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明日の戦略-4日続伸で週間では900円超の上昇、来週もリスクオンの流れが継続か

8/14 17:15 配信

トレーダーズ・ウェブ

 14日の日経平均は4日続伸。終値は39円高の23289円。まちまちの米国株を受けても上昇して始まったが、やや値を消した後は前日終値近辺での小動きが続いた。下げに転じる場面もあったが、そこではすかさず買いが入った。一方、週末で模様眺めムードも強く、23300円より上は重かった。前場である程度動きが落ち着くと、後場は小幅なプラスで凪(なぎ)のような静かな地合いが続いた。東証1部の売買代金は概算で2兆0200億円。業種別ではサービスや医薬品、精密機器などが上昇した一方、不動産や鉱業、輸送用機器などが下落している。ZOZO創業者の前沢友作氏が大株主に浮上したと伝わったユナイテッドアローズとアダストリアが大幅高。半面、1Qが大幅な減益となったダブルスタンダードが急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり818/値下がり1276。ソニーや富士フイルムが強い上昇。電通Gや富士ソフト、東和薬品が決算を材料に大きく買われた。大戸屋との提携話を手掛かりにオイシックス・ラ・大地が急騰。ミズホメディーは新型コロナウイルス検出試薬に関するリリースを材料にストップ高比例配分となった。ほか、メドピアやエムスリーなど医療関係の銘柄に資金が向かった。一方、ソフトバンクGやトヨタが軟調。三井不動産や東京建物など不動産株には大きく売られるものが多かった。三菱UFJや三井住友など銀行株もさえない動き。タカラトミーやすかいらーく、サイボウズが決算を受けて大幅安となった。今期大幅減益計画のロジザードはストップ安比例配分と売りが殺到した。

 日経平均は後場も大きく崩れることなくプラスを確保。週間では4桁高とはいかなかったものの、約959円上昇しており、大きく水準を切り上げた。今週はきょうを除く3営業日で陽線を形成した。同じ上昇でも場中の動きが強いと売り急ぎがなくなり、逆に売り渋るようになってくる。そしてそのことが新たな買いを誘う好循環が生まれてくる。来週はこの流れを維持して、陽線を多く並べることができるかに注目しておきたい。


【来週の見通し】
 堅調か。今週、日経平均が23000円や6月につけた高値を上回ってきたことで、リスク選好ムードの強い相場環境が続くと考える。決算発表が一巡して材料難とはなるが、決算で派手に動いた銘柄も多く、証券会社のリポートなどを材料に改めて物色される銘柄も多いと思われる。個別の活況が引き続き全体市場を下支えするだろう。国内では4-6月期GDP速報値など注目度の高い指標の発表もいくつかあるが、今の地合いであれば、大幅な悪化となった場合には追加の経済対策への期待が高まるといったように、マーケットはポジティブな受け止め方をすると考える。足元で強まりつつある円安基調が強まるようなら、リスクオンの流れに拍車がかかる展開もあるとみる。


【今週を振り返る】
 大幅高となった。東京市場が三連休の間の米国株が概ね堅調であったことから、週明け11日の日経平均は400円を超える上昇。7月米雇用統計の好内容などもあってドル安(円高)の流れには変化が見られ、円安進行が日本株の上昇を強く支援した。週前半はグロース株売り、バリュー株買いの流れであったが、米主力ハイテク株の上昇を受けて中盤以降はグロース株にも見直し買いが入った。指数は13日に再び400円を超える上昇となり、節目の23000円や6月につけた戻り高値を上回った。日経平均は週間では959円の上昇。週足では2週連続で陽線を形成した。


【来週の予定】
 国内では、4-6月期GDP速報値(8/17)、6月機械受注、7月貿易収支、7月訪日外客数(8/19)、7月全国消費者物価指数(8/21)などがある。

 企業決算では、ビジョン、フォーバル、総医研、ビジョナリー、FCHD、太平製(8/17)、あいHD、国際計測(8/18)、北川精機、玉井船(8/19)、船総研HD、グリー、藤久(8/20)、VTHD(8/21)などが発表を予定している。

 海外では、米8月NY連銀景気指数、米8月NAHB住宅市場指数、米6月対米証券投資(8/17)、米7月住宅着工件数(8/18)、FOMC議事録(7/28~7/29開催分)(8/19)、米8月フィラデルフィア連銀景気指数(8/20)、米7月中古住宅販売(8/21)などがある。

 米企業決算では、ウォルマート、ホームデポ(8/18)、エヌビディア、ターゲット(8/19)、ギャップ、ヒューレット・パッカード(8/20)などが発表を予定している。

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最終更新:8/14(金) 17:15

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