【今週読まれた記事】攻勢開始！ 好業績＆割安中小型株の勝機を探る

　株探でその週によく読まれた記事を紹介する【今週読まれた記事】のコーナー、今週は11月23日から29日までの株探へのアクセス状況を元に人気の記事をご紹介します。

　11月相場が終了しました。衆院選の与党過半数割れ、米大統領選でトランプ氏の当選と、2つの大きな分岐点を越えて変化が続々と表れた1ヵ月でした。週末の日経平均株価の終値は3万8208円と前月比873円安。月初に4万円大台に迫るもわずかに届かず、その後軟化したものの3万8000円近辺の買いが厚く、約2000円幅のレンジを形成しています。

　12月相場の展望はどうでしょうか。「全体相場を大きく動かすようなカタリストに欠け、買い上がるにも売り込むにも難しい局面となりそうだ」と予想するのは＜相場観特集＞で見通しを伺った水戸証券 投資顧問部 シニアファンドマネージャーの酒井一氏。日本株の需給環境、米国株の調整リスク、日銀の利上げ可能性について現状を解説し、多くの方に読まれました。大きなイベントが見当たらない分、基本的なポイントを押さえることが重要になりそうです。

　米中小型の指標であるラッセル2000の動きから「上下動はあるものの11月に入り上昇に転じ、直近も浮上中であるため、日本の中小型株にもスポットが当たりはじめる」と見るのは人気相場コラム「【北浜流一郎のズバリ株先見！】 ─ 攻勢へ転じる中小型株にスポットライト！」の北浜氏。注目する中小型を複数紹介し、今週もアクセスランキングトップ6位に輝きました。

　相場コラムは今週も大人気です。トランプ次期米大統領の政策を受けて騰勢にある「暗号資産」を直近の主役テーマとして、日米の関連銘柄を挙げた「【杉村富生の短期相場観測】 ─金融セクター、暗号資産関連がメーン！」もトップ10入りとなったほか、以下の記事もすべてランキング上位入りとなっています。どの記事もお見逃しなく。

　　【植木靖男の相場展望】 ─当面は出遅れ株物色で対処か
　　秋野充成（いちよしアセットマネジメント）が斬る　―どうなる？半年後の株価と為替―
　　富田隆弥の【CHART CLUB】　「12月高のカギ握る『SOX指数』」

　　酒井一氏【クリスマスラリー実現なるか、12月相場を展望する】 ＜相場観特集＞


　先ごろ一巡した3月期決算企業の4-9月期決算発表では、中国経済の低迷などで苦戦を強いられた企業が多数あった半面、インバウンド需要や半導体製造装置など、時流を捉えて業績を伸ばした企業も多くありました。業績の好不調が二極化する傾向にあるなか、投資先の検討は今まで以上に慎重になる必要があります。「好業績中小型株に好機到来、『大幅上方修正＆割安』厳選6銘柄リスト ＜株探トップ特集＞」は、25年3月期の経常利益予想を上方修正した企業のなかから株価指標面で割安感が強く、上値が期待できる6銘柄を厳選して紹介。多くの支持を得て今週のアクセスランキング首位を獲得しました。

　業績スクリーニング記事では、24年7-9月期決算発表から“直近3ヵ月実績である7-9月期に経常利益ベースで利益倍増を達成した企業”を取り上げた「24年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ！ ＜成長株特集＞」シリーズがすべて上位入りする人気となっています。待望の〔第4弾〕も明日12月1日の19時30分に配信予定です。お楽しみに。

　　24年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第1弾〕 28社選出 ＜成長株特集＞
　　24年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第2弾〕 34社選出 ＜成長株特集＞
　　24年7-9月期【利益倍増】企業はこれだ！〔第3弾〕 29社選出 ＜成長株特集＞

　＜割安株特集＞では、「まだ間に合う、11月配当【高利回り】ベスト30 ＜割安株特集＞」が13位にランクイン。このシリーズは毎月下旬に“今から買ってその月の基準日に間に合う”という高利回り銘柄をリストアップしたランキング記事。配当狙いの投資家は要チェックです。そのほか以下の記事も上位ランキング入りとなっています。

　　【高配当利回り銘柄】ベスト30　＜割安株特集＞　11月27日版
　　10万円以下で買える、高ROE＆低PER 23社【スタンダード】編 ＜割安株特集＞
　　10万円以下で買える、高ROE＆低PER 27社【プライム】編 ＜割安株特集＞


　投資テーマ関連では、「トランプ劇場再来、予期不能の相場で光る『DOE導入・累進配当株』 ＜株探トップ特集＞」がトップ10入り。米国株の調整やトランプ政権による対外関税政策で、日本株市場が崩れる可能性は小さくありません。その対策として、記事では長期的視野に立って「DOE（株主資本配当率）目標」や「累進配当策」を導入する企業への押し目買いを狙う戦略を提案し、多くの方に読まれました。そのほか以下の記事も上位入りとなっています。

　　「チャットGPT」も進化加速へ、「AI音声認識」株価変貌期待の銘柄は ＜株探トップ特集＞
　　デジタル経済安保の要衝担う「サイバーセキュリティー」に株高旋風 ＜株探トップ特集＞
　　新成長ステージ突入、クールジャパン戦略のカギ握る「IP」関連銘柄 ＜株探トップ特集＞


　今週の株探プレミアムコラムは2記事を配信。1記事目は智剣・OskarグループCEO兼主席ストラテジストの大川智宏氏による「日本株・数字で徹底診断！」第149回「深刻化する人手不足、それでも採用も業績も伸ばすのは」。株式市場では関税強化などトランプ新政権に対する懸念が意識されるなか、国内の懸念材料として忘れてはならないのが深刻化する人手不足です。そこで大川氏は今回、人手不足が蔓延する足もとの環境下でも人材を確保し、競争力を高めている企業に注目。投資判断に活用するためのポイントとして“人手の増加率”と“売上高や利益の伸び率”を組み合わせ、業績も好調かつ人手不足を制した銘柄群を導き出しました。3ページ目には該当銘柄リストを掲載しています。プレミアム非会員の方も1ページ目が無料でご覧いただけます。

　2記事目は田中彰一氏（日本経済新聞社コンテンツプロデューサー兼日経ＣＮＢＣ解説委員）の著書「50代から輝く！『幸福寿命』を延ばすマネーの新常識」を株探ユーザー向けに加筆修正した「日経ＣＮＢＣ×株探 コラボ第3弾　『幸福寿命』を延ばす資産形成アカデミー」の第9回「“よそうはうそよ”の真偽―2025年相場先読み―」。今回の記事では年始の「日経CNBC びっくり予想」が評判の田中氏が、ファンドマネジャーやストラテジストの相場見通しに切り込み、投資のリテラシーアップに繋がる考え方や教訓を紹介していきます。

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　日々多くの発表が行われる中、重要な発表を見逃さないための定番人気記事「明日の好悪材料」と「サプライズ決算」。先週末から今週にかけて配信した記事は以下の通りです。

　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (11月22日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (11月25日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (11月26日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (11月27日発表分)
　　【明日の好悪材料】を開示情報でチェック！ (11月28日発表分)

　　★本日の【サプライズ決算】速報 (11月25日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (11月26日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (11月27日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (11月28日)
　　★本日の【サプライズ決算】速報 (11月29日)

株探ニュース（minkabu PRESS）