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仮想通貨の世界で獲物見つけ撤退支援-離婚で入り用ならお任せ

9/28 17:12 配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 仮想通貨の世界で「鯨」と呼ばれるような大口投資家がひっそりと撤退しようとするとき、支援をあおぐのがブライアン・エステス氏だ。

エステス氏(52)が率いる約4000万ドル(約42億円)規模のファンド、オフ・ザ・チェーン・キャピタルは離婚など予想外の事態のために手元不如意となった人からデジタル資産を買い入れることに特化している。同氏によれば、同ファンドは通常50%以上の割引価格で資産を買い取る。

オフ・ザ・チェーンは仮想通貨決済を手掛けるビットペイの約1%買い入れで協議している。仮想通貨交換業者クラケンの持ち分購入も交渉中だ。3月にはポリチェーン・キャピタルの1%を元従業員から買い取り、離婚で資金が必要になった所有者からベンチャーキャピタル、デジタル・カレンシー・グループの持ち分も買い入れた。

「誰も釣りをしないようなところで獲物を探している。ブロックチェーン資産を、事情のある売り手から割安価格で買い取っている」とエステス氏は説明する。

仮想通貨価格は再び急騰しており、分散型金融(DeFi)として知られる分野はバブル並みのブームになっているが、売りたい人は大勢いる。ベンチャーファンドやプロジェクト、新興企業に投資した資金は現金化が難しい。

オフ・ザ・チェーンは2014年に破綻した日本の仮想通貨交換業者マウントゴックス関連の資産も買い取る。ビットコインとイーサをパッケージ化して、株式のような投資商品として証券会社を介して販売することもしている。

「ビットコインが値上がりしなくてもこうしたプレミアムから年40-60%の利益を上げている」とエステス氏は言う。

業界データ会社のクリプトファンドリサーチによれば、ビットコインに投資する普通の仮想通貨ファンドの7月末までの年初来リターンは57.2%だが、オフ・ザ・チェーンは93%だとエステス氏は話している。

原題:Vulture Investor Feasts on Crypto Whales Seeking Quick Exits(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bloomberg

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最終更新:9/28(月) 17:12

Bloomberg

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