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クロス円で進んだ円安の修正が出てきそう。売りで追うか、下がってくるのを待って買うか

7/10 14:16 配信

ザイFX!

■英ポンド/円は教科書的な綺麗なチャートに
 この1週間も、金融市場を取り巻く中で、さほど、注目を集めるようなニュースはありませんでした。

 その結果、株式市場、為替市場をはじめ、金融市場は全体的に動きの鈍い1週間となりました。

 そんな中ですが、為替市場では、若干ではありますが、英ポンド/円、ユーロ/円、豪ドル/円などで円安が進んでいます。

 英ポンド/円を日足チャートで見てみると、132.00円付近で二番底(ダブルボトム)をつけたあと、緩やかではありますが、しっかりと上昇してきていました。

 そして、134.00円を上に抜けると、その後も堅調な動きを見せ、直近では136.00円近辺まで上昇しています。

 ここまでは、教科書に書いてあるような、綺麗なチャートの形となっています。

■目立った買い材料なく、そろそろ力尽きるかも…? 
 では、どの辺りが上昇のメドなのかと言えば、私には、いったん136.00円付近で収束するように見えます。

 さらに、そこを上に抜けていけば、140.00円近辺が見えてくるのですが、やはり、そこまでの上昇を見せるには、何か材料が必要です。

 現在の英ポンドを取り巻く状況を見ても、特段、目立った買い材料はありません。

 逆に、円相場を見ても、今後、継続的な円安が進んでいくような環境にあるとも思えません。

 こういうときは、往々にして、どこかで力尽きることが多いと思います。どうもここまで、テクニカル的に少し無理をして、英ポンド/円を買い上げているような気がしますので、そろそろかな? という気がしています。

■ユーロ/円の122円超えは難しそう
 ユーロ/円は、英ポンド/円に比べると、上昇のスピードは緩やかとなっています。

 ということは、逆に言えば、崩れにくいということでもありますが、チャートを見ていると、122.00円のところで頭が重くなっていますので、なかなか、ここを上に抜けて上昇していくことは難しいのではないか、という気がします。

■豪ドル/円は反落しそうな形に
 豪ドル/円も同様です。基本的にはここのところ、底堅くジリジリと上昇する展開が続いてきましたが、ここ1週間ぐらいは頭打ちとなり、むしろ反落しそうな形をしています。

■クロス円で円安が進んだ背景は…? 
 そもそも、このクロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)の円安傾向の流れの中で、米ドル/円がまったく動いていないことが気になります。

 米ドル/円が動かない一方で、ユーロ/米ドル、英ポンド/米ドル、豪ドル/米ドルなどが上昇してきたことで、結果的にクロス円で円安になってきているというのが、今の状況です。

 本格的な円安相場のときは、米ドル/円でも円安が進むことが、ほとんどだと思います。そういう点から考えても、今回のクロス円での円安傾向は、あまり長く続くものではないと言えそうです。

■クロス円での円安傾向を修正する動きか
 さて、そうした中で、さしあたっての材料も見当たりませんので、相場は短期的な思惑で動く展開になってくると思われます。

 あまり強い自信はありませんが、なんとなく、最近のクロス円での円安傾向を修正する動きが出てくるような気もします。

 少し、クロス円でのショート(=売り)ポジションをとってみるか、あるいは、少し下がってくるのを待って、またロング(=買い)ポジションをとることを、考えてみてはいかがでしょうか。

ザイFX!

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最終更新:7/10(金) 14:16

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