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来週(6/1~5)の日経平均株価の予想レンジは、2万1500~2万2200円! 米中の対立激化が懸念される一方、リスク回避の海外マネーが流入する可能性も

5/31 20:05 配信

ダイヤモンド・ザイ

●今週の日経平均株価は、一時2万2000円目前まで上昇! 
緊急事態宣言の解除などにより「アフターコロナ」を意識した相場展開に
 今週(5月25日~29日)の日経平均株価は上昇しました。

 世界各国でロックダウン解除による経済活動再開の動きが出てきています。国内においても、緊急事態宣言が全面解除され、さらに政府が2020年度第2次補正予算案を決定したことにより、「アフターコロナ」を意識した相場展開になりました。

 物色の流れも大きく変わり、これまで新型コロナウイルスの感染拡大が追い風となって買われていたIT関連などが利益確定に向かう一方で、影響を受けて大きく下がっていた金融や鉄鋼、自動車、不動産などへの買い戻しの流れが強まりました。

■日経平均株価チャート/日足・3カ月
 その結果、香港情勢の緊張が米中対立激化への警戒につながる場面もありましたが、前述の買い戻しの流れが継続したことで、日経平均株価は今週1週間で一時1200円程度上昇しました。

●来週の日経平均株価は、米国市場に影響される展開に! 
リスク回避で海外マネーが日本にシフトする可能性も
【来週の日経平均株価の想定レンジ】
 2万1500円 ~ 2万2200円
 
 来週(6月1日~5日)の日経平均株価ですが、週の前半は、5月29日に行われるトランプ大統領の会見を受けた米国市場の影響を受けることになるでしょう。

 中国による「香港国家安全法」の採択が嫌気され、5月28日の米国市場は下落する展開となりました。29日のトランプ大統領の会見により米中間の緊張が一層高まるようだと、日本市場も影響を受けることになるでしょう。

 ただし、米中対立の激化はすでにある程度想定されており、また、最近の株価上昇に対する利益確定の動きも意識されているので、調整局面においては押し目買いを意識した投資スタンスになりやすいと考えられます。

 また、足元では海外投資家が買い越しに転じてきています。このまま買い越しの動きが継続するかは見極めが必要ですが、各国と比較して日本は新型コロナウイルスの感染対策に関して良好な結果が表れていることから、リスク回避として海外マネーが日本にシフトする可能性が期待されるところです。

そうした状況から、来週は利益確定の流れが出やすいながらも、底堅さが意識されます。
【※関連記事はこちら! 】
⇒“アフターコロナ”で想定される「3つのシナリオ」とは? 「メイン・悲観・楽観」のうち、どのシナリオになるかは不透明なので“時間分散”によるリスクヘッジが重要! 

●【今週の値上がり率・値下がり率・出来高ランキング】
アディッシュが+87.29%で値上がり率トップ! 
 ここからは、今週、値動きが目立った個別銘柄を見ていきましょう。

 今週の値上がり率ランキングのトップはアディッシュ(7093)でした。「投稿モニタリング」や「ネットいじめ対策」などを手掛けており、ネット上において匿名で他人を中傷する悪質な投稿が問題になっていることから、関連銘柄として注目されたようです。

 値上がり率2位のジェイリース(7187)は、中国最大規模の決済サービスプラットフォーマー・ラカラの日本法人と、訪日中国人に対する国内不動産賃貸借サービスの提供で業務提携したとの発表が材料視されました。

 値上がり率3位は大日光・エンジニアリング(6635)。中国・江蘇省で、住友商事グループと車載向けの電子基板事業などを手掛ける合弁会社を6月に設立するとの報道が材料視されました。中国では、自動車や家電製品の国内需要が増加しているようです。

 一方、値下がり率ランキングの1位はフレンドリー(8209)で、「優待食事券」の株主優待を廃止するとの発表が嫌気されました。新型コロナウイルスの感染症拡大などによる大幅な経営環境の変化による廃止でしたが、飲食系の株主優待券は人気があるため、失望売りにつながりました。
【※関連記事はこちら! 】
⇒フレンドリー(8209)、株主優待を廃止!  新型コロナの影響による業績悪化を考慮して、自社のファミレスや居酒屋などで使えた「優待食事券」の贈呈を廃止! 

 値下がり率2位のアエリア(3758)は、イベントの開催中止・延期による集客の減少が影響し、業績予想を下方修正したことが嫌気されました。2020年12月期の最終損益を、17億円の黒字予想から42億円の赤字予想に修正しています。

 ■今週の値上がり率 トップ5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 +87.29
 アディッシュ(マザ・7093)
 2
 +74.79
 ジェイリース(東1・7187)
 3
 +71.35
 大日光・エンジニアリング(JQ・6635)
 4
 +65.09
 エコミック(JQ・3802)
 5
 +60.73
 ヤマックス(JQ・5285)

