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【米国株動向】ネットフリックスとフェイスブック、今注目すべきはどちらか?

9/19 12:01 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020年9月3日投稿記事より

 デジタルビデオ配信のネットフリックス(NASDAQ:NFLX)とソーシャルメディア大手フェイスブック(NASDAQ:FB)はどちらも今年、株式市場を凌駕しています。

新型コロナウイルス感染症のパンデミックは、この2社を含めてあらゆるビジネスに難題を突きつけています。

しかしネットフリックスとフェイスブックに関しては、大流行時の外出禁止令が全般的にビジネスにプラスの影響をもたらしています。

9月初めの時点で、フェイスブックの株価は年初来47%上昇、ネットフリックスは71%上昇し、過去最高値をわずかに下回る水準となっています。

銘柄が高値にあってもほとんど空売りされていない状況を見ると、投資家は概ね両社に良好な状態が続くと見ているようです。

それではこの2銘柄のうち、今注目すべきはどちらでしょうか。
フェイスブック:巨大プラットフォームが持つ影響力にはリスクもある
フェイスブックの第2四半期決算は、ウォール街の予想を上回る結果となりました。

利益は前年同期比約2倍の1株あたり1.8ドル(アナリスト予想平均は1株あたり利益1.39ドル)、売上は11%増の187億ドル(同174億ドル)でした。

インスタグラム(Instagram)やワッツアップ(WhatsApp)といった同社のソーシャルネットワークのツールは、ロックダウン(都市封鎖)下の人々にとって重要な存在となっています。この状況の中で同社の広告収入は伸び、売上増につながりました。

一方で現在、同社のプラットフォームが米大統領選挙に与える影響に高い関心が集まっています。

大統領選挙の年には、大きな影響力を持つソーシャルネットワークの影響力は諸刃の刃となります。

同社のプラットフォームは、重大な事柄への関心を高めるために利用されることもあれば、偽情報を広めるために悪用される場合もあります。これは新型コロナウイルス大流行の場合も同様です。

フェイスブックには利用者の命を守ることもできれば、危険に晒す可能性もあります。

マーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は、シェアされる情報が確実に信頼でき正確なものであるように、同社は様々な措置をとっているとしています。

同氏は第2四半期の決算カンファレンスコールで「フェイスブックのプラットフォームは、ユーザーに対して自分の意見を発信する機会を提供し、中小企業に対しては、かつて大企業だけのものだったツールへアクセスする機会を提供している」と述べています。

「新型コロナウイルスが発生して以来、フェイスブックのサービスを利用して、家族や友人に直接会えない人々が連絡を取り合い、実店舗を休業している事業主がオンラインで事業を継続させている」とも指摘しています。

【米国株決算】フェイスブックの最新決算情報と今後の株価の推移
ネットフリックス:コンテンツ制作が一時中断したものの、業績は好調
ネットフリックスには様々なチャンスと課題があります。

同社は新型コロナウイルス感染症によるソーシャル・ディスタンシングの要請により、コンテンツ製作を一時中断しました。

現在は徐々に再開していますが、スケジュールは大幅に遅れています。

一方で、ロックダウン下にある全世界の人々がネットフリックスのストリーミング配信をこぞって利用した結果、第2四半期の業績は素晴らしいものとなりました。

同社の会員数は、第2四半期に1,010万人増えました。

売上は前年同期比25%増で、制作中止によりキャッシュフローは黒字となりました。

第3四半期の新規会員数は減少が予想されるとのニュースを受けて株価は下落したものの、第2四半期の決算は、同社が長期的に見て成長性があり、利益を出せる事業だという見方を示すものでした。

【米国株動向】ネットフリックス決算で注目すべき5つのポイント
ネットフリックスに軍配
筆者はフェイスブックのビジネスモデルを全面的に評価しているわけではありません。

現在は上手くいっており、インスタグラムとワッツアップへの世代間交代の準備もできています。

しかし、その後の長期的な成功への明確な道筋が見えません。

10年あるいは20年後には、フェイスブックはかつて人気を博したSNSプラットフォームのマイスペース(MySpace)やフレンドスター(Friendster)と同様に、過去の存在となっている可能性も大いにあります。

一方ネットフリックスには、株価がさらに上昇する要素があります。

デジタルメディアはすでに大きな存在となっていますが、市場が完成されるまでにはまだ遠く、今後も成長が見込まれます。

さらにあと数年もすれば、ネットフリックスのオリジナル作品は、世界各地で高い利益を生み出すキャッシュマシーンとなり、リターンを享受することでしょう。

以上のような理由から、著者はネットフリックスに軍配をあげます。

The Motley Fool

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最終更新:9/19(土) 12:01

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