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東京為替見通し=ドル円は方向感のない動き継続、加州の経済活動停止でウイルス関連報道には要警戒

7/14 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 海外市場でドル円は、欧米株価の上昇を背景に投資家のリスク志向が高まり円売り・ドル買いが先行し、一時本日高値となる107.32円を付けた。ただ、対ユーロなどでドル売りが強まった影響を受けたため上値は限定的だった。
 ユーロドルは新型コロナウイルスの治療薬やワクチン開発への期待から欧米株価が上昇すると、リスク・オンのドル売りが優勢となり、一時1.1375ドルと6月11日以来約1カ月ぶりの高値を付けた。

 本日の東京時間のドル円は、リスク・オンによるドル売りと円売りが重なりもみ合いとなりそうだ。ユーロに対して1カ月超ぶりにドルが弱含んだように、ここ最近のリスク・オンはドル安になる傾向が強いが、昨日は対円ではドル買いが優勢となった。
 この数カ月は株価の値動きでのドル円の動きは方向感がなくなっている。しかも昨日は米金利が低下に転じた後も、対円ではドルが売られなかった。このような状況下であるため、本日のドル円は方向感がなく107円前半を中心としたもみ合いに終始することになりそうだ。
 リスク要因としては、本日も新型コロナウイルスの各国での感染拡大の状況や、中国に対する米国や他国の動向を注視することになるだろう。米国内でのウイルス感染拡大の勢いは留まるところがなく、複数の州ではこれまでの感染件数が最大となっている。
 カリフォルニア州ではバーやレストランなどの屋内施設での営業停止が決定されるなど、新たな経済活動停止が今後の経済指標にも影響を及ぼすことになるだろう。
 なお、カリフォルニア州は民主党のニューサム氏が州知事であることで、迅速なウイルス対策に動いているが、フロリダ州など共和党の州知事が治めている州は感染拡大にもかかわらず対策が後手に回っている。
 また、昨日は東京でのウイルス感染が5日ぶりに200人を割り込んだが、本日も東京の感染者が増加した場合などは、堅調地合いが続いている日経平均株価の動きに水を差しかねないことになりそうだ。
 中国に関してのリスクとしては、香港での民主派予備選での投票が予想を上回る投票数を記録したことで、これに対する中国の締め付けが、再び中国の人権問題に発展し、中国と米国などの西側諸国の関係悪化になる可能性があることに注意しておきたい。
 ドル円以外では、週後半に豪雇用統計や、欧州中央銀行(ECB)定例理事会、欧州連合(EU)首脳会議などの注目イベントが目白押しで行われることで、イベント前のポジション調整の動きには警戒しておきたい。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:7/14(火) 8:00

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