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強弱材料混在でもみ合いに。豪ドル/米ドルは0.6670~0.7030ドルのレンジ想定した買いで!

6/23 13:56 配信

ザイFX!

■金融市場はもみ合い相場に
 金融市場は、6月10日(水)のFOMC(米連邦公開市場委員会)後の記者会見で、パウエルFRB(米連邦準備制度理事会)議長が悲観的な発言をしてから調整の動きとなり、もみ合い相場に入っています。

 買い材料と売り材料が混在していることから、方向性が出ない状態になってきています。

■混在する買い材料と売り材料
 買い材料としては、各国政府の財政出動や、各国中央銀行の金融緩和があります。

 さらに、6月16日(火)にトランプ大統領が、1兆ドル規模のインフラ投資を準備しているとの報道もありました。実現するかは、まだ不透明ですが、期待感からの買いも出てくることになります。

 売り材料としては、新型コロナウイルスの感染第2波懸念があり、米国南部やブラジルなどで、感染者数が増加しています。

 ロックダウン(都市封鎖)を解除した地区でも感染者が増加しているため、経済の回復が遅れることになります。

 6月17日(水)には、トランプ大統領の前補佐官であるボルトン氏の暴露本が話題として報じられました。こちらもリスク回避の材料となります。

 他のリスク回避の材料としては、6月16日(火)に北朝鮮が、南北共同連絡事務所を爆破しました。融和の象徴を爆破したことで、朝鮮半島の地政学リスクが高まっています。

 金融市場に影響は、まだ出てきていませんが、今後も北朝鮮からの威嚇が出てくると思いますので、金融市場が楽観になっているときには、リスク回避の材料になります。

■株価の大崩れはなさそうだが…
 人種差別への抗議デモは重要で、これがトランプ大統領の支持率を低下させており、株式市場は上値が重い状態が続いています。

 収束はまだ見えず、さらに、デモによる密集でコロナの感染増も起きているようで、その点もリスク回避の材料となります。

 11月の米大統領選に向けて、トランプ大統領の支持率を下げるような報道が、今後も出てくることが考えられ、株式市場は乱高下することになります。しかし、金融緩和や財政出動が異次元の状態のため、株式市場が大きく崩れることはないと考えています。

 ただ、FRBのバランスシート拡大が止まり、このため、株式市場の上昇も勢いがなくなっています。

■米ドル安と資源国通貨高がストップ
 株式市場に上昇の勢いがなくなったことで、為替市場では米ドル安も止まり、資源国通貨高も止まっています。

 欧州に関しては、先週(6月15日~)はEU(欧州連合)首脳会議があり、そこでは復興基金について協議されましたが、合意には至りませんでした。

 合意することができればユーロ高になりますが、まだそれも先になりそうです。

■投機筋のユーロ買い越しは11万枚超。上値重いか
 ドイツテレコムが、ソフトバンクグループ保有のTモバイル株取得を協議と報じられており、これはユーロ売り・円買いの内容になります。

 どの程度の量が為替市場に出てくるのか、このような報道が出たときには、すでに手当が終わっていることもあって、すぐにポジションは持てませんが、テクニカルも同じ方向に向けば、ポジションは持ちやすくなります。

 IMM(国際通貨先物市場)のポジション動向も、投機筋の米ドルに対するユーロ買い越しが11.7万枚まで偏ってきており、ユーロの上値は重いのではないかと考えています。

■豪ドルはレンジを想定した買い方向でのトレード
 金融市場は全体的にもみ合いになっていますが、今週(6月22日~)は、もみ合いの中でのレンジトレードで、買い方向でのトレードが良いのではないかと考えています。

 豪ドル/米ドルは、昨年(2019年)、0.6670~0.7030ドルのレンジが半年ほど続いていましたが、現在、その水準でのレンジとなっています。

 今回も、このレンジを想定して、買い方向をメインにしたトレードで考えています。

 利幅を伸ばそうとすると、もみ合いのため、元に戻されることにもなるので、早めに手仕舞いをしていく方が良いと考えています。

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最終更新:6/24(水) 0:11

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