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【市況】株価指数先物 【週間展望】 ―アドバンテスト・ショック、CTA参戦で戻り売りスタンスによるショート戦略を引き続き意識

8/2 17:00 配信

株探ニュース

「アドバンテスト・ショック、CTA参戦で戻り売りスタンスによるショート戦略を引き続き意識」

 今週の日経225先物は、リスクオフムードが高まりやすく、戻り売りスタンスによるショート戦略が有効になりそうだ。週末31日の米国市場は、4-6月期業績が予想を上回ったことが好感されたアップルが10%を超える上昇となるなど、GAFA銘柄を中心にテック株が牽引する形でナスダックは1.48%の上昇をみせている。しかし、10%を超える上昇はサプライズ感があるとはいえ、アップルの上昇については週末の段階で想定されていたことであり、ある程度は織り込まれているだろう。

一方で、東京市場では先週末の「今期最終33%減益見通し」を発表したアドバンテスト <6857>のストップ安により、米テック株に牽引されてきた楽観的な見方が消滅した。良好な第1四半期決算を発表した東京エレクトロン<8035>についても買い一巡後は戻り待ちの売りに押される場面が目立ってきており、米国市場の上昇を受けて週末の大幅な下げに対するリバウンドは意識されるものの、自律反発の域は脱せないだろう。

今回の決算を受けたアドバンテストのストップ安は市場にとって青天の霹靂であった。決算発表前にはゴールドマン・サックス証券が半導体株のカバレッジを開始し、アドバンテストをトップピックとしていた。また、BfoA(メリルリンチ)も強気の見解を示すなど、足元では楽観的な見方が大勢であった。週末の先物の手口をみると、ゴールドマン・サックス、メリルリンチの売り越しが目立っており、海外勢もヘッジ売りの動きを余儀なくされたように感じられる。

週末の日経225先物はナイトセッションで反発をみせており、ひとまず200日移動平均線(2万1750円辺り)が支持線として意識される形ではあるが、5日移動平均線と25日移動平均線とのデッドクロス示現により、5日移動平均線が位置する2万2200円レベルでは戻り待ちの売り圧力が警戒されやすい。また、一目均衡表では雲上限レベルが支持線となるが、一方で遅行スパンが実線を割り込み下方シグナルを発生させている。いったんは反発が意識されるタイミングではあるが、一気にシグナルが好転してくるには見極めが必要である。

また、米VIX指数は25を下回ってボトム圏で推移しているが、日経ボラティリティー・インデックスは足元で上昇をみせてきており、変動率が高まっている。金先物は7月半ば以降に上昇ピッチを強めており、31日には一時、初の2000ドル台に乗せた。ゴールドマン・サックスでは先週、米中関係の悪化懸念や米大統領選挙を巡る不透明感、新型コロナウイルスの感染第2波懸念などを背景に、12カ月先の金価格の見通しを2000ドルから2300ドルに引き上げている。

リスクオフムードが高まるなか、夏枯れ相場とも言われる8月はレンジ相場が継続するとみるが、基調としてはポジションを減らす方向に向かいやすい。こうした市場環境のなか、先週はクレディスイスの売り越し基調が目立ってきており、週末には日経225先物を2850枚程度売り越している。クレディスイスの売買についてはCTA(商品投資顧問)と呼ぶヘッジファンド経由の売買とみられ、クレディスイスの売買が増えることにより、より変動率の大きい相場展開が意識されてくる。新型コロナウイルスの感染拡大が続くなか、ニュースフローなどによって、瞬時にアルゴリズムの売買が執行される流れには注視しておきたい。リスクオフムードが強まる中では、日銀のETF買い入れによる需給を上回る売りがよりセンチメントを悪化させてくる。

また、今週は決算発表の第2弾のピークとなり、1300社を超える決算が予定されている。決算を見極めたいタイミングとあって機関投資家は動けず、よりCTAなど先物主導の売買の影響を受けやすい。また、週末には米雇用統計など重要な経済指標の発表が控えている。先週の米4-6月GDPの大幅悪化によって警戒感は高まりやすく、売買を手控えさせることになりそうだ。押し目狙いによるロングは避け、自律反発狙いで強含む場面があるようなら、戻り売りスタンスによるショート戦略を引き続き意識しておきたい。


――プレイバック・マーケット――

●SQ値
6月限 日経225 22,071.46  TOPIX  1550.43
7月限 日経225 22,601.81  TOPIX  1555.00

◆日経225先物9月限(日足)
      始値  高値   安値  清算値  前日比
7月31日  22210  22300  21680  21760  -560  
7月30日  22390  22540  22310  22320  -20
7月29日  22620  22640  22340  22340  -270 
7月28日  22630  22820  22610  22610  -80
7月27日  22760  22790  22390  22690  -60

