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ドルショートに偏りすぎとヘッジファンド、急反発リスクを警戒

8/13 3:25 配信

Bloomberg

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ドル安を見込む持ち高がますます積み上がっている様子で、それが踏み上げを招きそうだと、一部のヘッジファンドは警戒する。

600億ドル(約6兆4100億円)を超える資産を運用するブルーベイ・アセット・マネジメントはドルショートの持ち高で利益を確定させた。AMPキャピタルは新興国通貨の上昇を見込むポジションを解消した。K2アセット・マネジメントはドルの急反発を警戒して、リスク削減に動いている。

ドルショートの持ち高はいまや2年ぶりの高水準に上る。だが、こうした見方が正しければ、投資家が夏の間にドルショートで得た利益は吹き飛びかねない。米金融当局が3月に強力な政策対応を示唆して以来、ドルショートは外国為替市場で最も人気のある取引で、先安観が強いなか勢いが弱まる兆しは見えない。

だが、AMPのダイナミック・マーケッツ責任者のネーダー・ナエイミ氏は「ドルショートが極めて高水準になりつつある」とし、「このリスクがいつ顕在化してもおかしくはない。ドルが戻す余地はある」と述べた。

ドルは直近の4カ月連続で他のG10通貨に対して売られ、ドルショートの持ち高は膨らみ続けている。7月末時点で投機筋の資金は円に流入し、ユーロは2年ぶりにネットロングに転じた。

ドルに強さが戻ると考えるヘッジファンドはないものの、短期的な反発のリスクは高まっているとの見方では一致する。

K2アセットの調査責任者、ジョージ・ブーバラス氏は「ボラティリティーが急速に高まれば、ドルは短期的に急回復する可能性がある」と予想。「そうなればドル上昇で衝撃を受けやすい新興国市場の一部などに打撃が及びそうだ」と続けた。

8月からドル高を後押しする季節的な資金流入が始まる可能性もある。過去10年の月別のドル騰落率によると、8月から11月までドルは上昇する傾向がある。過去7回の大統領選挙前の四半期は、平均で3%上昇している。

原題:Hedge Funds Warn Crowded Dollar Shorts at Risk of Backfiring (2)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Bloomberg

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最終更新:8/13(木) 3:25

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