 ■今週の値下がり率 ワースト5

 順位
 先週末比(%)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 -30.64
 フレンドリー(東2・8209)
 2
 -22.22
 アエリア(JQ・3758)
 3
 -17.86
 レナウン(東1・3606)
 4
 -14.03
 アイビーシー(東1・3920)
 5
 -13.94
 日本コンピュータ・ダイナミクス(JQ・4783)

 ■今週の出来高 トップ5

 順位
 出来高(株)
 銘柄名(市場・コード)※クリックで最新株価・チャートへ
 1
 724,089,200
 みずほフィナンシャルグループ(東1・8411)
 2
 448,983,500
 三菱UFJフィナンシャル・グループ(東1・8306)
 3
 331,181,100
 メディネット(マザ・2370)
 4
 260,153,200
 音通(東2・7647)
 5
 200,976,800
 アンジェス(マザ・4563)

●【来週の主要イベント】
米国の「ISM製造業景況指数」や「雇用統計」、
さらに中国の「PMI」などに注目! 
<6月1日(月)>
◆1-3月期四半期法人企業統計調査
◆中5月Caixin製造業購買担当者景気指数(PMI)
◆英5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米5月ISM製造業景況指数

 <6月2日(火)>
◆5月マネタリーベース
◆豪準備銀行(中央銀行)、政策金利発表
◆5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧5月製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆英4月消費者信用残高
◆南ア1-3月期四半期国内総生産(GDP)

<6月3日(水)>
◆豪1-3月期四半期国内総生産(GDP)
◆中5月Caixinサービス部門購買担当者景気指数(PMI)
◆独5月失業率
◆欧4月卸売物価指数(PPI)
◆米 MBA住宅ローン申請指数
◆米5月ADP雇用統計
◆米5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆米5月ISM非製造業景況指数

 <6月4日(木)>
◆豪4月貿易収支
◆豪4月小売売上高
◆独5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧5月サービス部門購買担当者景気指数(PMI)改定値
◆欧4月小売売上高
◆欧州中央銀行(ECB)政策金利
◆米4月貿易収支

 <6月5日(金)>
◆4月景気先行指数/一致指数
◆独4月製造業新規受注
◆米5月非農業部門雇用者数変化
◆米5月失業率
◆米4月消費者信用残高

●【来週の注目銘柄】
「ナガイレーベン」「日本セラミック」
「M&Aキャピタルパートナーズ」の3銘柄をピックアップ! 
 来週、注目したい銘柄は、この3つです。

 ナガイレーベン(2020年5月29日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 卸売業
 東1・7447
 2670円
 24.3倍
 2.31倍
医療関係者向け製品として、主力のヘルスケアウェアを安定供給
メディカルウェアを手掛けています。新型コロナウイルスの感染拡大による医療機関の混乱により、当初は納品に遅れが出ていたようです。しかし、医療崩壊を避けるべく政府が取り組んだ対応により、医療関係者向け製品として主力のヘルスケアウェアなどの安定供給が見込まれます。株価は2000~2750円辺りでのレンジ相場が続いていますが、25日移動平均線を下値支持線とした上昇が続いており、レンジの上限突破が意識されます。

 日本セラミック(2020年5月29日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 電気機器
 東1・6929
 2066円
 30.7倍
 1.14倍
新型コロナの感染第2波への懸念から、「非接触」というキーワードで注目
赤外線センサーや超音波センサーなどの製造販売を行っています。新型コロナウイルスの感染がピークアウトし、緊急事態宣言が全面解除されましたが、今後も第2波への懸念が残っています。その中で、「非接触」というキーワードから「センサー」関連への関心が高まると考えられます。株価は3月19日安値の1620円を底値に、上昇する25日移動平均線を支持線とした上昇基調が継続しています。

 M&Aキャピタルパートナーズ(2020年5月29日時点)

 業種
 市場・コード
 株価
 予想PER
 実績PBR
 サービス業
 東1・6080
 4005円
 30.8倍
 6.72倍
新型コロナの影響で、M&Aのニーズが増える可能性が
新型コロナウイルス感染拡大による外出自粛の影響から業績悪化に見舞われた企業は多く、今後、事業継続や安定成長に向けたM&Aのニーズが増える可能性があります。M&Aキャピタルパートナーズでは、自粛期間中には、「メール」「電話」「テレビ会議」での無料相談を行っていましたが、今後、経済活動の再開が進むにつれて、受注案件につながってくることが期待できます。株価は3月安値を底値に、上昇する25日移動平均線を下値支持線としたリバウンドが続く中、上値抵抗線だった75日移動平均線を突破したことで、より上昇基調が強まりました。

【※今週のピックアップ記事! 】
⇒「マテハン(マテリアルハンドリング)」関連銘柄を解説! 「マテハン」は、新型コロナで脆弱制が露呈したサプライチェーンの改善に関わる「国策テーマ」! 

 ⇒新型コロナの影響を受けずに「安定収入」が期待できる優良銘柄とは?  KDDI(9433)とジャパンエレベーターHD(6544)は、安定性が抜群の“ディフェンシブ”株! 

ダイヤモンド・ザイ

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最終更新:6/5(金) 21:31

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