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株式明日の戦略-後半失速も週間では350円高、来週は月間プラスを達成できるか重要週

5/23 4:20 配信

トレーダーズ・ウェブ

 22日の日経平均は続落。終値は164円安の20388円。寄り付きこそ米国株安を受けてもプラスで始まるなど強い動きを見せたが、買いは続かずその後は売りに押される展開。サプライズなしの臨時日銀会合結果を受けて下げ幅を広げ、前引けでは20500円を下回った。香港ハンセン指数が大幅安となる中、後場は一段と水準を切り下げて始まると、じわじわと下げ幅を拡大。一時200円超下げる場面もあった。終盤には若干値を戻したものの、終値では20400円を下回った。前引けではプラスを保ったマザーズ指数も下げに転じて終えた。東証1部の売買代金は概算で1兆9300億円。業種別では空運、その他金融、情報・通信が上昇しており、プラスはこの3業種のみ。一方、鉱業や海運、鉄鋼など、市況関連セクターが大きく売られた。今期の大幅増益計画が好感されたオイシックス・ラ・大地が急騰。半面、1Qは最終赤字に転落し、通期の見通しも取り下げた横浜ゴムが後場に入って大幅安となった。

 東証1部の騰落銘柄数は値上がり631/値下がり1463。アンジェスが商いを伴って上昇し、第2のアンジェスを探せとばかりに、オンコセラピー・サイエンスやメディネットなど株価が低位の創薬ベンチャーが急騰した。東京機械製作所が決算を受けて急伸し、今期大幅増益計画の三井金属エンジニアリングはストップ高比例配分。ソフトバンクGは通信子会社ソフトバンクの株式譲渡発表が好感されて買いを集めた。一方、ソフトバンクは今後も親会社からの売りが続くとの懸念から、4%を超える大幅下落。原油関連が弱く、国際帝石が大幅安となったほか、野村原油や原油ブルなど原油価格と連動するETFも急落した。藤田観光やすかいらーくが1Q決算失望で大きく売られ、前期が営業赤字の着地となったフジトミが17%近い下げで全市場の下落率トップとなった。

 日経平均は今週、20700円台まで上昇したが、週末値は20388円。来週は5月最終週となるが、先月末4月30日の終値が20193円で、月間で上昇を達成できるかが大きな注目点となる。5月はマザーズ指数の年初来高値更新もあり、地合いは良好という印象も強いが、終わってみれば「日経平均は月間では下落でした」となると、センチメントの悪化も懸念される。ちなみに前月末比でそれほど上がっていないのは、4月30日に422円高となったにもかかわらず、5月1日には574円安となり、月初から出鼻をくじかれたことが一つの要因。月替わりのタイミングではマーケットが荒れることもある点には留意しておく必要がある。大きな流れとしての戻り基調は続いており、今週後半に調整を入れた分、来週は上昇の可能性が高いとみているが、そうならずに月間で下落した場合には、6月は上値が重くなると考える。


【来週の見通し】
 概ね堅調か。25日の米国市場は休場で週初はやや手掛かり難となるが、今週、関西の3府県が緊急事態解除となったことから、基本的には経済活動再開期待が相場の下支えになると考える。25日には残る地域の判断も出てくる予定で、ここで全面解除となれば、ご祝儀的な上昇も期待できる。決算発表もまだいくつか残っており、引き続き個別物色は活況が見込まれる。米中関係悪化が懸念材料ではあるが、米国でも経済活動が再開し始めており、強弱材料が入り交じることで、過度な警戒は高まらないと予想する。


【今週を振り返る】
 堅調となった。世界的に経済活動再開への期待が高まる中、ウイルス治療薬に関するニュースに米国株が強い反応を示したことなども追い風となり、序盤から中盤にかけては戻りを強める展開。日経平均は20500円台を回復した後も買いが続き、マザーズ指数は年初来高値を更新した。ただ、トランプ米大統領が中国批判を繰り広げるなど警戒材料も出てきたことから、強い動きが見られる中でも上値は抑えられた。後半にかけてはアジア株安を嫌気して調整色を強めたが、前半の貯金が大きく、週間では上昇した。日経平均は週間では約350円の上昇となり、週足では陽線を形成した。

トレーダーズ・ウェブ

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最終更新:5/23(土) 4:20

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