バイキング、臨床試験で肝脂肪量に有意な減少 株価は小幅高=米国株個別
(NY時間10:01)(日本時間00:01)
バイキング・セラピューティクス 51.79(+0.28 +0.54%)
減量薬の開発で注目を集めているバイオ医薬品のバイキング・セラピューティクスが、治験薬「VK2809」のVOYAGE試験の12週目において、同剤を投与された患者の肝脂肪量が統計的に有意な減少を示したと発表した。
VK2809を投与された患者は、52週目においても肝脂肪含有量の有意な減少を継続的に示し、ベースラインからの平均相対変化は37-55%の範囲であったという。
これらの結果は、同剤が血しょう脂質の大幅な減少により心臓保護効果をもたらす可能性があることを示す過去のデータを裏付けるものだと述べている
同社CEOであるリアン博士は「VK2809は、皮下投与および経口投与のVK2735を用いた肥満症に対するわれわれの進行中の臨床活動、およびアミリン受容体作動薬を標的とした前臨床プログラムと伴に、われわれに代謝性疾患の分野における業界で最もエキサイティングで補完的な治療薬パイプラインの1つを提供する」と述べた。
ただ、株価は小幅高での推移に留まっている。
【企業概要】
代謝及び内分泌疾患のための新規治療法の開発に焦点を当てるバイオ医薬品会社。非アルコール性脂肪性肝炎・肥満・代謝障害を対象とした臨床試験を進めるほか、高LDL-コレステロール、2型糖尿病、X連鎖性副腎白質ジストロフィー等の治療法を開発する。
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
株探ニュース(minkabu PRESS)
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最終更新:11/21(木) 0:03