欧州マーケットダイジェスト・1日 英株安・金利上昇・ドル安

5/2 2:25 配信

トレーダーズ・ウェブ

(1日終値:2日2時時点)
ドル・円相場:1ドル=157.61円(1日15時時点比▲0.30円)
ユーロ・円相場:1ユーロ=168.22円(▲0.07円)
ユーロ・ドル相場:1ユーロ=1.0672ドル(△0.0017ドル)
FTSE100種総合株価指数:8121.24(前営業日比▲22.89)
ドイツ株式指数(DAX):休場
10年物英国債利回り:4.366%(△0.019%)
10年物独国債利回り:休場

※△はプラス、▲はマイナスを表す。

(主な欧州経済指標)        <発表値>    <前回発表値>
4月英ネーションワイド住宅価格(前月比)▲0.4%      ▲0.2%
4月英製造業PMI改定値         49.1       48.7

※改は改定値を表す。▲はマイナス。

(各市場の動き)
・ユーロドルはじり高。米財務省が四半期定例入札規模を公表すると、米長期金利が低下。全般ドル売りが優勢となった。4月ADP全米雇用報告は予想を上回ったものの、4月米ISM製造業景況指数や3月米雇用動態調査(JOLTS)求人件数が予想より弱い内容となったことを受けてドル売りが活発化すると、23時過ぎに一時1.0691ドルと日通し高値を付けた。
 もっとも、米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表を控えて、市場参加者が様子見姿勢を強めたうえ、ドイツやフランスなどがレーバーデーのため休場ということもあり、商いは低調だった。

・ドル円はじり安。日本時間夕刻に一時157.99円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に上値を切り下げた。米長期金利の低下に伴う売りが出たほか、低調な米経済指標が相次いだことが相場の重しとなり、一時157.39円と日通し安値を更新した。
 ただ、FOMCの結果公表とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の定例記者会見を控えて、一本調子で下落する展開にはならなかった。市場では「米経済の底堅さとインフレ圧力の根強さを踏まえ、FRBが利下げに慎重姿勢を強める」との見方が出ている。

・ユーロ円は上値が重かった。21時30分過ぎに一時168.64円と日通し高値を付けたものの、買い一巡後は徐々に弱含んだ。ドル円の下落につれた売りが出ると168.23円付近まで下押しした。

・ロンドン株式相場は続落。FOMCの結果公表を控える中、ポジション調整目的の売りが出た。指数は過去最高値圏にあることから利食い売りなども出やすかった。原油安を背景にBPやシェルなどエネルギー株が売られた半面、アストラゼネカやグラクソスミスクラインなど医薬品株が買われた。

・フランクフルト株式相場はレーバーデーのため休場となった。

・欧州債券相場で英国債は下落した。

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最終更新:5/2(木) 2:25

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