IDでもっと便利に新規取得

ログイン

【米国株動向】バフェットは3週間で100億ドル以上を投資

8/8 12:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020年7月28日投稿記事より

過去2年間、バークシャー・ハサウェイ(NYSE:BRK.A)(NYSE:BRK.B)のCEOであるウォーレン・バフェットは、ベンチマークのS&P 500に比べ同社のパフォーマンスが低かったことで批判を浴びてきました。

しかし、彼の長期のパフォーマンスを見れば、史上最高の投資家といえます。

バークシャー・ハサウェイの2019年の株主の手紙によれば、バフェットは過去55年間で同社を平均「20.3%」の年間リターンに導きました。

これは、同じ時間枠でのS&P 500の「10%」の年間リターンと比較されます。両者の「10.3%」の差は、名目上はそれほど多くないように思えるかもしれません。

しかし、バークシャー・ハサウェイの株価は、1965年以来、S&P 500インデックスを2,700,000%以上も上回っています。

ウォーレン・バフェットが株を売買するとき、ウォール街と個人投資家は非常に注意を払います。

それが、過去3週間のマーケットをとてもエキサイティングにしている理由です。
バフェットは105億ドルの投資
7月5日から7月22日までの間に、ウォーレン・バフェットは100億ドルを超える投資をしました。

7月の第1週目に、バークシャー・ハサウェイは、ドミニオン・エナジー(NYSE:D)から各種の天然ガス輸送パイプラインと貯蔵資産を97億ドルで買収すると発表しました。

これには、資産に40億ドルを支払うこと、およびこれらの資産に関連付けられた57億ドルの負債を負担することが含まれます。

ドミニオンは、これらの資産の処分により公益事業の運営に専念できます。

バークシャー・ハサウェイから受け取った現金約30億ドルは、同社の普通株式の買い戻しに使用されます。

これは、1株当たり利益にプラスの影響を与えます。

バークシャー・ハサウェイ、米国の州間天然ガス輸送シェアを8%から18%に引き上げることに成功しました。

また、バークシャーはメリーランド州コーブポイントにある液体天然ガス(LNG)の貯蔵施設の25%の株も手に入れました。

これは、米国でわずか6つのLNGの輸出入拠点の1つです。
バフェットの動きはこれだけに留まらない
証券取引委員会に提出した書類によると、バフェットは7月20日から7月22日にかけてバンク・オブ・アメリカ(NYSE:BAC)の株式を3,390万株取得しました。

これらの購入費用は8億1,330万ドルで、同行におけるバークシャーの所有権は、約9億8,200万株(全発行済み株式の11.3%)となりました。

そして同行は、バークシャーにおいてアップルに次ぐ規模の持ち株比率となったのです。

バフェットが銀行株を好んでいるのは有名であり、バンク・オブ・アメリカは彼のお気に入りのようです。

2023年に連邦準備制度は金利の引き上げを開始する予定ですが、同行は大規模な受益者となるものと思われます。

さらに、バンク・オブ・アメリカは過去50年で驚くほど経費を削減してきました。

同行は、デジタルバンキングとモバイルアプリを利用することで、物理的な支店の一部を閉鎖して経費を削減してきたのです。

バフェットが再起動するまでに4.5年かかりました

バフェットが動き出すというのは素晴らしいニュースです。

しかし、彼が動き出すのに約4.5年もかかったことは多少不安でもあります。

2016年1月のPrecision Castpartsの買収以来、バークシャー・ハサウェイは2020年7月5日まで、まともな買収を行ってきませんでした。

バークシャー・ハサウェイは、2020年3月末の時点で、現金貯蓄が1,370億ドルもありました。

現金を持っていることは本質的に悪いことではありません。

しかし、バークシャー・ハサウェイのような投資会社にとっては良いことではありません。

過去3週間で同社は105億ドルを投資しましたが、現金貯蓄が減少したわけではないと思われます。

バフェットは、5月上旬の株主総会で、4月に60億ドルを超える株式を売却し、さらに株式を売却した可能性があると述べました。

同社の約50の所有事業から生み出されたキャッシュフローと相まって、バークシャーは、現在でも現金および市場性のある有価証券を1,370億ドル近く保有している可能性があります。

大きな取引を行わなかったり、積極的な投資を行おうとしないバフェットの姿勢は、ウォール街と投資家に対する静かな警告のようです。

彼は、長い目で見てアメリカ経済に賭けていないのでしょう。

彼の過去4年以上にわたる沈黙は、米国株式を評価していないことを示唆しています。

また、バフェットの投資対象は非常に限られています。

彼の焦点は、常に金融セクターと消費者セクターにあります。

近年のテクノロジーとバイオテクノロジーのパフォーマンスは素晴らしいものがありますが、バフェットはこれらの分野における専門知識がほとんどありません。

したがって、傍観者としてマーケットを眺めるだけになっています。

おそらく、現在バフェットが把握できているのはバークシャー・ハサウェイの真の価値です。

2018年中頃から7四半期にわたって、バフェットは70億ドルを超える自社株買いを行ってきました。

バフェットとその片腕のチャーリー・マンガーがバークシャーを割安と見なしている限り、バフェットは自社株買いを続けるでしょう。

これは、バークシャー・ハサウェイの株主にとっては嬉しいニュースですが、マーケット全体にとっては投資妙味に欠けることを示唆しています。

【米国株動向】バークシャー・ハサウェイがバンク・オブ・アメリカに追加投資。総株式の12%近くを保有

【米国株動向】バークシャー・ハサウェイ、ドミニオン・エナジーの天然ガス輸送事業を97億ドルで買収

The Motley Fool

関連ニュース

最終更新:8/8(土) 12:00

The Motley Fool

投資信託ランキング