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すべて「大さじ1」でラクラク料理する人の発想

7/12 8:01 配信

東洋経済オンライン

 「私、料理が得意です」。こういうふうに言える人って、どういう人でしょうか。もともと料理好きで、料理をすること自体を面倒だと思ったことがないような人でしょうか。

 家庭料理は、「手抜き」と「味を求める」バランスで成り立っています。手を抜かないと毎日の料理なんてとても続かないし、逆に、おいしくなくても、料理するのがイヤになってしまいます。

 それに、冷蔵庫に余っている食材の残り物も片付けなければいけません。残り物を使った料理は、どうしてもテンションがあがりません。

■いちばんいいのは「丸暗記」すること

 その点クックパッドで人気のレシピは、この「手抜き」と「おいしさ」のバランスが絶妙なものだらけです。手を抜きたいけど、おいしさのために「これだけは譲れないポイント」が詰まったものが集まっています。

 私は、これらの膨大なレシピを片っ端から試したり、一流シェフに教えていただいたワザや、趣味で訪れた世界の美食の街で食べたものなど、そのすべてからいいとこ取りをして、料理が得意になるコツを研究しています。

 まず、いちばんのおすすめは、好きな料理を丸暗記することです。そうすると、レシピを見ないで作れるようになります。早く作れるし、アレンジもしやすくなります。これができるようになれば、それはまごうことなく「得意なことは料理」ですね。

 実は私は、料理をし始めたときに栗原はるみさんの『ごちそうさまが、ききたくて。』を先頭から最後まで何回か繰り返し作り、丸暗記をしました。興味がある方は、自分の好きな料理家の本でこれをすると、めちゃくちゃ料理上手になれると思います。

 ただ、そうは言ってられないと思うので、ぜひまずこれを覚えてください。 

 それは「すべて大さじ1」。いろいろ黄金比を試してみましたが、これが覚えやすく、おいしくなります。

大さじ1にならない、例えばバターなどは10g(便利な、10gごとに切れているバターが売られてますね)とし、食材もお肉は1人前大体100gなどとすればカンタンです。私の著書『ちょっとの丸暗記で外食レベルのごはんになる』でさまざま紹介しているので、興味のある方はぜひ見てみてください。そして、気になるレシピを数回作るだけで、何となく身に付くはずです。

 暗記は面倒くさいかもしれませんが、最初だけ頑張れば、あとは一生ものです。慣れてきたら「これは大さじ1.5」など、自分のお好みにアレンジを楽しんでください。

 また、見た目がいいと、作るのも、食べるのも楽しくなります。いわゆる“ばえ”です。見栄えがいいと、モチベーションがあがります。それに、翌日に余っても、見た目がいいと、食べる気になるものです。

 器をおしゃれにするだけではなく、普段使わないような野菜やハーブ、色をファッションのコーディネートのように同系色にしたりすることはおすすめです。食欲って、思っているよりも見た目に左右されます。

■家族のために料理をしない! 

 もうひとつ、料理は自分のためにするのがいちばんだと思っています。家族がいるから頑張れるということもありますが、いつも他人のために作ることは、義務になり苦しく、いくら大切な人でも疲れてきます。

 やらなきゃいけないという呪縛をとりはずしてしまいましょう。まずは自分が食べたいものを第一に作る。これが料理上手の基本ではないかと思います。周りの人も、作り手が自信をもっておいしいと思うものを出したほうが喜ぶような気がします。

 栄養も、手作りの料理なら、そんなに気にしなくても、日本人なら大体栄養バランスはとれています。疲れているときは、無理に料理をせず、卵かけごはんなどの簡単なものや外食などにしたほうが、よほど料理自体が楽しくなります。

 これは余談ですが、ぜひおすすめしたいのは、大きいフライパンを使うことです。パスタもゆでられ、煮物もできます。

 ちなみに安くて大きいフッ素樹脂加工のフライパンを買って、焦げつきが始まったら替えるのが、いちばんいいとたどり着きました。

 半年くらいが目安です。まな板は有元葉子さん監修の正方形のまな板を2枚使っています。正方形が2枚あると野菜と肉を別々に切れるし、大物を切るときはふたつつなげて使えます。包丁は長いものと短いものが1本ずつあると調理中、便利です。

 料理上手の近道は、なによりも外で料理を食べること。食材の思わぬ組み合わせや盛りつけなど、自分の料理のレベルをあげてくれます。

 これに、お酒の合わせ方や雰囲気の演出など、あらゆることがインプットの機会です。また、パリやスペインなど、海外の有名レストランをYouTubeやInstagramでチェックするのも楽しいです。直接行かなくても見られるって、とてもいい時代です。

■冷めてもおいしい!  簡単たらこパスタの作り方

 それでは、わが家でいちばん登場回数が多いたらこパスタをご紹介します。

 これは、ボウルにほぐしたたらことバターと昆布茶を入れておいて、ゆでたパスタを入れるだけ。分量も簡単なので、1、2回作れば覚えるのも簡単です。

 わが家では、朝にボウルの中にこれだけ用意して冷蔵庫に入れておきます。そうすれば、帰ったらパスタをゆでるだけです。

 また、パスタは何でもいいですが、渦巻きの小さいショートパスタだと、小さい鍋でゆでられるのでますます便利です。

 たらこパスタは市販のソースも売られていますが、自分で作ると簡単なのに驚くほどおいしいです。昆布茶とバターで味付けをするのがポイントです。

 分量は、たらこはひとり1腹、バター10g、昆布茶は付属の小さじ1/2(なければ3倍濃縮の麺つゆ大さじ1/2でもOK)です。

 パスタ(ロングでもショートでも)1人前を表示どおりにゆでます。その間に、まずボウルでたらこをほぐしましょう。

 スプーンで皮からしごくようにします。皮がないほうが、食感がよくなります。手間はここだけです。ほぐせたら、その上にバターと昆布茶を入れておきます。パスタの熱で溶けるので、あらかじめ混ぜておく必要はありません。

 パスタがゆで上がったら、水分がちょっと欲しいので、ざっとだけ水切りをしてボウルに入れます。ソースがからまったら完成。お皿に盛りつけます。

 お好みで刻んだのりや青ジソをのせてください。いくらをのせれば急に豪華になります。辛いのが好きなら、明太子でももちろんOKです。このたらこパスタは冷めてもおいしいので、お弁当のおかずとしても使えます。

 いかがでしょうか?  料理はおいしくて、楽しければ続きます。ぜひ、まずたらこパスタを丸暗記してみてください! 

東洋経済オンライン

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最終更新:7/12(日) 8:01

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