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日本株は新型肺炎拡大の逆風と円安の追い風で方向感のない動きに

2/24 22:00 配信

LIMO

新型肺炎への警戒感から一進一退

2020年2月21日の東京株式市場で、日経平均株価の終値は、前日より92円41銭安の23,386円74銭となりました。

新型コロナウイルスの感染拡大が続いていることから、やや軟調な展開となりました。とは言ってもあらゆる銘柄がつるべ落としのように売られるわけではなく、一進一退の神経質な動きでした。

週初17日には、寄り付き前に2019年10~12月期の実質国内総生産(GDP)が発表されましたが、年率換算で6.3%と急減したことから、売りが広がりました。ただしその後は円安・ドル高などの影響もあってじりじりと買われ、19日、20日は続伸する場面もありました。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。気になるのはもちろん新型肺炎の影響です。感染拡大がどこまで進むのかといったことに加え、それにより企業業績がどうなるのか、予断を許さないところです。

一方で、米国株については、現状はやや足踏み傾向となっているものの、総じて見ると企業の業績は堅調で底堅い展開が続くと予想されています。

注目すべきはここにきて急速に円安が進んでいること。20日のニューヨーク外国為替市場で円相場は3日続落し、一時は112円20銭台と2019年4月以来10か月ぶりの円安水準となりました。21日には4営業日ぶりに反発したものの、1ドル=111円50~60銭で取引を終えています。

米経済指標が好調である一方、日本は新型肺炎の広がりで景気後退に陥るとの懸念から、ドルが買われ、円が売られました。近年は「有事の円買い」などと言われ、リスク回避に円が買われる傾向がありましたが、さすがに今回は発生源の中国に近いということもあり、それが起こっていません。

円安は日本株にとっては追い風ではあるものの、新型肺炎の影響が見えない中では積極的に買いに行けないところです。しばらくは様子をうかがいながら、個別銘柄を物色する戦略となるでしょう。

今週は国内外で重要な経済指標の発表も相次ぎます。新型肺炎の影響が出て予想を下回るようなことがあると、市場が急落することもあるので注意が必要です。

25日移動平均線、75日移動平均線をともに割り込む

先週の日経平均の値動きをテクニカル面から振り返ってみましょう。週初17日には窓をあけて下落し、25日線を割り込みました。

17日にはそれでも75日線付近で止まったのですが、18日には75日線も割り込んでしまいました。その後はローソク足の実体やヒゲが75日線にかかりながら上下する方向感のない動きでした。

今週以降の展開はどうなるでしょうか。チャートの形はあまりよくありません。先週の値動きで、5日線が25日線、75日線を上から下に抜けるデッドクロスが形成されました。

さらに、25日線が次第に下降し、75日線に近づいています。このまま下降を続けると今週あたりに75日線を上から下に抜けるデッドクロスが形成されそうです。

もう一つ注目すべきは、レンジの幅です。これまでは上は24,000円、下は23,000円の中で上下を繰り返すような値動きでした。ところがその値幅がだんだん狭くなって、いわゆるペナントのような形になっています。

ローソク足がこのペナントの中にあるときには方向感が出しづらいものです。本格的な出動は、ペナントを上下どちらかに抜けてからのほうがいいでしょう。

さらに確実なところでは、上値メドは2月6日の高値(23,995円)や1月17日の高値(24,115円)、下値メドは2月3日の安値(22,775円)を抜けてからということになります。

LIMO

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最終更新:2/24(月) 22:00

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