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ドルインデックスは目先、3月安値が目標。それ以上の上昇には、ドル買い材料が必要

9/23 14:06 配信

ザイFX!

■FOMC、2023年までゼロ金利政策を維持
 9月15日(火)~16日(水)に開催されたFOMC(米連邦公開市場委員会)では、少なくとも2023年まではゼロ金利政策を維持することが示されました。

 長期的に低金利が続くことになり、これは米ドル安要因になります。

 ただ、各国も低金利のため、その差はあまりなく、米ドルを売る材料としては弱いものとなっています。

■英ポンドは英MPCや要人発言で乱高下
 9月17日(木)の英MPC(金融政策委員会)では、議事録でマイナス金利の有効性を議論していたことがわかり、英ポンドは軟調に推移しました。

 英ポンド/米ドルは1.2865ドルまで下がりましたが、フォンデアライエン欧州委員長が「英国との通商合意は可能」と発言したことで、1.2998ドルまで、133pips急騰しました。

 ブレグジット(英国のEU離脱)問題で、その後も軟調に推移し、英ポンド/米ドルは1.2712ドルまで下がりましたが、昨日(9月22日)はベイリーBOE(イングランド銀行[英国の中央銀行])総裁が、マイナス金利について消極的な発言をしたことで再度急騰。1.2867ドルまで、155pips上昇しています。

■英ポンドが底をつけるのは、いつ? 
 本日(9月23日)は、バルニエ英EU(欧州連合)首席交渉官が、英国と非公式会談を行う予定となっており、9月28日(月)からは、英・EUの9回目の通商交渉が行われます。

 英ポンドに関しては、売り目線のままですが、上記のようにヘッドラインで簡単に急騰することもあって、ポジションを持ち続けるには、リスクコントロールが必要になります。

 英ポンドをトレードするのであれば、デイトレードなどで細かくトレードするか、スイングトレードの期間であれば、ポジション量を少なめにする必要があります。

 合意なき離脱の可能性で、英ポンドはまだ、売り目線ですが、今はジョンソン英首相の交渉術による強硬姿勢だと考えていることもあり、期限ギリギリには枠組みだけでも合意してくると思います。そして、そのときには、英ポンドは底をつけることになると思います。

 すでに一部の金融機関からは、英ポンド買い推奨のレポートが出たりしていますが、今はまだ、底打ちしたとは見えません。そのため、売り目線のままですが、英・EU間で歩み寄りが出てくるようなことになれば、そのときが、英ポンドの底になると考えています。

■フィンセン文書の漏洩でリスク回避
 今週(9月21日~)は、フィンセン文書が漏洩したことで、リスク回避の動きとなっています。

 フィンセン文書は、金融機関の不審な取引を記録した米財務省への報告文書です。2000年から2017年までの間、米金融当局に送られた文書で、約2兆ドルあまりの取引に、マネーロンダリング(資金洗浄)などの不正な取引の可能性があるとされています。

 金融機関は、マネーロンダリングなどを阻止しなければいけない立場にありますが、過去に米当局からペナルティを科された者に対しても、一部の金融機関は取引を続けていたとされ、これがリスク回避の動きにつながっています。

 為替市場は米ドル高・円高で、米ドル/円は104円台半ばのサポートゾーンを下抜け、一時、104.00円まで下がりました。

■ドルインデックスは目先、レジスタンスがターゲットだが…
 株式市場も軟調に推移していますが、過剰流動性相場はまだ続いており、下がれば買いたいと考えている人も多くいると思います。

 今は、株式市場が下がっているため、米ドル高となっていますが、米ドルを買い続ける材料もなく、株式市場も下がり続けないと思いますので、今の米ドル高も続かないと考えています。

 ドルインデックスからは、3月9日(月)安値の94.65がレジスタンスになるため、目先はそこをターゲットに上昇する動きだと思いますが、それ以上は、米ドルを買う材料が必要だと思います。

■ユーロ/米ドル、下抜けても1.15ドル付近はサポートされそう
 ユーロ/米ドルも、1.17~1.20ドルのレンジを抜けることができないでいますが、IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向で、投機筋の米ドルに対するユーロのポジションが買いに偏っていることもあって、今の水準では買いたいと思えません。

 しかし、1.17ドルを下抜けたとしても、1.15ドル付近には以前のレジスタンスがあり、さらに、その水準は38.2%押しの水準とも重なるため、そこはサポートされやすいと思います。

 そのため、長期的には買いが出てきやすい水準だと思います。

■豪ドル/米ドル、0.70ドル割れなければ長期上昇か
 一部報道によると、トランプ大統領は、中国人民元安を止めたいと考えており、米ドル安にもしたいと考えているようです。しかし、側近からは、自然に変動させなければならないと言われたようなので、今後は、結果的に米ドル安になる政策を多用してくることが考えられます。

 米ドル/中国人民元が下がるのであれば、相関性からは、豪ドル/米ドルが上昇する可能性があるということになります。

 豪ドル/米ドルは、長期的には上昇という考えのままですが、ここまでの上昇が大きかったこともあって、買いにくい水準でした。しかし、下は0.7060ドルにサポートがあるため、0.7000ドルが割れないようであれば、長期的には上昇が期待できると思います。

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最終更新:9/24(木) 20:46

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