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週間為替展望(ドル/ユーロ)-米2月景況感指標に要注目

2/29 4:15 配信

トレーダーズ・ウェブ

◆ドル円は円離れと世界同時株安によるリスク回避の円買いとの攻防か
◆米2月ISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計に要注目
◆ユーロドルは、ユーロ圏1月小売売上高や2月CPIに要注目
(為替情報部・山下政比呂)

予想レンジ
ドル円 106.00-111.00円
ユーロドル 1.0600-1.1100ドル

3月2日週の展望
 ドル円は、中国・日本・韓国での新型コロナウイルス感染拡大や中東の地政学リスク懸念を受けた有事のドル買い、日本売りによる円離れと世界的な感染拡大を受けた世界同時株安のリスク回避の円買いとの攻防が予想される。
 日本の10-12月期実質国内総生産(GDP)速報値は、消費増税の影響で前期比-1.6%、前期比年率-6.3%と、5四半期ぶりのマイナス成長となり、1-3月期実質GDPも新型コロナウイルスの影響で2四半期連続のマイナス成長、すなわち、日本経済がリセッションに陥る可能性が高まりつつある。さらに、新型コロナウイルスの終息が見通せない状況で東京オリンピックが中止となれば、今年の成長率鈍化への警戒感が高まることで、日本株売り・円売りに拍車がかかる可能性が高まることになる。日本政府のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス号」への隔離対応が海外から批判されていることも、円離れに拍車をかけ始めている。
 しかし、米国経済も新型コロナウイルスによる景気減速懸念が高まりつつあり、ダウ平均は、史上最高値から12%程度の下落となり、調整相場入りの可能性が示唆されており、ドル売り材料となっている。
 米国の2月製造業・サービス業PMI速報値の悪化を受けて米国の景況感悪化懸念が高まっていることで、米2月ISM製造業・非製造業景況指数、雇用統計に要注目となる。米国の景況感指数の悪化が確認された場合、3月17-18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)での第4次予防的利下げの可能性が高まることで、ドル売り要因となる。短期市場は3回(▲0.75%)の利下げを織り込んでいる。
 ドル円の上値を抑える要因としては、11月の米大統領選挙に向けて、中国・欧州連合(EU)・カナダ・メキシコ、日本との通商交渉の成果を確保するためのトランプ米政権によるドル高抑制となる。
 ユーロドルは軟調推移か。ユーロ圏の景気減速やインフレ鈍化への警戒感が高まっていることで、ユーロ圏1月小売売上高、2月消費者・生産者物価指数速報値に要注目。また、欧州圏での新型コロナウイルス感染拡大の状況や欧米通商摩擦の動向にも要警戒となる。買い材料は、ドイツ財務省が新型コロナウイルス対策として「債務ブレーキ」を凍結して財政出動を示唆していること。ユーロ円は、ユーロ圏の景気減速懸念、新型コロナウイルスの感染拡大や米欧通商摩擦への警戒感から軟調推移か。

2月24日週の回顧
 ドル円は、111.68円から108円後半まで下落。米国で新型コロナウイルスの感染拡大懸念が高まり、NY株式市場が下落、米10年債利回りが「質への逃避」で過去最低の1.23%台まで低下したことで、リスク回避の円買いとなった。しかし、日経平均株価も続落し、日本のリセッション警戒から円離れ懸念が払拭されないことで下値は限定的。ユーロドルは、独2月Ifo景況感指数が予想を上回り、ドイツが新型コロナウイルスによる景気減速を回避するため財政出動を示唆したことで、1.0805ドルから1.10ドル台まで上昇。ユーロ円は、新型コロナウイルス懸念で121.07円から119円前半まで下落。(了)

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最終更新:2/29(土) 4:15

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