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不安な新型コロナ感染再拡大。日経平均の動きに見る懸念点は?

7/5 21:00 配信

LIMO

日本国内でも新型コロナウイルス「第2波」不安広がる

2020年7月3日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は前日より160円52銭高の22,306円48銭となりました。

2日に発表された6月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数が前月比480万人増と市場予想(290万人増)を大きく上回りました。これを受けて、同日のダウ工業株30種平均は前日比92ドル高の25,827ドルと上昇、日本株も堅調な動きとなりました。

ただし、3日は米国株式市場が独立記念日前の振り替え休日で休場ということもあって海外投資家の動きに乏しく、日経平均は小幅な上昇に終わりました。

今週の展開はどうなるでしょうか。注目されるのは、新型コロナウイルス「第2波」の行方です。米国では2日、新型コロナウイルスの新規感染者数が5万5000人超と過去最多を更新しました。ブラジルやインド、ロシアなどでも感染拡大が続いています。

心配なのは、日本では一時やや落ち着いたように見えていましたが、再び感染者数が増えていることです。東京では7月4日まで、3日間連続で新規感染者数が100人を超えました。再度、休業要請や緊急事態宣言が出るようなことになると、経済活動再開への期待も薄れることになり、堅調だった日本株も売られることになります。

まさに予断を許さないところですが、一方で、米国の経済指標が好調なことに加えて、企業も前向きな業績見通しを発表するなど、好材料もあります。日本では今週、大手小売りの3~5月期決算発表が相次いで発表されます。実体経済が改善していることが示されれば、投資家の間に買いが広がるでしょう。

5日に東京都知事選の投開票が行われます。小池百合子知事の再選が有力視されていますが、知事選が終わったことで再度、休業要請などが出る可能性もあります。その場合、急な値動きになることもあり注意したいところです。

今週はまた、6日に6月の米ISM非製造業景況指数、8日に日本の内閣府の6月景気ウォッチャー調査の発表があります。実体経済の動向を探る上で、注目したいところです。

25日移動平均線を割り込むが、200日線ではサポートされる

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。週初29日に25日移動平均線を割り込み、陰線となりました。翌日以降も、窓を空けて上昇して寄り付くものの、その後は値を下げるという動きが続き、けっきょく、陰線が並ぶことになりました。

今後の展開はどうなるでしょうか。一つ心配なのは、先週の動きでローソク足の実体が25日線を完全に割り込み、むしろ25日線に上値を抑えられるような動きになったことです。

4月の上旬から、この25日線に下値をサポートされるように上昇してきましたが、初めて下抜けました。ただし、下値は200日線付近で反発しています。これも今までしっかりとサポートされていたところです。

先週の動きで5日線が25日線を上から下に抜けるデッドクロスも形成されました。25日線の傾きが、上昇からやや横ばいに転じているのも気がかりです。

今週以降、まずは25日線を回復できるかどうかがポイントになります。25日線を回復できず、200日線も割り込むようであれば警戒が必要です。その場合の下値メドとしては、まずは6月15日の安値(21,529円)となります。しばらくは、このあたりと6月9日の高値(23,185円)の間でもみ合うことも考えられます。

さらに、6月15日の安値を割り込んだ場合の下値メドは、3月19日の安値(16,358円)から6月9日の高値(23,185円)までの上昇の3分の1押し(20,909円)になるでしょう。

LIMO

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最終更新:7/5(日) 21:40

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