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レンジトレード継続。なぜソフトバンクGのTモバイルUS株売却で円買いが起きないの?

6/25 17:26 配信

ザイFX!

■米国でコロナ感染が再び拡大傾向に
 今回は、まず、新型コロナウイルスの話からしたいと思います。

 ここにきて、米国では再び、新型コロナの感染者数が拡大傾向にあります。

 この1カ月ほど、経済活動を比較的、早期に再開した南部や西部の州で感染者が増加しており、特にアリゾナ州やテキサス州、フロリダ州などでは、1日当たりの感染者が多い日で3000人から5000人と急増しています。

 その他でも、アラバマ州、アラスカ州、アーカンソー州、カリフォルニア州、ノースキャロライナ州、オクラホマ州、サウスカロライナ州でも、1日の新規感染者数の記録を直近で更新しています。

 NY(ニューヨーク)州のクオモ知事は、これらの州からの訪問者に、到着後、14日間の自主隔離を強く求める指針を発表しました。

■トランプ大統領が示した典型例とは? 
 こうした状況を嫌気して、昨日、6月24日(水)のNY市場では、NYダウが急落しました。

 トランプ米大統領は、経済を優先させるとこうなるという典型例を、世界に示してしまったかのようです。

 簡単に言えば、これが、コロナウイルスと付き合っていくということです。

 ワクチンが開発されるまでは(それがいつになるのかは、わかりませんが)、こうした、緩めれば感染が拡大する、そうするとまた経済に影響が出る、という状況を繰り返すということを、我々も改めて覚えておかなければなりません。

■当面はトレンドができる状況ではない
 一方で、これまでも話をしてきたとおり、世界的な政府や中央銀行による巨額なマネーのバラマキが、不自然に金融市場を支えています。

 しかし、これは、実弾(巨額なマネー)が実際に打ち込まれているわけですから、一気に崩れることもないでしょう。

 つまり、相場は不思議なバランスを取るということです。

 当面、株式市場にしろ、為替市場にしろ、トレンドができるような状況ではないということを、よく認識しておきたいと思います。

■ソフトバンクGの株式売却で円買いは起きない! 
 ちょっと変わり種の材料としては、ソフトバンクグループが、同社の持分法適用関連会社で米通信大手・TモバイルUSの株式を売却すると発表しました。

 売却金額は、日本円で約2兆2000億円。売却資金は米ドルで入るので、その分を円に換える、つまり、円買いが出るのではないかという憶測が飛び交い、短期筋が米ドル/円を売り仕掛けました。

 しかし、米ドル/円は、106.00円手前で下げ止まりました。

 106.00円近辺に買い注文があったことも影響していると思いますが、それよりも、そもそも、売却金額すべてが円に換えられるのかも怪しいです。

 恐らく、ソフトバンクグループは、Tモバイルの株を購入したとき、日本の金融機関から米ドルで資金を借りていたはずです。その分は、売却資金の米ドルを、そのまま払うことになります。

 つまり、円買いは起きません。だから、恐らく円買いの金額は、市場が考えるほど大きくはないです。そのニュースは、気にしないほうがいいと思っています。

■レンジトレード継続。想定レンジは? 
 さて、以上のような前提のもと、私も先週(6月15日~)から、ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円でレンジトレードを続けています。

 上がったら売り、下がったら買うの逆張り戦法です。これを、今週(6月22日~)も続けていきます。

 ユーロ円/は119~121円、英ポンド/円は132~135円、豪/ドル円は73~75円程度のレンジを想定して、売り買いをしていくつもりです。

ザイFX!

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最終更新:6/25(木) 17:26

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