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コロナバブルが当面、弾けない理由とは?ドル/円・クロス円は反動狙ってエントリー

6/5 0:06 配信

ザイFX!

■とどまるところを知らない株価上昇
 前回のコラムで、経済は復活せずとも、上がり続ける株式市場の話をしました。

 正直、先週(5月25日~)の段階で、そうした流れもそろそろ、いったん息切れするのではないかと考えていましたが、勢いはまだまだ、とどまるところを知らず、昨日(6月3日)、今日(6月4日)の段階でも、まだ上がり続けています。

 ここまで力が持続するというのは、予想外でした。

■お金が余って世界中で「コロナバブル」状態に
 どうして、ここまで強いのでしょうか?  とても簡単に言ってしまえば、結局、それだけ世界中にお金が余っているということでしょう。

 考えてみれば、各国の政府は、財政の健全化などお構いなしに巨額の財政出動をしてきました。それに合わせて、各国の中央銀行も大量の量的緩和をして、市場にお金をばらまいています。

 政府と中央銀行が、これだけお金をばらまけば、お金が有り余るのは当たり前です。それが、行き場がなく、株式市場などに流れ込んでいるということです。

 それに加えて、各国の中央銀行は、直接、株式市場にもお金を入れています。

 例えば、日銀は日本株のETF(上場投資信託)の購入金額を増額し、とうとう最大の日本株式保有機関となっています。今は、世界中でまさに「コロナバブル」状態にあるということです。

■実質的にMMT(現代貨幣理論)の社会実験中
 では、このバブルが弾けることはないのか?  それは誰にもわかりませんが、少なくとも当面の間は、このバブルが弾けることはないでしょう。

 なぜなら今、世界中で実質的な「MMT(現代貨幣理論)」の社会実験をしているからです。

 「MMT」というのは、とても簡単に言えば、自国通貨で借金ができる国は、どれだけ借金をしても中央銀行がお金を刷って埋めてしまえば問題ないという、ちょっと今までの常識ではあり得ないようなことを言っている理論です。

 この理論には、そんなバラ色な話があるか!  と否定する意見が非常に多かったのですが、今回のコロナ対策で、世界各国は大量の財政出動をして、景気を支えるということをしています。

 これは、実質的に「MMT」を実践しているということになります。

 そして、一度、これに手を染めてしまったからには、次なる危機がやってきそうになれば、また、さらなる「バラマキ」をすることになります。そうでなければ、これまでやってきたことが無駄になってしまうかもしれないからです。

 そうなると、金融市場が崩れそうになれば、また、お金をばらまかざるを得ません。だから、コロナが収束するまでは、相場は崩れないという、逆説的な結論になります。

■ここから強気相場に乗っていく気にはなれない
 ところで、先週(5月25日~)から今週(6月1日~)にかけては、私にとっては、冴えない1週間となってしまいました。

 「株高→円安」という相関が市場に戻ってきているところで、クロス円(米ドル以外の通貨と円との通貨ペア)を売り上がってしまい、ロスカットをして終わりました。相場の流れとその勢いを見誤った結果です。

 ただ、それでも、ここから強気相場に乗っていく気になりません。

 本当に、コロナ前の水準に株価が戻ることが正しいのでしょうか?  どうしても、躊躇してしまいます。

■米ドル/円・クロス円は反動狙ったエントリーで
 相場は、大きく崩れることはないとは思いますが、それでも、最近の強気相場は、ちょっと行き過ぎな気がしてなりません。

 ユーロ/円、英ポンド/円、豪ドル/円なども、若干の反動売りが出るのではないかと、考えています。

 この上昇に乗り遅れてしまったので、次に市場にエントリーするときは、よくタイミングを計って入りたいと思います。

 米ドル/円も109円台まできましたが、少し下押しすると考えて、買うタイミングを狙っていきたいと思っています。

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最終更新:6/5(金) 0:06

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