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株式明日の戦略-円安が日本株の上昇をアシスト、日経平均は23000円が射程圏内に

8/13 3:55 配信

トレーダーズ・ウェブ

 12日の日経平均は続伸。終値は93円高の22843円。米国株は取引終盤に急失速したが、円安進行が支えとなってスタートは小幅安。すぐにプラス圏に浮上した。序盤では上げ幅を3桁に広げた後に下げに転じるなど方向感が定まらなかったが、値上がり銘柄が多く下値が限られたことで、次第に値動きが落ち着いた。ただ、バリュー株買い、グロース株売りと、物色には濃淡がついたことから、上げ幅を広げるかというところでは、それを修正する動きも見られた。後場に入るとプラス圏が定着し、22800円台に乗せて取引を終えた。TOPIXが6月10日以来、2カ月ぶりに終値で1600p台を回復。一方、グロース株には厳しい流れとなる中、マザーズ指数が2%超の下落となった。東証1部の売買代金は概算で2兆5600億円。業種別では鉄鋼や石油・石炭、電気・ガスなどが強い動き。下落は非鉄金属のみで、医薬品やサービスの上昇が限定的となった。1Qは大幅な営業減益も目先の悪材料出尽くし感が強まった東映が後場に入って上げ幅を拡大。半面、通期の見通しを引き下げた応用地質が後場に入って急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1641/値下がり472。米国で金融株が買われた流れを受けて、三菱UFJや三井住友など銀行株が強い上昇。資生堂やコーセー、花王など化粧品株に資金が向かった。NTTやドコモなど通信の一角が大幅高。JR東日本やOLCなどレジャー関連を見直す動きも継続した。荏原製作所や新日本電工、アルバックが業績関連のリリースを材料に急伸。IPOで好スタートを切ったT&Sが買いを集めてストップ高となった。一方、ソフトバンクGが1Q決算を受けて大幅安。上期営業赤字の楽天は7%超の下落となった。太陽誘電やTDKなどハイテクの一角が売りに押され、BASEやマクアケ、マネーフォワードなど値持ちの良かったマザーズ銘柄が急落。Amaziaは3Qは前年同期比で大幅な営業増益となったものの、市場の反応は厳しく、ストップ安まで売り込まれた。

 日経平均は続伸。米国株が終盤に崩れる嫌な下げ方となったものの、これに連動することなく、プラスで取引を終えた。先週後半は円高への警戒が強まり下落する日が続いたが、今週に入ってドル円が一転、円安方向に傾いており、日本株の上昇を後押ししている。ドル安基調が修正される中で、米長期金利の上昇や金価格の下落など、債券および商品市場にもこれまでとは異なる動きが見られており、目先は不安定な動きが続くかもしれない。それでもきょう22800円台に乗せたことで、次の節目の23000円が視野に入ってきた。7月に上を試した局面では、22965円(7/15)までで上値が抑えられ、その後は調整色を強めた。今回も節目で跳ね返されて22000円~23000円レベルでのレンジ相場が続くのか、それとも23000円を突破して上昇拡大となるのか、重要な局面を迎えている。早いうちに7月高値の22965円を上回ることができるかが目先の注目点となる。きょう一足先に7月の高値を上回ってきたTOPIXが、6月高値の1633pに向けて上昇の勢いを強めることができるかという点にも注意を払っておきたい。

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最終更新:8/13(木) 3:55

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