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株式明日の戦略-マザーズ失速も市場は冷静に対応、米国株にらみの状況が続くか

7/1 3:55 配信

トレーダーズ・ウェブ

 30日の日経平均は大幅反発。終値は293円高の22288円。米国株の大幅高を好感して、寄り付きから300円を超える上昇。ただ、高く始まった後の動意は限られた。前場ではマザーズ指数が下げに転じて大幅安となるなど、新興市場は荒い動きとなったが、ネガティブな反応はさほど見られず、後場に入ると改めて上を試す動きも見られた。終盤にかけては上げ幅を縮めて安値圏で終える形となったものの、それでも300円近く上昇した。マザーズ指数は前引けでは2.2%安と大きく下げていたが、大引けでは0.6%安と、後場に入って急速に盛り返した。東証1部の売買代金は概算で2兆2400億円。業種別では鉄鋼や空運、不動産などが上昇した一方、証券・商品先物や医薬品、倉庫・運輸などが下落している。日本製鉄やJFEホールディングスなど鉄鋼株の一角が大幅上昇。半面、GMOメディア、リサーチ、ペパボ、クラウドなど、直近で買われていたGMO系企業が軒並み急落した。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり1093/値下がり991。SCREENやSUMCO、信越化学など半導体関連が強い上昇。米国でレジャー株が買われたことから、JALやHISなどに資金が向かった。日野自動車、いすゞのトラック2社が大幅高。上期の見通しを引き上げたアース製薬や、1Qが大幅な増益となったDCMHDが急伸した。一方、証券会社が投資判断を引き下げたレーザーテックが5%を超える大幅下落。売買代金は全市場で4位(ETFを除く)と商いも集めた。マザーズ銘柄が弱く、アンジェスが軟調。引けでは2%弱の下落にとどまったが、場中には19%近く下げる場面もあった。月次が嫌われたクスリのアオキが急落し、ウエルシアやツルハなどドラッグストア株が連れ安した。上々2日目で高い初値をつけたエブレンは、その後は利益確定売りに押される展開。直近上場のコマースワンやロコガイドも手じまい売りに押された。本日上場のグッドパッチは買いが殺到して初値は持ち越しとなった。

 個別ではかなり荒い動きも見られたが、日経平均は3桁の上昇で、マザーズ指数も常識的な下げにとどまった。レーザーテックやGMO系の急落を見れば売りを急ぎたくもなるが、そもそも主力大型株では、テクニカル面で過熱感が強いものはそれほど多くない。そのため短期的には、高値圏にある銘柄を外して出遅れ感のある銘柄にシフトする流れが強まる可能性がある。月曜火曜と米国株に振り回されたため、あすも米株動向の影響を大きく受けることにはなるだろう。日経平均は5日線(22317円、30日時点、以下同じ)や25日線(22397円)を超えてくれば、押しは軽微とみた追随買いも入りやすくなるだけに、早々にこれらの水準を超えられるかに注目したい。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:7/1(水) 3:55

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