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【新型コロナ】“日本は感染源国”というイメージ拡散の懸念~海外にいる日本人が標的になるリスク~

2/19 20:00 配信

LIMO

2月17日現在、世界での新型コロナウイルス感染者数は7万人を超え、中国での死者数は1770人に達したという。他の国々でも感染が拡大し、死亡者があちらこちらから報告されている。今後も、感染者や死亡者の数は増加するとみられる。

広がる中国系・アジア系への嫌がらせ

そんな中、中国武漢を出発点とする感染拡大によって、これまで韓国や台湾、香港、またフランスや米国など各地で、中国系、アジア系への風当たりが強まり、差別や嫌がらせ、暴力沙汰に巻き込まれるケースが相次いでいる。

韓国・ソウルでは、韓国人と中国人のグループがすれ違いざまにすれ違いざまに肩がぶつかったことで口論になり、両者の間で激しい暴力が発生し、中国人が韓国人のグループから「ウイルスはマスクをつけろ」、「肺炎をうつしていないで中国に帰れ」などの暴言を吐かれる事件があった。

また、米国・ロサンゼルスでは、アジア系の男子中学生が同級生から暴行を受け、病院へ緊急搬送される事件も発生しており、現地ではアジア系を狙ったヘイトクライムへの懸念が高まっている。

当然ながら、こういった衝突は本来あってはならないもので、厳に慎まなければならないものだ。だが、これまでのこういった差別や嫌がらせは中国を意識したもので、日本を狙ったものではなかったはずだ。

要は、欧米をはじめとする非アジアの世界では、アジアのどの国の人かを正確に区別できない人々も多く、日本人や韓国人、台湾人なども巻き込まれてしまうリスクだった。

1段階フェーズが上がった海外邦人へのリスク

しかし、現在、海外邦人へのリスクという視点から考えた場合、1段階フェーズが上がったと言えるかも知れない。

日本における感染は、関東を中心に北海道から沖縄など各地に拡散し、中国への渡航歴もない日本人の間でも感染が広がる事態となり、中国を除いては感染最多国という状況にある。

また、クルーズ船における感染拡大と乗客の長期滞在の問題で、それに疑問や批判を呈する海外メディアも増えている。

こういった状況から、ミクロネシアとキリバス、ツバルとニウエの南太平洋4カ国は日本からの入国を禁止したが、この“長期化”はさらなる入国制限だけでなく、“日本は感染源国”というイメージを広めてしまう恐れがある。

特に、欧米諸国では、アジア系への差別や嫌がらせが相次いでいるというが、各国では、近年、移民や難民など外から来た者への排斥的な流れが強まっている。

それは、1つに極右テロ、白人至上主義テロという形で大きな社会問題となっているが、近年、イスラム教やユダヤ教権益(教徒)などを狙ったテロ事件が各国で増加傾向にある。

イスラム教徒やユダヤ教徒への事件と比べると、アジア系への事件は少ないが、彼らにとって都合の悪い存在となれば、当然アジア系も標的となる。

先月からこれまでのリスクは、アジア系ということで邦人が巻き込まれるリスクだったと言える。しかし、現在の状況の長期化は、海外邦人が直接被害に遭うリスクを高める。

そういった形で被害を被る日本人も少数かも知れないが、日本が感染源国と認識されればされるほど、海外にいる日本人にとってはより直接的なリスクとなろう。

LIMO

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最終更新:2/19(水) 22:45

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