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株式明日の戦略-景気敏感株が買われて大幅上昇、あすは中国の経済指標に注目

7/16 3:50 配信

トレーダーズ・ウェブ

 15日の日経平均は大幅反発。終値は358円高の22945円。ダウ平均の大幅高を好感して、寄り付きから200円を超える上昇。米バイオ企業モデルナの治験に関する好ニュースを受けて米株先物が急伸したことから、高く始まった後も買いが続き、前場で22900円台まで上昇した。日銀の金融政策は現状維持となり、後場は前引けから水準を切り下げて始まったものの、萎んだところでは買いが入って盛り返した。その後、前場の高値を上回ると、終盤にかけては23000円を試しに行くような動きも見られた。結局節目には届かなかったものの、高値圏で取引を終えた。東証1部の売買代金は概算で2兆2000億円。業種別では全業種が上昇しており、鉱業や鉄鋼、機械などが大幅高。一方、保険や銀行、証券・商品先物などの上昇は限られた。機械株が強く、SMCが6%超の上昇で6万円台に到達。半面、連日の大商いとなったリボミックが後場に入って売り崩されて、7%を超える下落となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1860/値下がり260。ファナックが4%を超える大幅上昇。自動車株が強く、日産自動車やスズキが買いを集めた。国際帝石やJFEHDなど市況関連も大幅高。総じてバリュー優位の地合いではあったが、ソニーやSCREENなどハイテク株にも資金が向かった。決算を材料にSansanが急伸し、今期の見通しが好感されたイズミやラクスがストップ高。1Qで営業黒字を達成し通期も大幅な黒字を見込むロコンドがストップ高比例配分となった。一方、レーザーテックが4%近い下落。米国で大手金融株が売られたことから、野村HDやSOMPO、MS&ADなどが逆行安となった。好地合いの中でも決算が失望を誘ったものは派手に売られており、IDOMや買取王国が急落。1Q大幅減益のリックソフトはストップ安となった。きょうはマザーズに3社が新規上場したが、KIYOラーニングは高い初値をつけた後は売りに押された。GMOフィナンシャルゲートとアイキューブは買い殺到で初値は持ち越しとなった。

 日経平均は大幅高。寄り付き直後が安値で終盤に高値をつける強い上昇となった。モデルナの材料を米国市場より先に織り込んでいるため、今晩の米国株が大幅高となったとしても、あす上値を追うにはプラスアルファの材料が必要。取引時間中に中国4-6月期GDPなど中国の指標が多く出てくるため、この内容および結果を受けた中国株の動向が注目される。先週あたりから中国要因が相場を押し上げることが何度か見られている。きょうは機械や市況関連、自動車など、中国経済の影響を受けやすい銘柄群に強い動きが見られた。中国の指標が改善し、日本株がそれに対して強い反応を見せるようであれば、景気敏感株をもう一段買い上げる余地が生まれる。そうなれば物色に広がりが出てくることで、日経平均も上方向への勢いを強める可能性が高い。

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最終更新:7/16(木) 3:50

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