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目先のユーロ/米ドルは、1.15~1.19ドルのレンジか。買いも売りも利食いを忘れずに!

8/11 14:06 配信

ザイFX!

■米雇用統計は良かったが、米ドルは大きく反応せず
 先週(8月3日~)は、7日(金)に米雇用統計(7月分)の発表がありました。

 週初に、トランプ大統領が2日連続で「大きな数字が出る」と発言していたため、米雇用統計には注目が集まりました。

 結果は、失業率は10.2%、非農業部門雇用者数はプラス176.3万人、平均時給は前月比プラス0.2%と、全体的には良い数字でした。

 しかし、期待値が上がっていたこともあり、発表直後の米ドルは急騰するわけでもなく、米ドル/円では、105.70円付近を乱高下する程度の動きで終わりました。

■ユーロ/米ドルは、手仕舞いが出やすい状況
 ユーロ/米ドルは、先月(7月)まで上昇トレンドが継続していましたが、1.19ドル台では利食い売りが出ており、上昇トレンドも止まっています。

 また、8月7日(金)には米大手金融機関から、「米ドルは過去40年超で、もっとも売られ過ぎの水準」とも伝わり、米ドルの買い戻しの動きにつながりました。

 CFTC(全米先物取引委員会)が発表しているIMM(国際通貨先物市場)のポジション動向でも、投機筋の米ドルに対するユーロの買い越しが、かなり積み上がっているため、手仕舞いが出やすい状況だと思います。

 そのため、ユーロ/米ドルが、ここからさらに上昇するには、新しい材料が必要になるのではないかと思います。

■1.15~1.19ドルのレンジで考えたい
 市場のポジションは、買いが多いこともあり、ポジション調整の動きになっていますが、積極的に売るような材料もないため、ユーロ/米ドルは、現在も1.17~1.19ドルを中心とした、レンジ内での推移となっています。

 今は狭いレンジでの調整ですが、ポジションの偏りや、MACDが買われ過ぎを示唆したままであることを考えると、1.15~1.19ドルのレンジの可能性で考える方が良いのではないかと思います。

■買っても売っても、利食いを入れていく必要がありそう
 前回のコラムでもお伝えしたとおり、ユーロ/米ドルは、買ったとしても、利食いを入れていく必要がある局面だと考えています。

 また、調整局面のため、売り方向(ユーロ売り・米ドル買い)でも取れると思いますが、米国の大規模な財政出動と、FRB(米連邦準備制度理事会)による無制限の金融緩和もあって、米ドル売りも出てくると思いますので、ユーロ/米ドルを売った場合も、利食いを入れなければいけないような局面だと考えています。

 テクニカル的に信頼性が高い反転の形になれば、調整は深くなると思いますが、まだ、そのような形ではないと思います。

 たとえば、フォーメーション分析などで反転の形を作ったようなときは、調整が深くなると思いますので、そのときは、積極的に売りを狙いたいところです。

■豪ドル/円は三角保ち合い。どちらにブレイクする…? 
 豪ドル/円は、日足チャートで三角保ち合いの形を作っています。

 高値は76.80円付近で上値を止められており、安値は6月から徐々に切り上げてきて、現在は75.30円近辺がトレンドラインの位置になります。

 すでに、2カ月ほど保ち合いが続いており、これをブレイクすれば、2円ぐらいの動きはあるのではないかと思います。

 そのため、高値をブレイクすれば78円台後半へ、安値のトレンドラインをブレイクすれば、73円台前半までの下げが期待できるのではないかと考えています。

 通常は、安値が切り上がっていることもあって、上へブレイクすることの方が多いですが、今月(8月)はリスク回避の動きになりやすいという季節性もあるため、下へブレイクする可能性もあるのではないかと考えています。

 テクニカル面だけの内容になるため、材料もほしいところですが、ブレイクのタイミングで材料を伴っていれば、ターゲットまでの動きは期待できると思います。

■あくまで調整局面。長期的な米ドル安は続く
 先週(8月3日~)から、米ドル安トレンドの調整局面に入っているため、ユーロ/米ドルのトレンドは止まっていますが、長期的な米ドル安は続くと思いますので、あくまでも調整局面という認識になります。

 そのため、今週(8月10日~)は、ユーロ/米ドルは戻りがあれば、売りで良いのではないかと考えていますが、下げもあまりないと考えています。

ザイFX!

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最終更新:8/11(火) 14:06

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