EU離脱協定(国際条約)
・北アイルランドとアイルランド共和国に物理的国境を設けない
・英国領の北アイルランドはEU関税同盟に残留し、EUUの管理を受ける
■国内市場法案(国内法)
・税関手続きを不要にする権限を閣僚に付与する

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最終更新:9/29(火) 8:01

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