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【米国株動向】注目すべき米国株3銘柄

7/12 10:00 配信

The Motley Fool

モトリーフール米国本社、2020年6月29日投稿記事より

投資家はこの4カ月間で約10年分のボラティリティを経験しましたが、2020年はまだ半分しか終わっていません。

新型コロナウイルスのパンデミック(世界的流行)に関連した不確実性から、ダウ工業株30種平均(NYダウ)はわずか16取引日目で、S&P500指数とナスダック総合指数はその翌日に、史上最速で弱気相場入りしました。

しかし驚いたことに、株式市場はその下落のかなりの部分を取り戻しました。

米国の失業率はこの90年間で最も高くなっているにもかかわらず、テクノロジー企業の多いナスダック総合指数は史上最高値を記録しました。

市場のこうした激しい動きから学ぶことがあるとすれば、それは、勝ち組になる銘柄を選択し、長期にわたって保有し続けることの重要性です。

明日や来週の市場の動きは予測できませんが、優れた企業の長期的な見通しははるかに予測しやすいからです。

何よりも、株式市場で儲けるのにウォーレン・バフェット氏のようなお金持ちである必要はありません。

緊急時や日常的な支払いに必要のない自由に使える資金が数十万円あれば、勝ち組になる株を購入し長期間保有するには十分です。

その候補となる素晴らしい銘柄を3つ紹介します。
エクセリクス
トップバッターは、6月24日までの5年間で482%という素晴らしいリターンを上げた、がん治療薬の開発企業エクセリクス(NASDAQ:EXEL)です。

前立腺がん治療薬が臨床試験で失敗して以降、主要製品のカボメティクスが勢いのある大型新薬候補に成長しました。

カボメティクスは現在、腎細胞がん(RCC)の第1選択薬および第2選択薬として承認されており、最近さらに進行肝細胞がん治療薬としても承認されました。

同薬は現在も、客観的奏効率、無増悪生存期間、および全生存期間の3項目について統計的に有意な改善が確認された唯一のRCC第2選択薬です。

これら適応症の治療法として普及すれば、年間売上は2021年までに10億ドルを超える見込みです。

また、カボメティクスと、同薬の主なライバルであるブリストル・マイヤーズ・スクイブが製造するがん免疫治療薬オプジーボとの併用療法に関する第3相CheckMate-9ER試験の結果が4月にリリースされましたが、この併用療法は未治療の進行RCCに対し主要評価項目および副次評価項目を達成したとのことです。

この併用療法によって、エクセリクスはRCC治療におけるシェアを拡大できるかもしれません。

また、同社の豊富なキャッシュフローも注目に値します。

同社のフリーキャッシュフローはこの12カ月で4億ドル以上に達し、現金および同等物の残高は10億ドルに到達しようとしています。

今後数年以内に買収されなければ、同社はポートフォリオの拡大を図るため、そのキャッシュ創出力を生かして買収する側に回る可能性が高いでしょう。

勝者は勝ち続ける傾向があります。

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ウィートン・プレシャス・メタルズ
次の候補は、貴金属ストリーミングのスペシャリストであるウィートン・プレシャス・メタルズ(NYSE:WPM)です。

鉱業株への投資はどうかと思われるかもしれませんが、同社の株価はこの5年間で129%、2005年以降では1,200%上昇しています。

他の鉱山会社と違うのは、同社がストリーミング企業であり、鉱山の運営や維持には関与しないということです。

同社は、新規鉱山開発や既存事業拡大のための資金を鉱山会社に前渡しするのと引き換えに、長期にわたって(場合によっては鉱山の寿命が来るまで)採掘された鉱物の一定の割合を市場価格よりも安く入手します。

そして、入手した鉱物を市場価格で転売し、その差額が同社の利益となります。

最初に多額の投資が発生するものの、予測可能性が非常に高いキャッシュフローを生む極めて低コストのビジネスモデルです。

同社は現在、金が8年ぶりの高値に迫っている(執筆時点)という好環境にあります。

世界中で債券利回りが急落し、中央銀行も金融市場を流動性で溢れさせているため、富を保管する方法として金に対する需要が拡大し、金価格が高騰しているのです。

同社ほど金現物価格の上昇から直接的な利益を得る鉱業株はありません。

第1四半期の同社の金1オンスあたり仕入れコストは平均403ドル、販売価格は平均1,534ドルでしたが、執筆時点の金価格は1オンス1,800ドルに近づいています。

こうした並外れたキャッシュ利益が同社の四半期配当増配や借り入れ削減(現在5億8,900万ドルまで減少)の原動力となっています。

貴金属は景気回復の初期段階でさらに人気を集める傾向にあり、同社はその主要な受益者となる見込みです。
マスターカード
勝ち組株の候補銘柄リストは、決済サービス大手マスターカード(NYSE:MA)なしでは締めくくれません。

同社の株価は、この5年間で209%、10年間では1,240%上昇しています。

同社に有利な要因のひとつは、決済サービス業は外部からの参入が難しいことです。

モバイル決済企業のスクエアが近年成功を収めているのを除けば、新規業者が販売業者と関係を築き、必要となるインフラを展開するのは、多大な費用と時間がかかるものです。

こうした高い参入障壁が、マスターカードが米国のクレジットカード処理市場で第2位のシェアを確立できた重要な要因となっています。

米国の経済が消費依存型であることを考えれば、かなりうらやましいポジションです。

こうした業界における地位を足場に、同社およびライバル会社のビザは、決済サービスに事業を絞り、融資は行っていません。

景気拡大時の利息収入をあきらめているわけですが、裏を返せば、(現在のように)景気が後退し延滞が増える状況になっても、直接的なマイナス要因はないということです。

また、同社の前には非常に大きな成長の機会が広がっています。

ご存知の通り、世界では大半の取引がまだ現金で行われており、アフリカ、中東、および東南アジアでは、今後数年、数十年にわたって決済インフラを展開する機会が広がっています。

そうした機会は、同社が2桁台前半の成長率を維持するのに役立つでしょう。

繰り返しになりますが、勝者は勝ち続ける傾向があります。

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最終更新:7/12(日) 10:00

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