IDでもっと便利に新規取得

ログイン

東京為替見通し=期初フローには警戒もドルの上値は重いか、日銀短観にも注目

4/1 8:00 配信

トレーダーズ・ウェブ

 海外市場でドル円は21時前に一時108.73円と日通し高値を付けたものの、米連邦準備理事会(FRB)が海外の中央銀行にドルを供給する緊急措置を決定すると、米国債利回りの低下とともにドル売りが優勢となった。
 月末・期末を迎えたロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに絡んだ円買い・ドル売りのフローも入り、一時107.46円と日通し安値を更新した。
 ユーロドルは欧州中央銀行(ECB)による大規模な金融緩和が長期化するとの見方からユーロ売り・ドル買いが先行。20時過ぎに一時1.0927ドルと日通し安値を付けた。ただ、FRBが世界的なドル不足を解消するため海外中銀にドルを供給すると伝わると一転買い戻しが優勢になった。

 本日の東京市場のドル円は期初のフローには要警戒となるものの、上値は限られるか。昨日は3月末(期末)の東京仲値にかけたドル買いで、ドル円はアジア市場では堅調に推移した。本日も期初のフローには警戒が必要になりそうだ。
 昨年の4月1日は東京仲値にかけて大手邦銀が買い上げていることで、同様な流れになる可能性もある。ここ最近はどの通貨も市場の流動性が枯渇していることで、ニュースよりもフローで相場が動意づき、チャートの重要なポイントもほぼ素通りすることが多く、急な動きには対応できるようにしておきたい。
 短期的にはフローが相場の流れを作っているが、中期的にはドル売りの反応が敏感になってきている。昨日も3月米シカゴ購買部協会景気指数や3月米消費者信頼感指数は予想を上回る結果となったが、市場のドル買い反応は限られた。
 先月の資金の現金(ドル)化の流れがいったん収まり、大手米銀が軒並み米経済の落ち込みを予想しているように、引き続きドル売りのセンチメントが強くなりそうだ。
 本日の経済指標では日銀の企業短期経済観測調査が注目となる。3月調査の日銀短観では、大企業製造業業況判断DIが消費増税の影響を受けた12月調査の0から、新型コロナウィルスのパンデミックの影響を受けて-10に悪化することが予想されている。市場予想よりも悪化した場合は日本株が売られるだろうが、円売りになるよりも、株価の下落によるリスクオフになる可能性が高そうだ。
 ドル円以外では豪ドルの動きに注目が集まる。雇用対策(従業員への給与支払いの補助金など)で1300億豪ドル規模の経済対策を発表して以来、豪州の株価や豪ドルは底堅く推移している。日本のようにいつまでも決まらない対策と違い、早急に、大規模の対策を始めたことを市場は好感している。
 特に今回発表された雇用対策は日本よりも1億人以上人口が少ない国で日本円にすると約8兆5000億円が雇用対策だけに利用されることはポジティブサプライズとなっている。このような状況下で、臨時に開かれた3月の豪準備銀行(RBA)理事会議事要旨の発表に注目が集まりそうだ。
 欧米時間に入ると本日は様々な経済指標が発表されることで、3月ADP全米雇用報告をはじめ経済指標の結果によっては乱高下する可能性が高いので注意を払いたい。

トレーダーズ・ウェブ

関連ニュース

最終更新:4/1(水) 8:00

トレーダーズ・ウェブ

投資信託ランキング

ジャパンネット銀行で投資信託

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング