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ベネ・ワン Research Memo(5):2020年3月期の業績は計画若干未達ながら最高益達成

7/2 18:11 配信

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ベネフィト2,576+169

■業績動向

1. 2020年3月期の連結業績概要
ベネフィット・ワン<2412>の2020年3月期の連結業績は、売上高が前期比8.2%増の37,271百万円、営業利益が同9.9%増の8,394百万円、経常利益が同9.8%増の8,462百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は同9.0%増の5,641百万円であった。計画比では、売上高が4.9%減、営業利益、経常利益、親会社株主に帰属する当期純利益はそれぞれ6.7%、6.5%、7.5%下回った。

事業別では、主力事業となる福利厚生事業・パーソナル事業・CRM事業は売上高が前期比4.2%増の20,714百万円、営業利益が同1.3%増の6,879百万円であった。2020年4月の総会員数は、834万人と前年同月比73万人増加した。主力の福利厚生の会員が77万人増加し、CRMも6万人増えたが、パーソナルが10万人と大きく減少した。福利厚生事業は、人手不足を背景に、法人会員が伸びた。パーソナル事業は、主要アライアンス先の会員数の減少は想定済みであったが、新規協業での会員獲得に遅れが見られた。インセンティブ事業は、売上高が前期比5.8%増の3,681百万円、営業利益が同27.1%増の789百万円であった。前期からの高水準の繰越残高が順調にポイントに交換され、取引先も拡大した。ヘルスケア事業は、売上高が同12.6%増の10,598百万円、営業利益が同69.8%増の1,131百万円となった。健康経営への企業意識の高まりで、健康診断・健康指導とも順調に拡大した。購買・精算代行事業は、売上高が同7.3%増の751百万円、営業利益が同179.4%増の110百万円となった。安定運用により収益性を改善した。海外事業は、顧客基盤拡大により売上高が同148.6%増の856百万円、営業損失は233百万円と損失額は前期比65百万円縮小した。その他は、売上高が671百万円、営業損失が282百万円となった。損失額が、システム開発費用の増加により同106百万円拡大した。

2. 財務状況
(1) 貸借対照表及び財務指標
2020年3月期末の総資産は、前期末比4,848百万円減の29,926百万円となった。流動資産は、同4,566百万円の23,469百万円だった。現金及び預金が4,361百万円減少した。固定資産は、同282百万円減の6,456百万円であった。流動負債は、同1,575百万円減の12,304百万円となった。負債合計は、同1,533百万円減の13,358百万円であった。有利子負債は456百万円と同45百万円減少した。流動比率が190.7%、自己資本比率は55.4%と長短とも財務の高い安全性を堅持した。

収益性の観点では、ROE(自己資本当期純利益率)が31.0%、ROA(総資産経常利益率)が26.2%、売上高営業利益率が22.5%とどの財務比率も極めて優秀な水準であった。

(2) キャッシュ・フロー計算書
2020年3月期末の現金及び現金同等物の残高は、前期末比4,365百万円減の12,962百万円であった。営業活動によるキャッシュ・フローは5,476百万円の流入額と、投資活動によるキャッシュ・フローの支出額(748百万円)を上回った。財務活動によるキャッシュ・フローの減少が、前期の2,387百万円から9,077百万円へと大きく拡大した。主な資金減少をもたらしたのは、配当金の支払4,044百万円(前期は2,304百万円)と自己株式の取得5,173百万円(同0百万円)であった。

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《EY》

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最終更新:7/2(木) 20:45

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