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長時間労働が正義「昭和気質の上司」への対応策

8/5 6:10 配信

東洋経済オンライン

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。

根性論ばかり言う昭和気質の上司に困ってます。当方中堅どころの会社(いや規模は単なる中小企業かもしれません)に勤務していますが、上司が昭和気質というか、「24時間働けますか?」タイプで、特段やることもないのに会社に主のように居座っており、まるで長時間会社にいることが価値である、というようなタイプの人間です。
アドバイスも基本は、「やればできる」くらいしか言わず、業務のある程度はすでに出来上がっている仕組みで成り立っていて同じことの繰り返しで仕事が回っているので、ぶっちゃけ挑戦や行動というところに結びついてはいません。

リモートワークになれば落ち着くかと皆で期待していたのですが、勤務時間後の18時以降にわざと打ち合わせを入れたり、長時間こそが正義という理論で行動してます。ちなみにそれまでの時間何をしていたのかは不明です。
いったい全体どうしたらよいでしょう。上司がいる手前早く帰るのも気が引けますし、かといって無駄にやることもなく会社で時間をつぶしたくないです。会社の雰囲気はゆったりとしており、安定した売り上げもあり、できるならこのままいたいと思ってます。

会社員 むさし

■同じ土俵に立つ必要はない

 相手の土俵で勝負しても仕方がないですから、ほかのやり方で評価されうる土俵を自ら創り出し、そのうえで勝負しましょう。

 ご自身で会社における上司の方のやり方とは異なる業務上の付加価値を見つけ出し、そのうえで実践と行動を通じて勝負する。つまり、上司の方とは異なる付加価値の提供を通じて、会社から評価されうる柱を自分で確立する、ということです。

 頂戴した相談ではその上司の方がそういった仕事のやり方で会社から評価されているのか否かはわかりかねますが、少なくともむさしさんはじめ周りの方からはよく思われていないことは確かなようです。加えて言うと、その方が仕事を通じて何か目に見える大きな業績を上げているというわけではなさそうです。

 さらに、頂戴した相談からはむさしさんとしても現在の勤務先に、上司の方の仕事のスタイル以外には特段大きな不満はないように見受けられます。だとすると、むさしさんとしても長時間労働を含むその上司の方と同じ土俵に乗り、同じスタイルを追求する事で評価されようと努力するという前提に立つ必要はありませんし、それだけを持って転職にまで飛躍する必要もありません。

 むしろやるべきは現在の勤務先の状況やカルチャー、上司の方のそのような特性を踏まえて、上司の方を含むほかの方たちがやっていないことで、何をすれば会社の業績等に貢献ができるのかを考え、実際に行動に移すことをすべきです。要は評価されうる土俵を新たに自分で創る、ということです。

 例えば挑戦や行動というカルチャーがないとのことなので、そういったことへの注力を通じて目立つ存在になる。また、上司の方が具体的なアドバイスをくれないのであれば、ご自身の創意工夫をもって仕事をするチャンスでもあります。

 実は私自身も社会に出てから教えてくれない上司にしか出会ったことがなく、自分自身で業務に係る勉強をしたり、上司以外の方や外部の方を含め色々な方の話を聞いたり、創意工夫して仕事をこなしてきたクチです。

 そのようなやり方を通じて、評価されるに値するような具体的結果を伴う行動を起こし、ご自身で会社の中における新しい付加価値と柱を形成していくのがいちばん、ということです。

 そうすればご自身の成長にもつながりますし、日々悶々としてゴールの見えない中をさまようこともなくなるでしょう。

 もちろんその上司の方が評価を下す1人であることは確かでしょうが、大きく目立つ存在になれば上司の方以外からも注目されるはずです。会社の規模もそこまで大きくはないとのことですから、むさしさんにしかできないことをどんどん創り出していって、なくてはならない存在になれば、そのようなことも十分可能なはずです。

■自身のスタイルを確立し、唯一無二の存在に

 そもそも論としては、むさしさんもその直属の上司の方だけに評価されることを目的として仕事をしているわけでは決してないと思います。多くの方がそうであるように、会社に対する具体的な付加価値を通じて、職業人として自分自身が成長し、その過程で正当な評価を得るのが理想とお考えのはずです。

 であればますます上司の方のスタイルの踏襲や同じことをすることで評価されるということは考えることすらすべきではありません。ご自身の仕事のスタイルを確立し、そのうえでご自身の会社における存在感を具体的な付加価値の創造と提供を通じて行っていくべきです。

 誰もやらないということはやるチャンスですし、書かれているように同じことの繰り返しが業務としての大半を占めるような仕事であれば、ますます新しいことを生み出すチャンスでもあります。

 そのような環境では年齢や肩書にかかわらず、新しいことを最初にやった人が一番会社で経験がある人にもなりうるのです。

 会社において唯一無二の存在になるということは、それをもって評価されうる土俵を自分で確立した、ということにもつながります。そのような創意工夫を通じて、自ら勝負し評価されうる土俵を創り出していきましょう。

 もちろんそれでもって100%評価される保証はありませんが、少なくともそういった創意工夫は今以上に職業人としてのご自身を成長させるはずです。

 そうするとむさしさん個人としての将来的な職業上の選択肢が広がることにもなりますから、少なくとも現状を嘆き、現状を仕方がないと受け入れこのまま過ごすよりも格段に有益でしょう。

 むさしさんがそのような創意工夫と行動を通じて、会社に変革をもたらし、社会人としての成長を遂げるであろうことを応援しております。

東洋経済オンライン

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最終更新:8/5(水) 6:10

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