◇TOPIX先物9月限(日足)
      始値   高値   安値   清算値  前日比
7月31日  1531.5  1536.0  1491.5  1496.5  -41.0
7月30日  1549.0  1560.5  1536.0  1537.5  -8.5
7月29日  1565.5  1568.0  1546.0  1546.0  -20.0
7月28日  1575.0  1583.5  1565.5  1566.0  -12.5
7月27日  1575.0  1581.0  1550.5  1578.5  +5.0

●シカゴ日経平均 円建て
         清算値 前日比
7月31日(9月限) 21920 +160
7月30日(9月限) 22230 -90
7月29日(9月限) 22530 +190
7月28日(9月限) 22515 -95
7月27日(9月限) 22665 -25
※前日比は大阪取引所終値比

□裁定取引に係る現物ポジション裁定残(金額)
      売り     前週末比   買い   前週末比  
7月22日  1兆7726億円  +319億円  3699億円  +15億円
7月17日  1兆7407億円  -825億円  3684億円 +500億円
7月10日  1兆8232億円  -214億円  3183億円 -665億円
7月3日   1兆8447億円  +241億円  3849億円  +60億円
6月26日  1兆8206億円  -672億円  3788億円 +147億円
6月19日  1兆8878億円  -480億円  3640億円 +786億円
6月12日  1兆9358億円 -3999億円  2853億円 -1746億円 
6月5日   2兆3357億円  -896億円  4600億円 -384億円
5月29日  2兆4254億円 -1453億円  4984億円 +317億円
5月22日  2兆5707億円  +732億円  4666億円 +156億円
5月15日  2兆4974億円 +1437億円  4509億円 -681億円
5月8日   2兆3537億円  +687億円  5191億円 +195億円
5月1日   2兆2850億円 -1275億円  4995億円 +223億円

□裁定取引に係る現物ポジション(株数)
      売り        前日比   買い       前日比 
7月29日  6億8909万株   +288万株  1億9949万株   -225万株
7月28日  6億6020万株   +288万株  2億0175万株   +504万株
7月27日  6億7038万株   -4952万株  1億9670万株   +597万株
7月22日  7億1990万株   +2554万株  1億9073万株    +45万株  
7月21日  6億9436万株   -203万株  1億9027万株   +338万株
7月20日  7億1471万株   -778万株  1億8688万株   -232万株
7月17日  7億2249万株   +305万株  1億8921万株    -44万株
7月16日  7億1944万株   -1691万株  1億8965万株   +531万株
7月15日  7億3636万株   -1831万株  1億8434万株   +908万株
7月14日  7億5467万株   +1132万株  1億7525万株   +393万株
7月13日  7億4335万株   -2225万株  1億7132万株   +384万株
7月10日  7億6560万株   +717万株  1億6748万株   -1752万株
7月9日   7億5843万株   -195万株  1億8500万株    +53万株
7月8日   7億6039万株   -643万株  1億8446万株   +842万株
7月7日   7億6682万株   +1290万株  1億7603万株   -2335万株
7月6日   7億5392万株   -257万株  1億9938万株   -126万株
7月3日   7億5649万株    -30万株  2億0065万株   -1453万株
7月2日   7億5680万株   +331万株  2億1519万株   +241万株
7月1日   7億5348万株   +449万株  2億1277万株   -606万株
6月30日  7億4899万株   +988万株  2億1884万株   +1149万株
6月29日  7億3910万株   +777万株  2億0734万株   +1316万株
6月26日  7億3132万株   -275万株  1億9417万株   +438万株
6月25日  7億3408万株   +853万株  1億8978万株   -301万株
6月24日  7億2554万株   -883万株  1億9280万株    +6万株
6月23日  7億3437万株   -881万株  1億9274万株   +541万株
6月22日  7億4319万株   -119万株  1億8733万株    +48万株

■日本銀行による指数連動型上場投資信託(ETF)買い入れ推移(通常ETF分)
6月11日 1001億円
6月12日 1001億円
6月18日 1001億円
6月19日 1001億円
6月25日 1001億円
6月29日 1001億円
7月9日  1002億円
7月10日 1002億円
7月20日 1002億円
7月27日 1002億円
7月29日 1002億円
7月31日 1002億円

株探ニュース(minkabu PRESS)

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最終更新:8/2(日) 19:25

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