IDでもっと便利に新規取得

ログイン

新型肺炎は中国の問題から世界的な問題へ。米ドル/円は105円程度まで下落の可能性も

2/28 16:56 配信

ザイFX!

■新型肺炎に関する状況が大きく変化! 
 新型肺炎(新型コロナウイルスによる肺炎)に関して、状況が大きく変化してきました。それを見ながら、私も見方を変え、リスクオフ相場に対応することにして、実行しています。

■問題は非常に強い感染力
 新型肺炎の特徴をもう一度、整理をすると、重症化率は通常のインフルエンザより少し高い程度であるということですが、感染力は非常に強いということになると思います。

 この、感染力が非常に強いというのが問題です。

 ここのところの感染者を見てみると、感染した人の家族などが軒並み感染するなど、すごい感染力なのがわかります。また、大型客船、ダイヤモンド・プリンセス号に乗船していた人に限れば、なんと、2割以上の人が感染したという状態となっています。

 これだけ、感染力が強いとなれば、放っておけば、一気に感染が拡大してしまうのは、火を見るより明らかです。

 そうなれば、ともかく感染を防ぐような体制を作ることが必須になってきます。

 各国の政府も、初めは様子を見ていたとしても、感染が拡大し始めれば、さまざまなイベントを中止したり、国民に出歩かないように指示を出さざるを得ません。実際、日本政府は、イベントの中止、延期を国民に広く求め、全国の学校に対して休校も要請するという対応に出ました。

■最低でも数カ月間は経済活動が停滞か
 これは、何も日本に限ったことではありません。ウイルスに国境はないからです。

 すでに、国内で感染者が出た国は、南極を除いた5大陸に広がっています。これから、もっと増えていくでしょう。

 そうなると、国同士での渡航制限が益々、広がるだけではなく、それぞれの国内でも、経済活動が一気に停滞していくのは間違いありません。

 中国の例を見てもわかるとおり、ウイルスの完全制圧には、最低でも数カ月間はかかります。それだけの期間、経済活動が停滞するということは大打撃です。

■中国の問題から世界的な問題へ
 1週間ほど前から、金融市場が反応し始めていますが、これは、中国以外の国に感染が広がったことが原因となっています。

 中国で感染が拡大しているときは、他の国にとっては、対岸の火事でした。そのときの金融関係者の関心事は、新型肺炎による中国の景気後退がどの程度で、それが世界経済にどの程度、影響するのかということでした。

 しかし、アジアだけではなく、イタリアを始めとする欧州や米国などでも感染者が出てきて、モードが一気に変わりました。

 これは、「世界的な問題になっていくかも」ということに、みんなが気が付いたということだと思います。

■株式市場の下落は今後、さらに加速するかも…
 常識的に考えれば、これから益々、全世界で新型肺炎の感染が広がっていきます。

 そうなれば、拡大に合わせて、各国は益々、新たな対応に迫られてきます。すると、益々、景気が落ち込むというスパイラスに陥る可能性が、極めて高くなってきたと思います。

 そういう前提で、今後も株式市場の下落は、さらに加速する可能性があると、警戒する必要があります。

■米ドル/円は105円程度まで下落の可能性
 そうなれば、リスクオフの展開となり、為替市場は円高に向かうのではないかと思います。

 米ドル/円も、112円台をつけたあと、108円台にまで下落してきていますが、これでは収まらないかもしれません。105円程度までの下落は、あってもおかしくないと考えておいたほうが良いと思います。

 私も気持ちを切り替えて、米ドル/円、英ポンド/円などでショート(=売り)、つまり、円買いポジションを作って相場を見ています。

ザイFX!

関連ニュース

最終更新:2/28(金) 16:56

ザイFX!

Yahoo!ファイナンス 投資信託特集

最近見た銘柄

ヘッドラインニュース

マーケット指標

株式ランキング