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褒められ慣れてない部下に自信を持たせる方法

9/26 5:51 配信

東洋経済オンライン

部下とのコミュニケーションの取り方に悩んでいる、部下を傷つけずに注意するにはどうすればよいのか――。そんな、さまざまな悩みを抱えている人も多いのではないだろうか。西出ひろ子著『知らないと恥をかく 50歳からのマナー』より、部下の褒め方に関する箇所を一部抜粋・再構成してお届けする。

 仕事はお金をもらってやるのだからできて当たり前。いちいちほめたりはしない――。そのような考え方で、50代の私たちは育ってきました。今は時代が異なります。ほめる時代になりました。突出した成果がなくても、ほめるということは、相手を認めた証拠。あなたに認めてもらえた部下たちは、安心感をえて、仕事に邁進できます。ほめることによって、部下のポテンシャルは引き出されるのです。

 SNSには読者からの「いいね!」 の数が表示されます。「いいね!」 の数は読者からの賞賛の度合いであり、投稿者の影響力の証でもあるのです。若い部下には些細なことでも、ほめてあげるように心がけましょう。それが社員の義務の範疇でも、チャンスがあればほめるのです。ほめられたことで承認欲求が満たされれば、 仕事と向き合う姿勢も変わってきます。できて当たり前のことでも、若い部下たちはほめられれば喜ぶのです。

■些細なことでも感謝を伝える

 できて当たり前のことを、いちいちをほめるなんて――。そんな抵抗感が拭えないようなら、「感謝」を口にすることから始めましょう。部下が行った些細なことに、まずは 「ありがとう!」と感謝を述べるのです。感謝の言葉からスタートすると、それに続けて 「よくできているね!」「わかりやすい資料でいいね!」といったほめ言葉も、自然と口をついて出るようになります。

 より部下の感情に訴えかけたいのなら、「クッション言葉」を言葉と組み合わせるのもいいですね。 感謝の言葉の前に、クッション言葉をつけ足すわけです。こうした言い方だとより一層、ほめられた部下もうれしくなります。さらに部下の名前を呼びかければ、部下のあなたへの好き好きモードは、MAX沸点を超えますね。

 最近の若い人たちの傾向として、「ほめられて伸びるタイプ」が多いことは間違いありません。だからといって、全員がこれに当てはまるわけではありません。「ほめられると凹む」といった若い人も、少なからずいるのですから。このような傾向にある人たちは、過去に誰かにほめられて、あとで突き放されたなどの苦い経験があるのかもしれません。

 またそのような事態が原因となり、自信をもつことができずに、自己評価があまりに低すぎて、「自分なんかほめられるはずがない」と思い込んでいるのかもしれません。いずれにしても、こうしたタイプはほめ方を間違えると、かえって心を閉ざしてしまいますから、慎重に対応しましょう。

 マナーの神髄は相手の立場にたつこと。その部下がほめられることを好むのか嫌うのか、上司として正しく見極める能力も必要です。その部下がどちらのタイプなのかは、何気ない場面から見えてきます。

 たとえば、一緒にランチを食べる機会や、社内のオンラインミーティングで、場を和ますスモールトークの一環として、次のようにたずねてみてはいかがでしょうか。「俺は小さい頃からほめられることがなかったから、ほめられると何だか恥ずかしくて、苦手だったんだよな」それに対する部下の反応で、どちらのタイプかが見えてきます。 さらに 「 ●●さんはどう? ほめられるとうれしい?」などと踏み込んでもいいでしょう。 部下の人となりがわかるだけでなく、心の距離を詰めるきっかけにもなります。

■先にほめることも大切

 部下をほめることに慣れてきたら、逆パターンにチャレンジしましょう。先に部下をほめてから、感謝の言葉を告げるのです。順番を変えると感謝の言葉に、より一層の説得力が生まれます。何に感謝したのか、理由が明確になるからです。

 指示した仕事を行うことは、社会人としては当然の行為。だからといって、「やって当たり前」と突き放していたら、今の若い人たちは付いてきてくれません。ここは社会人の先輩として、 何事にも感謝するという、人としての器の大きさと深さを示してまいりましょう。

 ほめる場面が多いほど、部下はやる気を出してくれます。些細なことでもほめるチャンスを見つけたら、 積極的にほめてあげましょう。

 指示した仕事を終えたらほめて、集中して仕事をしていたらほめてあげるのです。そのためには仕事の進捗状況を、常に把握しておく必要があります。部下が何をしているかわかっていれば、ほめるポイントも見つけやすいですからね。指示した仕事の途中経過を確認することで、「もうここまでできたのか! すごい!」と、完了前にほめるチャンスもつくれるのです。

東洋経済オンライン

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最終更新:9/26(土) 5:51

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