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明日の戦略-日経平均は萎みマザーズは大幅安、米雇用統計頼みも下振れを警戒

7/2 16:31 配信

トレーダーズ・ウェブ

 2日の日経平均は小幅反発。終値は24円高の22145円。まちまちの米国株を受けて終日不安定な動きが続いた。前場では序盤に上を試した後に失速したが、アジア株高などを追い風に盛り返し、マザーズ急落を横目で見ながら上げ幅を3桁に広げた。しかし、東京でのコロナウイルス感染者が1日で100人を超えたと伝わり、後場は値を消す展開。再び下げに転じる場面もあったが、押したところでは買いが入り、小幅な上昇で取引を終えた。アンジェス急落で値を崩したマザーズ指数は、後場は一段と売り込む動きとはならなかったが、それでも5%近い下落となった。東証1部の売買代金は概算で2兆2300億円。業種別では空運や輸送用機器、保険などが上昇した一方、鉄鋼やガラス・土石、繊維などが下落している。通期の純利益見通しを引き上げた富士製薬が大幅上昇。半面、東京の感染被害拡大を嫌気して串カツ田中や鳥貴族など外食関連の一角が後場に入って大きく売られた。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり753/値下がり1343。米国で「巣ごもり関連」が買われたことを材料に任天堂やソニーが上昇。証券会社が投資判断を引き上げたガンホーが急伸した。トヨタの動きの良さが目立ったほか、スズキやSUBARUなど自動車株が総じてしっかり。上期の見通しを引き上げたエスプールが大幅高となった。一方、アンジェスが12%近い下落となり、マザーズでコロナ相場において存在感を出していた銘柄の多くが急落。オンコセラピー・サイエンスやナノキャリアなどバイオ株やPCR検査装置関連として注目を集めたPSSが急落した。中小型の地合いが悪化する中、月次好調のワークマンや上方修正を発表したテイツーは買いが先行したものの続かず下落。直近IPOのグッドパッチ、エブレン、フィーチャ、ロコガイドが大きく値を崩した。

 日経平均は小幅高。前引けの時点で日経平均が強い一方、マザーズ指数が失速するというパターンは6月30日にも見られた。ただ、この日のマザーズ指数が後場に盛り返して長い下ヒゲをつけたのに対して、きょうはほとんど戻せず、実体の長い陰線を形成した。日経平均も、6月30日は後場に伸び悩んだものの293円高と前日比では大幅高となったが、きょうは24円高と上昇分がほぼ吹き飛んだ。マザーズ指数はきょうで6日続落で、25日線も明確に下に抜けており、目先は調整色が強まる可能性が高い。ここで日経平均が踏ん張ってくれれば大型株への資金シフトが進む展開が期待できたが、6月30日同様に萎んでおり、こちらも伸び悩む可能性がある。あすは今晩の米6月雇用統計を受けた米国株の動向に大きく影響を受けるだろう。5月の同統計を受けた6月5日のダウ平均は829ドル高と急伸したが、この時並みの強い反応が出てこない限りは、目先は上値の重い展開が続くと考える。

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最終更新:7/2(木) 16:32

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